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強制二丁拳銃デスゲーム!【 ガンズ・アキンボ 】(2019)

[注意:本文はネタバレを含みます]

ネット上ではリアル殺人ゲームの配信が流行ってやがる。でも俺はといえば冴えない毎日のうさをネットのチャット荒らしで晴らす毎日。
そんな事をやってたらまずい事なっちまった。
喧嘩を売った奴がリアル殺人ゲームの運営連中だったおかげで、俺の両手は銃をボルトで固定されちゃって、殺人ゲームに強制参加さ。
追ってくるのは最強女殺し屋。さてさてどうなることやら。

まるで漫画の様な設定の一本。演じるは我らがダニエル・ラドクリフ。狙われるは必殺無双の殺し屋ギャル・ニックス!雰囲気はどこまでも軽く、エグく、下品でネオンカラーが眩しく楽しく見せてくれる。
それにどんなエグくてマズい状況だってノリノリな音楽さえあればミュージックビデオとそう変わらない!!!
こんな無茶でアホなシチュエーションが面白くないわけがない。
ただこの人ただのオタクだよ?

そんなわけで固定二丁拳銃のイカす設定は作ったものの、両手が塞がってるので着替えすらろくに出来ないし、撃てば衝撃で死ぬほど痛いからホント良い事がまるで無い!そんな哀れな男の逃亡劇はノリノリな女殺し屋と、命が軽い世界なおかげで勢いでドンドン見ていけます。ラドクリフも良いけど、やっぱりターミネーターばり神出鬼没でノリノリな殺し屋ニックスがとても良い!

しかし終盤は失速。共闘は良いけれど、理由も無くいつのまにか覚醒して強くなる主人公。勿体無いくらい雑な主要キャラの退場、あまり盛り上がれないラストバトルと映画の冒頭とは裏腹に、息切れしたかの様に後半は下り坂のまま映画が終わってしまいました。
こんな事なら銃の強化とかあって欲しかった!

そんなこんなで面白い設定のデスゲームもので、役者も良い本作。ただ後半の失速具合は残念だったけどなんだかんだ最後まで雑に楽しめる一本でしたよ。


DATA

ガンズ・アキンボ
公開年:2021年
製作国:イギリス・ニュージーランド
上映時間:98分
監督:ジェイソン・レイ・ハウデン



映画鑑賞と積みゲーの資金となります…たぶん