シンガポールCo. Ltd IT研修修了🇸🇬→日本帰国🇯🇵

純どめ文系からの海外大学コンピュータサイエンス修士にて四十路の理転。シンガポール長期在…

シンガポールCo. Ltd IT研修修了🇸🇬→日本帰国🇯🇵

純どめ文系からの海外大学コンピュータサイエンス修士にて四十路の理転。シンガポール長期在住→日本帰国。金融とデータ・テクノロジーの探究/中年の危機専門家/信長の野望の一色姉小路プレイ専門家/CFA,CMA,CAIA受験/四十路の父親業他。

最近の記事

中年佳境で短期転職、家を購入、イヤイヤ期育児等...2023年の総括と2024年の展望

(挿絵:DALL・E 3による「日本風の2023年の総括と2024年の展望」) さて、今年も年の瀬となった。バタバタと仕事をして育児をしているうちに1年が過ぎたと言った所ではあるが、以下簡単に、2023年の振り返りと2024年の展望について書いてみようと思う。例により、個人的な振り返り的な内容であり情報価値等そうある訳ではないので、そのような前提でお時間ご興味のあるかただけ以下進んで頂けると幸いである。 転職後の最初の1年2022年に日本帰国して職に就くも自身のキャリアゴ

    • 11年ぶりの日本帰国、浦島太郎感での慣れない日本暮らし、四十路中年の試行錯誤と転職...: 2022年の所感と2023年の展望

      さて、あっという間に2022年も残りわずかとなり年末モードである。2022年は個人的に11年以上ぶりにシンガポールから日本帰国をした年で、公私とも大変に忙しない1年だった。そうした事もあり、結構な長文になってしまったが今年の振り返り、所感など述べておこうと思う。 特に情報価値等はない、海外に長らく住んで浦島太郎的な形で日本に帰国した中年のおじさんの感想程度のものである。そうした前提でご理解頂けると幸いである。 大変に忙しかった2022年今年は個人的に大忙しであった。1月に

      • 11年超在住したシンガポールから日本に帰国する事に相成りました。

        NUS卒業と並んで大きな話で、そろそろ開示して差し支えない状況になったので今回は題名の件について報告したい。特に情報価値のある内容ではなく、ご報告と、後は個人の感慨等を述べた徒然とした内容である。 ○日本帰国の経緯端的には、シンガポール駐在員であった配偶者(日本人)が日本帰国する事になった、と言う至極月並みな話であり、それだけと言えばそれだけである。 パートナーについては自身よりも1周り近く歳下であり、キャリア的にも既に四十路佳境の中年の自身よりも彼女の方が大事な局面にあ

        • 中年の危機とどう取り組むか?(その3):45歳定年時代におけるアラ45歳のセカンドキャリア探し。

          過去2回で、中年の危機の症状と初期の対応策、その後長期戦にてどのように過去の自身の棚卸しをして中年以降の人生テーマを模索すれば良いかについて徒然に述べた。 今回は、その先の「45歳定年時代におけるアラ45歳のセカンドキャリア探し」について、自身の経験から述べたいと思う。遠足は家に帰るまでが遠足、四十路の海外大学院、NUSでの修士理転についても仕事に復職する所までが修士理転であるとは自身も考えていたし、恐らく「結局中年で仕事辞めて修士に行って、仕事は見つかるものなのか?」と言

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          中年の危機とどう取り組むか?(その2):子供の頃の夢、若い頃の「積み残し」に注目し、放課後の課外活動として始めてみる。

          前回は中年の危機の兆候、症状、まずは意識しておくべき対応策について述べた。 具体的には、衝動的に会社を辞めたり異性に狂ったりせずに、長期戦を覚悟してじっくりと中年以降の人生のテーマを模索して行こうと言う事であった。 さて、何だか第2回目を書く気分になったので、今回は中年の危機、45歳定年時代のセカンドキャリア模索等について、より具体的に「どう模索すれば良いのか」を書いてみたい。 ○手短で良質な参考書まずはいきなりだが、100ページ切る短い内容ながら、非常に端的に中年の危

