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SF的ゲーム感想文

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簡単にハード別に記事が読める「もくじ記事」をご用意しましたのでご利用ください。 新作よりも中古ゲーム。メジャーよりもマイナーなゲーム感想文を書いていきます。
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2024年2月の記事一覧

極悪犯罪現場へ突入セヨ!【 Ready or Not 】(Steam)

NSPD OPEN UP!!!ここはアメリカ合衆国ロススエノス。栄えた事で夢を掴むチャンスのある街の一方、凶悪犯罪が横行しまくっているヤバい街。そんな街でもお巡りさんは日夜犯罪に立ち向かっている。この街の犯罪はスケールも武装も日本の比ではない。殺人武器麻薬の製造に輸送、人身売買に密入国斡旋、果ては無差別テロとロクでも無い犯罪が重武装して渦巻いている。 そこで我々特殊部隊SWATの出番だ。立てこもって銃さえあればワンチャンあると勘違いしてるアホどもに現実の厳しさを教えてあげよう

怒りのホノボノお掃除【 御社掃除 】(PC)

それは22年前…2002年「ゲームだったらなんだっていい、面白いとか面白くないとかそういうのはいいんだ、とにかくゲームを遊ばせてくれ!」常にゲームに飢え、そんな考えを巡らせていたボンクラの中1にとってダイソーが販売し始めた100円ゲームはまさしく突如として現れたオアシスだった。 当時実家のPC(Windows98)にはまだインターネットが接続されておらず、フリーゲームもネットカフェやテックウィン、Windows Power等の雑誌で手に入れなければいけなかった時代に、どこにで

郷愁と新発見のリメイク【 スーパーマリオRPG 】(Switch)

蘇るRPG原体験高らかにパックンフラワーが歌うCMが今も忘れられない。1996年発売されたスーパーファミコンの「スーパーマリオRPG」に当時小学生低学年の自分は完全にやられていた。そして本作がRPG原体験であった事を思い出す。プリレンダCGによる美麗で立体的なグラフィック、耳から離れない楽しくも深みある音楽とSE、他のマリオとは違うどこかシュールな雰囲気、賑やかに動くキャラクター、面白くも毒気のあるテキスト、大量の小ネタとミニゲーム。その全てが新鮮で、ワクワクして、楽しくて何

監獄!異能!怪人!【イースⅨ -Monstrum NOX- 】(PS4)

全てはこのⅨを遊ぶためにイースⅧは超楽しかった。考えられたシチュエーションで、冒険と探索、そして仲間たちとの交流が楽しく、ゲーム進めば進むほどさらなる展開にワクワクし、主人公アドル・クリスティンの魅力を遺憾なく発揮した素晴らしいゲームだった。 そんなイースシリーズ。もちろんその続編であるイースⅨも気になる…。そしてイースⅧのことを友人と話した時に「Ⅸは過去のイースを知っているともっと楽しめる」と教えてもらった…なるほど…それじゃあイースマラソンするか!!! そんな訳でイース

正義のグランドセフトオート【 THE 逃走ハイウェイ 〜名古屋-東京〜 】(PS2)

正義!正義のためならやむなし!晴らしたい無実がある。救いたい人がいる。その正義の名の下ならばちょっとの罪くらいなら許されるはずさ!…なんて建前で大暴れする映画を観るたびに「それとこれとは話が別だろ」と思わなくもないですが、まぁノリと勢いが優って最後には丸く収まってしまうしまうもんです。 そんな逃亡ものアクションがシンプルシリーズにも存在した。それが2004年発売、タムソフト開発の「THE 逃走ハイウェイ 〜名古屋ー東京〜」である。 本作は「裁判で無実を晴らすために、高速道路