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SF的ゲーム感想文

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簡単にハード別に記事が読める「もくじ記事」をご用意しましたのでご利用ください。 新作よりも中古ゲーム。メジャーよりもマイナーなゲーム感想文を書いていきます。
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#全力で推したいゲーム

【もくじ】ゲーム感想文・ハード別索引

こちらからゲームハード別で記事に飛ぶことが出来ます。 ちなみに50音順です XBOX series X / S & Xbox ONEATOMIC HEART CALL OF DUTY GHOST Ghostwire TOKYO サイバーパンク2077 SIGNALIS SUNSET OVERDRIVE Starfield STRAY 挑戦1 Kiss or Kill Telling Lies Touhou Luna Nights BIOHAZARD7 residentevi

極悪犯罪現場へ突入セヨ!【 Ready or Not 】(Steam)

NSPD OPEN UP!!!ここはアメリカ合衆国ロススエノス。栄えた事で夢を掴むチャンスのある街の一方、凶悪犯罪が横行しまくっているヤバい街。そんな街でもお巡りさんは日夜犯罪に立ち向かっている。この街の犯罪はスケールも武装も日本の比ではない。殺人武器麻薬の製造に輸送、人身売買に密入国斡旋、果ては無差別テロとロクでも無い犯罪が重武装して渦巻いている。 そこで我々特殊部隊SWATの出番だ。立てこもって銃さえあればワンチャンあると勘違いしてるアホどもに現実の厳しさを教えてあげよう

鈴木 vs 世界【 鈴木爆発 】(PS1)

シュールな世界とイカれた爆弾大容量の光メディアの実装による美麗なムービーとポリゴンを携えたプレイステーションの登場は元来のゲームの表現方法をガラリと変えた。「せがれいじり」「俺の料理」など既存のゲームの考えに捉われない実験的なゲームが次から次に販売され、若きSF007少年はそんなゲームたちに心底心酔していた。そしてそんな変わったゲーム達の中に本作「鈴木爆発」もあったんだ。 ストーリーは普通の女性「鈴木さん」の目の前に次々といろんな形の爆弾が現れ、鈴木さんはその爆弾たちをドラ

心ザワつく間違い探し【 8番出口 】(Steam)

出口なき無限の恐怖地下鉄から地上の出口までの長い道のり、階段を登っているのにまったく地上に出れず、目に映る同じ壁に同じ点字ブロックの規則的な構造に「まさかずっと続いてるのでは…?」と錯覚し怖くなることがある。 そんなちょっとした恐怖と不安がゲームになった。「8番出口」だ。 都内の地下鉄を思わせる廊下はいくら歩いても同じ構造がループし、出口は見えない。プレイヤーはいつもと違う「異変」を探し、この永遠の廊下から脱出しなければいけない。 この廊下になにか「異変」があれば引き返し、

郷愁のネット徘徊ゲーム【 餓史シャチの幸 】(Steam)

それは20年前の思い出インターネット。2000年代前半、ボンクラ中学生男子の目の前に現れたソイツはまさしくパンドラの箱だった。おもしろFlashにフリーゲームそしてエロ画像。欲しいものが次々と出てくる空間にハマらない訳がない。Yahoo!で検索して個人サイトからリンクページでさらなる深部へ、あの探索感がたまらなくドキドキしたのを覚えている。 もちろんその好奇心のおかげで顔が真っ赤になる思いや、ブラクラやワンクリック詐欺を踏んでビクビクした事もあった。しかしそれにもめげずに暗

無心になれる音楽パズル 【 ルミネス リマスター 】(Switch)

秋の夜長にルミネスを秋。あんなに暑かった夏も嘘のように涼しくなると、毎年例の如く心が憂鬱になる。気温のせいか、気圧のせいか、季節の変化とは恐ろしいもので気分は上がらないし、今考えても解決しないことが頭を巡り、普通じゃ考えもしない不安が浮かび、ちょっとしたことで落ち込む。 こんな時は経験上即時に解決はできない。気分が多少晴れるまで時間の経過を待つしかない。そんな時ゲームが助けてくれることもある。 しかし普通のゲームじゃ思考の隙間に入り込んでくる邪魔者に対処はできない。ここは音楽

見上げた星々へ...【 Starfield 】(Xbox series X)