          中年の危機とどう取り組むか?(その2):子供の頃の夢、若い頃の「積み残し」に注目し、放課後の課外活動として始めてみる。

          中年の危機、45歳定年時代のセカンドキャリア模索の手引き(その1):兆候、症状、最初に意識しておくべき対応策。

          今回は題名の話、中年の危機、45歳定年時代のセカンドキャリア模索等について、自身の体験から幾らか述べてみたい。内容についてはエッセイ風に書きながら整えて行く予定なので、ややまとまりがないかも知れない点はご理解頂けると幸いである。 ○初期段階:中年の危機の兆候まずは中年の危機の兆候がどんなものか、自身の体験から幾つか列挙しておく。 *仕事は結構上手く行っている。収益も出ている、過去の蓄積のお陰で比較的流しでもこなせるようになっている。キャッシュカウの既存ビジネスでキャッシュ

          中年の危機、45歳定年時代のセカンドキャリア模索の手引き(その1):兆候、症状、最初に意識しておくべき対応策。

          純ドメ文系中年の海外大学院理転プロジェクト、5年の総括

          さて、年末でもあるし、諸々一区切り付いた感もある。今回は題名の通りで、足掛け5年(プログラミング独学開始辺りまで遡ると6−7年)の、純ドメ文系中年による海外コンピュータサイエンス修士の理転プロジェクトについて一旦総括してみる事にしたい。例により8割がた自己満足の総括であるが、海外大学や大学院を検討の方、理転を検討の方、中年の危機の打開策を模索する方等に幾らかの参考になれば幸いである。 ○入学前の経緯のまとめ入学前の経緯については、以下にまとめてある。 2015年の自身がヘ

          純ドメ文系中年の海外大学院理転プロジェクト、5年の総括

          NUS修士課程:修士課程の最後のラスボス、ハイライト、個人的な記念碑...CS5340 Uncertainty Modeling in AI

          さて、これをもってNUS修士過程修了、その最後のセメスターのハイライト、山場、ラスボス、修士卒業記念的な位置付けで受講したCS5340 Uncertainty Modeling in AIについて体験レポートをしたい。 CS5340 Uncertainty Modeling in AIの概要 授業内容であるが、一言で言えば「ベイズとPGM (Probabilistic Graphical Model)の観点からの機械学習のやや理論寄りの内容」である。参考図書は以下の通り。

          NUS修士課程:修士課程の最後のラスボス、ハイライト、個人的な記念碑...CS5340 Uncertainty Modeling in AI

          お楽しみWeb制作講座と思って履修したら大変な事に...IT5007 Software Engineering on Application Architecture

          さて、遂に我が足掛け3年に渡るNUSの理系転向プロジェクトはひとまず終わりを迎える事になった。総括については別途書くとして、ここでは最終セメスターに履修したIT5007 Software Engineering on Application Architectureの体験記を記しておく。 IT5007 Software Engineering on Application Architectureの概要 授業概要は以下を参照。 具体的にはこんな感じである。 *javas

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          日本と主に先進国海外の学歴まわりのゲームルールの違いについての話

          今回は題名の話について記載しようと思う。 ○この話題を取り上げる背景学歴周りの話と言うのは、年収、男女関係、奢り奢られ等の話題と並んで出てくるツイッター談義でよく出てくる話題の一つである。 学歴の話題は個人的には年収や男女関係、奢り奢られ等の話題と並んでどうでも良い話題であると感じている一方で、ツイッターでの議論を見ているといまだに「日本凄い」「日本でそれなりの大学を出ていれば海外でもそれなりの扱いをしてくれて仮に海外で仕事したい等の際もそれなりの仕事に就けるはずだ」的に

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          NUSの修士クラス:31時までの徹夜の果てに...IS5006 Intelligent System Deploymentのレビュー

