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ドラマ 「アイのない恋人たち」 第7話で心が潤った話。

こんばんは!
日曜夜22時から放送中のドラマ「アイのない恋人たち」に絶賛どハマり中の私ですが、先日第7話が放送され、いよいよ最終回が近づいてきました。

先週の第6話とその前の第5話はみんないろんなことが上手くいかなくてすれ違ってしまったり、本音を隠して逃げてしまうような苦しい展開が続いていました。

ですが、第7話はそれぞれが自分と向き合い、本当に大切なものが何なのかに気づき、行動することで周りも変化していく、希望へのスタートとなる素敵な回でした!ウルッとくる場面が何度もあったなぁ(;;)

登場人物7人、それぞれのストーリーがしっかり描かれているからどの人物にも共感できて、全員を応援したくなってしまうんですよね。

前回、絵里加と愛、2人にビンタで喝を入れられたことで目が覚め、脚本家としてもう1度夢を追う道を選んだ真和。

今回はビンタのお返しかのように頬にアザを作った絵里加と愛。
(個人的にはどんな理由があっても誰かの顔を殴ったりビンタしたりするのは性別問わずよろしくないと思うので、ちゃんと謝罪の描写がほしいところではありますが・・・)

愛からこっそり事情を聞いた真和が絵里加の実家に再び訪ねて行って、ついにお兄さんの心を動かしたね!お兄さんと真和の男同士の夜の散歩、とても素敵なシーンでした。

お兄さんが「こう見えて昔は仲良かったんだ」って言った時、真和の表情が嬉しそうにほころんだところ、まるで自分自身にも話しかけてるかような橋の上での会話、すごく良かった。

「偉そうなこと言ってますけど、妹さんだけじゃなくて、父親にもひどいこと言っちゃったんすよ」

と、自分の発言で傷つけてしまったお父さんに対して、そして絵里加に対しての後悔をぽつりぽつりと語る真和。こんな話は多聞や雄馬にもできないけど、誰かに聞いてほしかったのかもしれないね。

きっと自分の弱みを見せたくない、という似た部分を持ってるお兄さんだから吐き出せたし、そこにアドバイスとかも必要ないけど、ただ聞いてもらえるだけで心が少し軽くなったり自分の本当の気持ちに気づけたりして、次に進めることって日常にもあるなって思ったりしました。

お兄さんが絵里加と昔みたいに仲良くなれるようにアドバイスしてあげるところも、絵里加が好きな肉まんを買って帰ってぶっきらぼうに渡すお兄さんの事情をちゃんとフォローしてあげるところも、お兄さんが寒い中、上着を着ていないから自分もそのまま着ないで手に持ってるところも、真和の本来の優しさが見える。全部ジーンとくる大好きなシーンです(*´ω`*)

「でさぁ、俺はこれからどうしたらいいと思う?」

こんな風に真和が自分から問いかけるのも、やっぱり絵里加に背中を押してほしいからで。そんな絵里加が真和を励ますためにもう1度言った「あなたなら書ける!絶対書ける!ていうか書け!自分を信じて。」の最後の台詞が「私たちを励ます物語を!」から「あなたが伝えたい物語を!」に変わってたところよかったーー(;;)

絵里加にとって、自分を励ましてくれる物語は、きっと真和が書きたい物語そのものなんだよね。純粋に彼自身が書きたいと思う作品を世に送り出してほしいとまっすぐに応援してくれる絵里加の言葉が、真和にも自信を持たせてくれる。

真和にとっての励ましてもらえる存在は絵里加で、あんたみたいなタイプがいちばん必要ないなんて嘘。次回予告を見ると、今度はお兄ちゃんが素直になれない絵里加を助けてあげるのかな?

そして、絵里加に笑えない冗談を言ったせいで「あんたに飲ませるコーヒーはないっ!」って本気で叱られて目が覚め、栞を追いかけて気持ちを伝えた多聞。

多聞の素直な気持ちを受け取った後、考えるよりも先に身体が動いて、栞がバスを降りてハグしに戻ったところ、今回いちばん泣きました。

本郷奏多くんと成海璃子ちゃんの、落ち着いているのにさみしさが涙になってポロポロとこぼれ落ちてくるようなしみじみとしたお芝居が本当に素敵でした。

ベタな展開って思う人もいるかもしれないけれど、理屈ではなく、どうしようもなく会いたくなったり、触れたくなったり、こういう心が動く瞬間を描いてくれるこの作品が大好きです。これは絵里加と真和の逆タイタニックのシーンでも思ったこと。

多聞がちゃんと好きな人と初めてのその時を過ごせて本当によかったよぉぉぉ!

そしてそして、新たなお見合い相手に正式に結婚を申し込まれたことで、それぞれの相手に長々と伝えてしまうほどに、お互いへの忘れられない想いを実感してしまう雄馬と奈美。似た者同士のかわいい2人、おばあちゃんが元気になってまた3人で仲良く笑顔で過ごせる日が来ることを願うよ。。

そして、最後にようやく晴人くんと直接向き合うことができそうな愛ちゃん。

いつの間にか絵里加って呼び捨てになって距離感もいい感じに縮まってるし
、絵里加がお兄さんに頬を殴られてアザができたこともこっそり真和に伝えるあたり、本来イジメを許せない正義感の強い愛ちゃんの性格が出ているよね。

見た目の雰囲気は全然違うけど、絵里加と愛はある意味、似た者同士の2人なんだなーってだんだん同士ような微笑ましい関係に。愛ちゃんには自立して自分の幸せを掴んでほしい。

今回のラストのモノローグは前向きで、最終回に向けてそれぞれの形で幸せになっていくことを予感させてくれるものでしたね。主題歌と福士蒼汰さんの声が本当にマッチしていて毎話、ホロッとさせられます。

残り2話で真和や多聞の気になるご両親との話も再び描かれたりするのかな?

また連ドラが書けるようになって脚本家として再出発し始めた真和。いろんな結末にできるストーリーだけど、やっぱりお互いを励まし合える存在の真和と絵里加にはぜひ結ばれてほしいー!理屈ではなく、どうしようもなく会いたくなったり、触れたくなったり、心が動く瞬間をぜひ!

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