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イースからフェルガナへ【 イース III Wonderers From Ys 】(PC エンジン)

ストーリー
赤毛の剣士アドルは相棒ドギとの冒険旅行の最中、ドギの故郷フェルガナの悪い噂を耳にする。不安を胸にフェルガナを訪れてみると凶暴化している魔物達。どうやらこの地に伝説として伝わる魔王ガルバランが関係している様だが……。

Wikipediaより引用

ドギの地元へ...

そんなあらすじから始まるのは三作目。すでにイースを離れていてタイトルはもう関係ないぞ。そしてこの前Switch版が発売された「フェルガナの誓い」は本作のリメイク作。
今回はPS3のゲームアーカイブス版でプレイ。こちらだと「途中セーブ」が5箇所出来るので地味にPCエンジンminiより多い。なんだかんだPCエンジンのゲームアーカイブスは結構頑張ってたんだよね…。

ドギもウインク😉しちゃうオープニングが最高
そういえばⅡと本作の間にドギと何があって一緒に冒険しているのか語られてないな。

そんな本作の特徴は横スクロールの2Dアクションスタイル。なかなかアクションゲーム的なRPGは新鮮だ。でも謎解きに関しては今回はほぼ皆無で特定の場所でアイテムを使うなどの行為は一切ない。
そしてボリュームは前回が1と2の詰め合わせだったので比較するのはどうかと思うけど、それと比べるとかなり短いので結構拍子抜けしてしまう。レベル上限も16とラストダンジョンの一つ前ですでにレベルMAXになってしまうのはRPG的にはレベル上げも万全に出来ないのでちょっと寂しいぞ。

2Dアクションは迫力があるね!

アドル、もしかして調子悪い?

そして今回のアドルはスランプ時期なのかフェルガナの水が合わなかったのか、自身の冒険家としての自信を失い落ち込むシーンなどがあるのが面白い。そのせいでレベルはあの程度が上限だったのかもしれない!(適当)
ただⅡとⅢの間にⅣとXがあるのだから、君は十分立派な冒険家だよ(身も蓋もない)

エレナを助けられずかなり落ち込むアドル
ドギにも吐露っちゃうアドル

しかし今回も短いとはいえストーリーはしっかりいて、ただドギの里帰りに付き合い、人助けをするつもりがどんどん大事に巻き込まれていくのはイースらしい展開だし、この頃からアドルは狂言回し的な役割が強いですね。まぁこれがイースの面白さなのかも。ただ今回はカットインがないので演出的にはムービーシーンでしかキャラクターの顔が見れないのが残念。その代わり結構アドルが喋ってくれるので嬉しいね。

こんなことも言っちゃうアドル。やっぱり調子悪いんじゃ…。
説教するアドル。しかし相手のリアクションを見る前にドギが助けに来ちゃった…。

そしてこのPCエンジン版イースⅢ。めちゃくちゃBGMが良い。米光亮氏によるアレンジは、時代がフュージョンサウンド全盛期なこともあって非常に爽やかでどれも聞き応えたっぷり。オープニング曲も良いし、後半の「時の封印」あたりも良いぞ。ただApple musicなど音楽配信にイースⅢのサントラは数あれど、PCエンジン音源のサントラがないのは残念。(本作はCD再生でBGMが聴けるらしいので現物も注文しちゃったぜ。)

そんなことで本作イースⅢは、前作に比べるとかなりアッサリ目でしたが、良いドラマと音楽、よく喋るアドルを味わうことができました。リメイク作「フェルガナの誓い」ではどのようにアレンジされているのかも気になりますね。
そんなこんなでお次は「イースⅣ- The Dawn of Ys-」を遊んでいきます。さてここからSFC版とPCE版で話が違って、SFC版が正史になったりでややこしくなるぞこのシリーズ…。


DATA

イースⅢ Wonderers From Ys
発売:ハドソン
開発:アルファ・システム、ハドソン
対応ハード:PCエンジン、PS3
発売日:1991年3月22日(PCエンジン版)
ジャンル:アクションRPG



映画鑑賞と積みゲーの資金となります…たぶん