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【PS】ゲーム感想まとめ Playstation編

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Playstation1~5、PSP、Vita、PSVRのゲーム感想文まとめです。
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記事一覧

濃厚濃密九龍体験【 クーロンズ・ゲート -九龍風水傳- 】(PS1)

陰界の九龍城出現!四神の見立てを行え風水師!冒頭からさっぱりわからない冒険がはじまった。しかしそんなわからない事は本作では当たり前、これからもっとわからなくなるし、それを気にすることもなくなる。 そんな本作「クーロンズ・ゲート」は97年にSCEではなくソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)から発売されたアドベンチャーゲーム。不気味で豪華な化粧箱に、ハードカバーのブックレット、そして分厚いディスク四枚組のケースは中古ショップじゃ名物だったが、今回満を持してプレイ。これ

変態 vs 悪 【 HENTAI VS. EVIL 】(PS4)

まさかのパッケージ版ふとAmazonを眺めていると、意外なインディーズゲームがパッケージで売られていたりする。昨今では安価ですぐ遊べるダウンロード販売が主流になりつつあるし、パッケージ版は現物が手に入るというメリットがありつつも値段が割高なので、あえてパッケージ版を手にするのはレコード盤を買うような趣を感じる。まぁ趣味の世界なのだから全然アリな話だ。 そんなインディーズゲームたちの洒落たパッケージのラインナップに異質なゲームが混じっていた、「HENTAI VS. EVIL」

更なるターゲットを撃て【 THE スナイパー2 〜悪夢の銃弾〜 】(PS2)

新たな戦いが始まるハリーの復讐は終わった。しかし一度血で染まった手を無かった事には出来ない。ハリーはまた新たな戦いに身を投じる事になる…。 本作「THE スナイパー2 ~悪夢の銃弾~」はPS1で登場した前作「THE スナイパー」の続編だ。主人公は前作に引き続きハリーで復讐を終えた後の物語となる。もちろん今回もハリーの声優は池田秀一だ。 前作の記事はこちら 更なるターゲットを撃てゲームとしては前作とは大きく変わっておらず、シンプルに指定されたターゲットを撃つだけだ。相変わ

復讐の弾丸を撃て 【 THE スナイパー 】(PS1)

全ては復讐のためにそんなシリアスなストーリーの本作「THE スナイパー」は2001年に発売され、SOLとベストメディア開発のシンプル1500シリーズのスナイパーシューティングゲーム。 思えばこの頃、1999年に稼働したアーケードゲームのナムコの「ゴルゴ13」やコナミの「サイレントスコープ」などスナイパーライフルを使ったガンシューティングゲームが盛り上がっていたこともあり、流行りにとにかく敏感なD3パブリッシャーもその流れに乗った形なのかもしれない。 D3弾は特別仕様そんなス

監獄!異能!怪人!【イースⅨ -Monstrum NOX- 】(PS4)

全てはこのⅨを遊ぶためにイースⅧは超楽しかった。考えられたシチュエーションで、冒険と探索、そして仲間たちとの交流が楽しく、ゲーム進めば進むほどさらなる展開にワクワクし、主人公アドル・クリスティンの魅力を遺憾なく発揮した素晴らしいゲームだった。 そんなイースシリーズ。もちろんその続編であるイースⅨも気になる…。そしてイースⅧのことを友人と話した時に「Ⅸは過去のイースを知っているともっと楽しめる」と教えてもらった…なるほど…それじゃあイースマラソンするか!!! そんな訳でイース

正義のグランドセフトオート【 THE 逃走ハイウェイ 〜名古屋-東京〜 】(PS2)

正義!正義のためならやむなし!晴らしたい無実がある。救いたい人がいる。その正義の名の下ならばちょっとの罪くらいなら許されるはずさ!…なんて建前で大暴れする映画を観るたびに「それとこれとは話が別だろ」と思わなくもないですが、まぁノリと勢いが優って最後には丸く収まってしまうしまうもんです。 そんな逃亡ものアクションがシンプルシリーズにも存在した。それが2004年発売、タムソフト開発の「THE 逃走ハイウェイ 〜名古屋ー東京〜」である。 本作は「裁判で無実を晴らすために、高速道路

狙撃手はつらいよ【 スナイパー ゴーストウォリアー 】(PS3)

身を潜め、敵を撃てスナイパー。それは遠距離狙撃によって後方から味方を援護する影の立役者。最前線のドンパチよりも、スコープを覗き、呼吸を止めて、敵に狙いを定めて撃つ。そんな静かな戦いが好きな人も少なくないだろう。本作「スナイパー ゴーストウォリアー」はそんな徹頭徹尾スナイパー主題のFPS。開発はポーランドのCl Games。シリーズ的には日本では未発売の一作目「Sniper Art of Victory」(Steamでは配信されているが日本語未対応)に続く二作目だ。ちなみに同じ

