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SF的ゲーム感想文

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簡単にハード別に記事が読める「もくじ記事」をご用意しましたのでご利用ください。 新作よりも中古ゲーム。メジャーよりもマイナーなゲーム感想文を書いていきます。
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2024年1月の記事一覧

狙撃手はつらいよ【 スナイパー ゴーストウォリアー 】(PS3)

身を潜め、敵を撃てスナイパー。それは遠距離狙撃によって後方から味方を援護する影の立役者。最前線のドンパチよりも、スコープを覗き、呼吸を止めて、敵に狙いを定めて撃つ。そんな静かな戦いが好きな人も少なくないだろう。本作「スナイパー ゴーストウォリアー」はそんな徹頭徹尾スナイパー主題のFPS。開発はポーランドのCl Games。シリーズ的には日本では未発売の一作目「Sniper Art of Victory」(Steamでは配信されているが日本語未対応)に続く二作目だ。ちなみに同じ

ネオジオ1発目は地獄の戦場【 NAM-1975 】(Arcade)

NEOGEO一本目ってコレ!?ネオジオ。80年代から90年代にかけてゲームセンターで遊ぶアーケードゲームは、グラフィック面でもサウンド面でも最先端のクオリティであり、ファミコン等の家庭用ゲームはその性能の前では足元にも及ばず、同名の移植タイトルがファミコンで登場してもその出来はアーケードとはかなりの差があった。 1990年にSNKが発売したネオジオはアーケードゲームとして展開していたゲームを、一本約3万円と高額な価格の代わりにアーケードと全く同じものを家庭でも楽しめるようにし

シンプル随一のキワモノ【 THE ミニ美女警官 】(PS2)

これは怪しい…!シンプルシリーズ。当初はボードゲームやスポーツゲームなどシンプル(簡素、単純)という意味に合ったうまさしくシンプルなゲームが発売されるが、ナンバリングが後半になるにつれて「THE 大美人」「THE ゾンビvs救急車」「THE カメラ小僧」など「シンプルとは…?」という疑念がよぎるゲームが増えていくのがこのシリーズの常。本作「THE ミニ美女警官(ミニスケポリス)」も例に漏れずにシリーズ後期に登場した疑念を持ちたくなるシンプルシリーズの一本だ。パッケージの雰囲気

鈴木 vs 世界【 鈴木爆発 】(PS1)

シュールな世界とイカれた爆弾大容量の光メディアの実装による美麗なムービーとポリゴンを携えたプレイステーションの登場は元来のゲームの表現方法をガラリと変えた。「せがれいじり」「俺の料理」など既存のゲームの考えに捉われない実験的なゲームが次から次に販売され、若きSF007少年はそんなゲームたちに心底心酔していた。そしてそんな変わったゲーム達の中に本作「鈴木爆発」もあったんだ。 ストーリーは普通の女性「鈴木さん」の目の前に次々といろんな形の爆弾が現れ、鈴木さんはその爆弾たちをドラ

それは沼の入り口【 ストライクウィッチーズ 白銀の翼 】(XBOX360)

きっかけはこのゲーム気になるゲームがある。シューティングでしかもXbox360で発売されたキャラゲーとならば遊ぶしかない。しかしキャラゲーはやはり原作を知らないと満足に楽しむことは出来ない代物、やはりここはしっかりアニメを楽しもう。本作「ストライクウィッチーズ 白銀の翼」を遊ぶに向けて、僕は原作アニメである「ストライクウィッチーズ」をそんな軽〜い理由で見始めたのである。まさかこんなことになろうとは…。 ストライクウィッチーズ。見始めたら面白いのなんの。個性的すぎるキャラクタ