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SF的ゲーム感想文

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簡単にハード別に記事が読める「もくじ記事」をご用意しましたのでご利用ください。 新作よりも中古ゲーム。メジャーよりもマイナーなゲーム感想文を書いていきます。
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#アドベンチャー

【もくじ】ゲーム感想文・ハード別索引

こちらからゲームハード別で記事に飛ぶことが出来ます。 ちなみに50音順です XBOX series X / S & Xbox ONEATOMIC HEART CALL OF DUTY GHOST Ghostwire TOKYO サイバーパンク2077 SIGNALIS SUNSET OVERDRIVE Starfield STRAY 挑戦1 Kiss or Kill Telling Lies Touhou Luna Nights BIOHAZARD7 residentevi

濃厚濃密九龍体験【 クーロンズ・ゲート -九龍風水傳- 】(PS1)

陰界の九龍城出現!四神の見立てを行え風水師!冒頭からさっぱりわからない冒険がはじまった。しかしそんなわからない事は本作では当たり前、これからもっとわからなくなるし、それを気にすることもなくなる。 そんな本作「クーロンズ・ゲート」は97年にSCEではなくソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)から発売されたアドベンチャーゲーム。不気味で豪華な化粧箱に、ハードカバーのブックレット、そして分厚いディスク四枚組のケースは中古ショップじゃ名物だったが、今回満を持してプレイ。これ

推理と分解で脱出!【 脱出アドベンチャー 旧校舎の少女 】(3DS)

アーク発脱出ゲームシリーズ!一体どこから火がついたのかは定かではないが、2010年代に各メーカーが家庭用ハードで脱出ゲームをこぞって販売している時代があった。もちろんハードは脱出ゲームとタッチペンで相性抜群のニンテンドーDS。 D3パブリッシャーがシンプルシリーズで脱出ゲームを出しまくっていた頃、もう一つのメーカーもまた脱出ゲームに目をつけていた。 ギルティギアやブレイブルーでお馴染みのアークシステムワークスである。意外と3DSでは小粒なゲームまで手広く色んなジャンルを作っ

PS4をスマホで捜査【 Hidden Agenda ―死刑執行まで48時間― 】 (PS4)

君のスマホがPS4とリンクする!意外と知られていないがPS4はスマホで操作出来る。(リモートプレイじゃないよ) 2017年頃にソニーが提唱した複数のコントローラーを用意しなくても、スマホにアプリをダウンロードするだけでみんなで遊べちゃう機能「Play Link」値段の高騰化激しい昨今のコントローラー業界に一石を投じる画期的なシステムは、かなり理想的だ。 しかしこの機能をご存知の方は少ないのではないのだろうか。 なんてたってこのPlayLinkに対応したゲームは日本ではこの「

それは最高の危険な遊戯【 Déraciné デラシネ 】 (PSVR)

ライトなゲームもいいけれど、そろそろドッシリ構えて遊びたい。 VRは長時間のプレイに向いてないように思っていたが、意外とそんな事もなく長時間あそべるものだった。(遊んだ後疲れが噴き出すが)なら1プレイがもっと長いゲームも遊んでみたい。 そんな時に現れたのがデラシネだ。 デラシネはSIEのジャパンスタジオとフロムソフトウェアがBloodborneぶりにタッグを組んで作られた作品。舞台は人里離れた寄宿学校。プレイヤーは止まった時間を動くことが出来る人には見えない妖精となり学校

どう足掻いても怖くない【 THE 恋愛ホラーアドベンチャー 】(PS2)

THE恋愛ホラーアドベンチャー。なにやら「恋愛」と「ホラー」が一本で両方楽しめると言う何とも良いとこ取りなお得感漂うタイトルだ。 地震が起きて取り残されるという設定が「漂流教室」っぽいから「漂流少女」なんでしょうね。 基本はそれぞれ特殊技能がある女の子1人をパートナーにして校舎を探索し、脱出に必要なモノや食料を捜索していく。そしてプレイヤーは食料が尽きないように上手く女の子に分けなければいけない。でないと女の子飢え死にしてしまうぞ。 …と難しそうに書いたが、食料はかなり

シンプル的逆転裁判【 THE 裁判 】(PS2)

トムキャット式裁判開廷!えーっと、何故シンプルシリーズが「裁判」なんて堅苦しいテーマの作品を作るに至ったかの説明はいらないでしょう。いつもの事だし。この当時、流行っていた作品を見れば一目瞭然…と言う事で今回は「THE推理」で有名なトムキャットシステム開発の「THE裁判」をレビューして行きましょう。 ザックリ本作の説明をすると主人公で新米司法官である「桃田 司(ももた つかさ)」が様々な裁判の依頼を受け、事件を調査し、裁判で勝利して行くというもの。これだけだと某有名裁判ゲーム

僕が好きな作品【 THE 鑑識官 】(PS2)

科学技術と鋭い洞察力で行け!江波識子!SIMPLEシリーズの傑作と言えば皆口を揃えて言うだろう「THE地球防衛軍」と。だけどこの「THE鑑識官」もDSで続編が2本も登場したりと、地球防衛軍に引けを取らない人気シリーズだ。そして僕的にシンプルシリーズでも一二を争うほど好きな作品でもある。 プレイヤーは女性鑑識官「江波識子」となり次々と起こっていく事件の現場検証をし、指紋や証拠品を集め、法医学や化学や物理などの専門家に物証を見せ解析してもらい、その結果から推理をし事件を解決して

SF探偵出動!【 THE 推理 ~IT探偵:18の事件簿~ 】(PS1)

大人気シリーズ第一弾!トムキャットシステム開発の看板タイトルと言えば本作「THE推理」シリーズである。プレイヤーは私立探偵となり殺人事件から宝探し、なんて事はないナゾナゾまで、ありとあらゆる依頼をこなしていく。 探偵と言えば張り込んだり、現場に行って調査をしたり、偶然事件に巻き込まれたりするのが定石だが、なんと本作では推理する場合、探偵事務所から一歩も外へ出ない。そのかわりプレイヤーはパソコンと擬似人格インターフェース(略して擬人)という高性能会話ソフトを駆使し様々な謎に挑

前後編の前だけ 【 クアンタムゲートⅠ 悪夢の序章 】 (PS1)

ディストピアの真相は・・・!「クアンタムゲート」の第一印象はいろんな意味で最悪だった。 なにせパッケージには青いハゲがデカデカと印刷されており、見るからにヤバそうな臭いを醸し出しているのだ。だけどやるのがゲーマーの性、そしてプレイしてまんまと裏切られる事になる・・・少しだけ。 内容としてはゲームではなく主に実写映像とCG映像を使った「バーチャルシネマ」らしい。選択肢や惑星基地を移動したりするアドベンチャー要素もあるけれどゲームではないらしい。 ストーリーも自分自身こういった