シンプル随一のキワモノ【 THE ミニ美女警官 】(PS2)

これは怪しい…!シンプルシリーズ。当初はボードゲームやスポーツゲームなどシンプル(簡素、単純)という意味に合ったうまさしくシンプルなゲームが発売されるが、ナンバリングが後半になるにつれて「THE 大美人」「THE ゾンビvs救急車」「THE カメラ小僧」など「シンプルとは…?」という疑念がよぎるゲームが増えていくのがこのシリーズの常。本作「THE ミニ美女警官(ミニスケポリス)」も例に漏れずにシリーズ後期に登場した疑念を持ちたくなるシンプルシリーズの一本だ。パッケージの雰囲気

鈴木 vs 世界【 鈴木爆発 】(PS1)

シュールな世界とイカれた爆弾大容量の光メディアの実装による美麗なムービーとポリゴンを携えたプレイステーションの登場は元来のゲームの表現方法をガラリと変えた。「せがれいじり」「俺の料理」など既存のゲームの考えに捉われない実験的なゲームが次から次に販売され、若きSF007少年はそんなゲームたちに心底心酔していた。そしてそんな変わったゲーム達の中に本作「鈴木爆発」もあったんだ。 ストーリーは普通の女性「鈴木さん」の目の前に次々といろんな形の爆弾が現れ、鈴木さんはその爆弾たちをドラ

記憶を取り戻す冒険へ【 イース セルセタの樹海:改 】(PS4)

新たなるイースⅣ当時SFC版とPCエンジン版で同じ登場人物と同じセルセタを舞台にしながらもストーリーが全く違う2つのイースⅣがあった。同じタイトルのゲームなのに全く違う展開には驚いたし、お互い違う魅力があるゲームに仕上がっており、その対比が面白い二作だった。(PS2版はわからぬ) あれから時経ち2012年。PS Vitaで新たなイースⅣの物語が加わった。それが本作「イース セルセタの樹海」である。今回はリメイクでもリマスターでもない...本作は日本ファルコムが直々に開発し、

九龍はパニック地獄【 THE キョンシーパニック 】(PS2)

キョンシー!それはこの世に恨みを持って死んだ人間が腐らず人間を襲う中国に伝わる妖怪!そんなキョンシーに対抗する道士たちを描いた1985年の香港映画「霊幻道士」はカンフーとギャグ、お色気そしてオリエンタルなホラーと盛りに盛ったお子様ランチ的な作品でキョンシーブームも納得の大変面白い逸品でした。 キレのあるカンフーと餅米や墨糸など対キョンシーアイテムの数々が楽しく、子供の頃なら絶対に真似して遊んでいたに違いない、そりゃ流行るよ!ちなみにAmazonプライム・ビデオで配信中なので是

破壊の気持ち良さを考える 【 破壊王 KING of CRUSHER 】(PS1)

抑圧された破壊衝動を解き放て!やはり破壊。ものを壊すゲームは楽しい。007ゴールデンアイでも、敵キャラを倒す以上にドッカンドッカンと木箱からコンピューターまで壊すのがなんだかんだ楽しかった。まさにゲームだからこそ出来る気持ちの良いストレス解消法だ。 そして本作はまさに「破壊」に焦点を当てたゲーム。子供の頃ならこのパッケージのキャッチコピーコピー「サラリーマン、壊しまくり。」にも惹かれて買ってに違いない。そしてパッケージの裏には「究極の『ストレス発散ゲーム』」という売り文句が堂

みのもんたと奇妙な電話【 クイズ$ミリオネア 】 (PS1)

テレビより難しい?本作は2000年から2007年までフジテレビで放送していたクイズ番組「クイズ$ミリオネア」を疑似体験できるクイズゲーム。今となっては過去の番組となってしまったクイズ$ミリオネア。子供の頃は答えを考えながらワクワクしながら居間のテレビで観ていた…えっもう15年以上前なの‥.怖。 もちろんゲームでも司会はお馴染みの「みのもんた」又番組同様に「ファイナルアンサー?」と聞いてくるし、クイズ中もいろいろとコチラに話しかけてくるぞ。残念ながら問題は読み上げてくれない。

三次元テトリスは最高【 ジオキューブ 】(PS1)

プレステ版ブロックアウト!本作は真上から四角い筒上のエリアに均等にブロックを敷き詰め層「FACES」を消していくパズルゲーム。プレイステーション初期に発売された本作はまさに三次元のテトリスと言うべき内容のプレイステーション初期のゲームだ。 そしてアーケードやメガドライブなどで登場した『ブロックアウト』とはシステムはまったく同じで本作はタイトルが違うだけだ。(ちなみにアーケード版は本作と同じテクノスジャパン製、メガドラ版はEA製。) テトリスとよく似た形のブロックをX軸Y軸等