ついに出たぞスターフィールド来たぞ来たぞ、スカイリムやFalloutシリーズでご存じベゼスダソフトワークスの待ちに待った新作RPGだ。 舞台は人類がグラヴジャンプなるワープ航行が可能になり人類が広大な宇宙に進出した未来世界。デネブ、アルタイル、ベガ、シリウス...夜空を見上げれば見える遠い星々、あのどれもに行ける、あそこが我々の舞台だ。 タイトル発表当時からワクワクしていたあのゲームがついに遊べる。楽しみすぎてアーリーアクセス料金を払い、発売当日は有給を取った。それくらい僕

サービス終了に寄せて【 ワールドウィッチーズ ユナイテッドフロント 】( iOS )

その日は突然きた。驚きはしなかった。むしろこのゲームが何故2年半以上続けていられたのか若干不思議だった。そしてこの発表には「あぁ…とうとうか。」という気持ちの方が強かった。 しかしほぼ毎日遊んでいたゲームが終わるのはやっぱり寂しい。ランキングバトルに共闘、そして衣装やカードガチャに一喜一憂し、次のイベントのキャラクターが誰か楽しみにしていたあの日々が終わるのはやはりとても寂しい。凄い寂しい。 ちなみに本作のこれまでの経緯のお話は一度記事にしたのでこちらを読んで欲しい。 こ

不可能に挑め【 パズルガールズ 】(Switch)

なんだこれは・・・。任天堂のストアを眺めていると、目を疑いそんな事を呟いてしまうゲームがある。どんなゲームかわからず、なんとも言えないクオリティの水着の女性が描かれたイラストがあるだけのサムネイル画像。 本作「パズルガールズ」は一目見ただけで嫌な予感がプンプン漂ってくる一本だ。しかし僕はタイトルの「パズル」が気になってしまった。 パズル。パズルは好きだ。一体どんなパズルだろう。ジグソーパズルだろうか...それともナンクロか、むしろ数独か...もしかしてスリザーリンク...こ

楽園の真実【 アニメパラダイス 】(Switch)

地上の楽園!正直このストアの説明を読んでも一体全体どんなゲームかわからないが、僕の想像ではきっとこのゲームは古き良きビジュアルノベル系のアドベンチャー。それにアニメというのだからこの女の子たちの立ち絵がアニメーションで動くのだろうし、パラダイスということで主人公はきっとモテにモテまくる話に違いない。 なにもわからないが想像する余地はある。正直こうやってゲーム内容を想像してる時の方がゲームを遊んでる時より楽しいって事もある。 まぁアニメでパラダイスというなら購入するしかない、

ペンゴ!ペンゴ!ペンゴ!【 ペンゴ 】(Arcade)

ペンゴ!あぁ叫びたいカタカナ三文字といえばやはりペンゴ。そんな何度口から発しても飽きない素晴らしき三文字をタイトルにしたゲーム、それがセガが1982年に発売したアーケードゲーム「ペンゴ」だ。ペンゴペンゴペンゴ。 固定画面のクラシカルな画面に踊る謎生物スノービーを氷で押し出して潰して全滅させよう。この頃のゲームはディグダグといい殺し方がエゲつないぜ。遊べばわかるシンプルで直感的な面白さ。僕が生まれる前のゲームだが、すでにセガはこの面白さを作ってしまったのだ。令和の今遊んでもこ

サイバーパンク猫散歩【 STRAY 】(Xbox series X)

猫は最高猫。それはこの世で最も素晴らしい生き物。あの完璧なフォルム、あの愛くるしい鳴き声、あのいじらしい仕草、全てが完璧。まさしくパーフェクト生命体。 そんな猫が主人公な話題のゲームが遅ればせながらもついにXboxでも8月に配信された。プレイヤーは名もなき野良猫を操作して、出会った小型ドローンと共に迷い込んだサイバーパンクな都市を巡り、はぐれてしまった仲間達の元へと帰るのが目的のアクションアドベンチャーだ。 ゲームでデフォルメの猫キャラはよくいるけれど、本作のまさにリアル志

Ⅷがシリーズへの導線となる 【 イースⅧ -Lacrimosa of DANA- 】(PS4)

イースをやるぜ!ナンバリングを重ね長年続いてきたシリーズを一から手をつけるのはやはり難しい。特に主人公が同じであり続けるイースはその最たるモノ。 シリーズの主人公であり冒険家であるアドル・クリスティンがその冒険を終え、生涯の冒険を書き綴った100冊以上の本の一冊を我々はゲームという形で体験している。 そんな彼の物語をシリーズ8作目から遊ぶなんて相当横着な気がするけど、いつまでもこの評判の良いⅧを「PCエンジン版のⅠ・Ⅱをクリアしてからの方が良いかな〜😀」なんて事を言っていた