          はあ。怒涛の2021年上半期セメスターもこれにて終了である。出産立会い、ベビー氏との格闘と同時並行で純ドメ文系日本人が海外大学院で理転を図る、土日なし、延々と毎日10−12時間勉強、グループワークの最終課題提出の前には夜更かしや徹夜、と言うのは中年のおっさんのやる事としては中々のハードワークであり、はっきり言って会社員していた時よりも全然きついと断言出来るハードな日々であった。そうした半年弱の怒涛のセメスターも終了し、漸くひと区切りがついた。そうした事もあるので、今回は今セメ

          NUSの修士クラス:31時までの徹夜の果てに...IS5006 Intelligent System Deploymentのレビュー

          NUSで学ぶシステム構築とUML: IT5004 Enterprise Systems Architecture Fundamentalsの授業内容

          さて、IT5006のデータアナリティクスに続いて、今回のセメスターで受講したIT5004 Enterprise Systems Architecture Fundamentalsの授業内容を簡単にレビューしておきたい。 授業内容こちらは参考図書(自身にとっての当該授業の実質的な副読本)である上記を紹介するのが一番端的なのでそのようにしたい。一言で言えば、非CS専攻の生徒がシステム開発のいろはになじむためにこちらのUML入門の内容を速修する、と言うのがIT5004の授業内容で

          NUSで学ぶシステム構築とUML: IT5004 Enterprise Systems Architecture Fundamentalsの授業内容

          NUSの授業:拗らせて 長々金融にいたけれど さらば全てのエヴァンゲリオン...IT5006 Fundamentals of Data Analyticsの体験レポート。

          さて、NUSのコンピュータサイエンス修士過程、漸く怒涛の2021上半期セメスターが終了した。ここで自身のおさらいも兼ねて、簡単に授業内容を紹介したい。今回はIT5006 Fundamentals of Data Analyticsを紹介したい。 IT 5006の「IT」とはまずはIT5006の頭に付いている「IT」の解説からしておきたい。 以前に解説した通りで、IS=インフォメーションシステム、実務家向けの企業における実際のITの実装適用を主眼に置いた授業、CS=コンピュ

          NUSの授業:拗らせて 長々金融にいたけれど さらば全てのエヴァンゲリオン...IT5006 Fundamentals of Data Analyticsの体験レポート。

          NUSのコンピュータサイエンス修士の授業 その2:遂にDeep Learning!

          さて、今回は題名の通り、NUSのコンピュータサイエンス修士の授業その2、CS5242 Deep Learningである。前回紹介したIS5152同様、Graduate Certificate in Machine Learning Applicationを社会人聴講生として受講した中で受けた授業であり、順序としてはIS5152を修了後の次のセメスターで受講した。自身的にこの授業は前半のハイライトだったなと感じている。 ○CS5242 Deep Learning内容としては題

          NUSのコンピュータサイエンス修士の授業 その2:遂にDeep Learning!

          NUSのコンピュータサイエンス修士の授業内容 その1

          さて、今回はNUSのコンピュータサイエンス修士の授業ではどのような内容を習うのか?と言う点に興味のあるかた向けに、自身が既に履修済みの授業についてレポートしたい。今回はIS5152 Data-Driven Decision Makingの授業内容、自身が単位を獲得するために授業内外で学習した内容等を中心に述べる事とする。 ○「IS」って何?まずはNUSのMaster of Computingの授業名の頭についている「IS」「CS」等について簡単に述べておきたい。ISはIn

          NUSのコンピュータサイエンス修士の授業内容 その1

          NUS Graduate Certificateでは何を学ぶのか?

          さて、今後時間がある際に、NUSでの学習模様をお伝えできればと考えている。今回は手始めに、既に履修済みのGraduate Certificate in Computing Foundation I(略してGC-CF I)の内容をお伝えしたい。 ○GC-CF Iの概要と応募条件概要や応募要項については上記のサイトを参照頂けると幸いである。一言で言えば「大学学部1−2年レベルのコンピュータサイエンスの基礎を学ぶための講座」である。4科目のうちの3科目を修了すれば「Graduat

          NUS Graduate Certificateでは何を学ぶのか?