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足るを知る2023年

 私にはお気に入りのマフラーがあって、柄がとても好きなのだ。
千鳥模様に緑と黄色と赤。深みのある色で、幾何学模様のような配色のされ方が気に入っている。何年も前に買ったものだからどこで買ったのかも覚えていない。
ごわついて、巻いていても肌触りがいいとは到底言い難い。気を抜けばすぐに毛玉が出来るし、それでいてブラッシングをすればするほど毛が抜けて薄くなる。保温力なんてきっともうないに等しいそれだけれど、どうにもそれが手放せないでいる。

2017年からリゾートバイトで旅暮らしを始め、スーツケースに詰め込める量の荷物だけで生活してきた。
2023年になってようやく住むところを定めて、生活が落ち着いてきた。そんな折、改めて自分の持ち物と向き合ってみると、案外愛用している物の多さに気が付いた。

今回はそんなミニマリスト的旅暮らしをしていたアドレスホッパーの愛用品紹介である。


ファッション編

マフラー

先述したとおり、お気に入りのマフラーである。またの名を大判ストールともいう。ついているタグの文字も掠れて、かろうじて文字が読めるかどうか…というくらいには使い込んでいる。

パタゴニア・レトロX

2017年に購入した私の冬の定番品。
2月の雪深い草津温泉でも中にロンティーだけで大丈夫だったツワモノ。かれこれ7年目の相棒である。
メンズのSをオーバーサイズ気味に着ている。中に厚手のニットを着ていても余裕で羽織れて、ファスナーを閉めなければファッショナブルに着られる。もちろん防寒性を高めるためにはファスナーを閉じる。首元も守れるのでマフラーいらず。ただ耳が寒いので、パタゴニアを着るときは耳当てが相棒になる。
使いこんでいくとまるで羊かと思う程にごわついてくるので時折ブラッシングをしてほぐすのだが、そのたびに毛が抜けるのでこのままいくと消えてなくなるのではないかと不安を抱いている。
ちなみに結構薄汚れているので新品と並べるのは憚られる。防寒性を保つためには漂白剤の使用は厳禁なので、どうにかいいお手入れ方法を知りたいところである。

SAUCONY

10年ほど前に初めて購入して、一気に虜になったシャドウシリーズ。
ベーシックな黒白モデルは欠品していて(廃盤?)手に入らなかったが、最近お気に入りのグレーカラーがあったのでこれにした。

ちなみに同時期に発売された別カラー・ピンク×ベージュも持っている。確か2023年の春頃の新作だった記憶。

良いものは色違いで揃えるに限る。

IL BISONTE

現在使用しているのはこの三つ折り財布。コンパクトに、ミニマリスト的に、と行き着いたのがこれだった。使用してそろそろ3年が来る。

以前はこちらの二つ折りを使用していた。使用期間は気が付けば7年。沖縄で暴風雨にさらされて鞄の中が水浸しになり、完全に水没したも同然の状態になったが、乾かして使い続けた相棒である。
最後は沖縄の高温多湿の地でクローゼットでお休みしてもらっていたらカビが生えてご臨終となる悲しい結末を迎えた。

色はヤキヌメに限る。

コスメ編

media メイクアップベースR グリーン

こちらのグリーン下地、何を隠そう、私が初めて化粧を覚えた18歳のときから愛用している。もう10年以上も相棒なのである。
赤みを消してくれるグリーン下地は、皮膚が薄く赤ら肌気味の私には強い味方である。
愛用品が廃盤になることが多く、自分で自分のことを死神と呼んでいる私が愛用していても廃盤になっていない数少ない逸品である。

リゾバでいろいろなところ(離島や辺鄙な山奥)に行ったが、大抵どこででも販売していたのもポイントが高い。

INTEGRATE ボリュームアップマスカラ

これが何よりナチュラルな仕上がりになっていい。
私はビューラーでまつげをあげたりしないし、つけまつげで長さを出したりもしない。ほしいのはボリューム。それでいてナチュラル感。これは両方叶う。
これも辺鄙な土地でも取り扱っているところが多く、コンビニ生息率も高いので購入しやすさでヘビリピしている。

product ヘアバーム

整髪剤はいろいろ使ったが、最終的にここに戻ってきた感が強い。
お気に入りポイントは柑橘系の香り。使っていて心地がいい。バームなので髪以外に使えるのもありがたい。

ORBIS オルビスユーシリーズ

たどり着いた、私の定番とキャッチコピーをつけたくなる逸品である。

グリーン下地を使う程には赤ら肌が気になる私が、オルビスユーシリーズを使ったらその赤ら肌が軽減した。それが、私がオルビスユーシリーズを使い続けている理由だ。

長らく(5年以上)愛用しているのはクレンジング、洗顔料、エッセンスローション(化粧水)、ジェルモイスチャライザー(保湿液)だ。ラインで揃えている。

そこに最近はリンクルブライトUVプロテクター(日焼け止め兼化粧下地)とホワイトニングエッセンス(シミ対策美容液)を加えた。

公式サイト(https://www.orbis.co.jp/small/1161018/?adid=mid914_list)より

こちらは顔用なので一度で使う量が少なく、4月に購入して9月頃まで使えたので一本で半年。コスパ良い。

公式サイト(https://www.orbis.co.jp/small/1161010/?adid=mid115_list)より

ORBIS様様である。完全にORBISの回し者感があるが、これは完全に個人的な愛用品紹介である。

ルルルン フェイスパック

愛用していたのは「ルルルンピュア青(モイスト)」。近頃はどこに行っても欠品続きで私の好きになったもの(愛用品)を滅ぼす(廃盤にする)力を炸裂させてしまったかと危惧していたが、どうやら以前の3シリーズ( ピンク(バランス)、青(モイスト)、白(クリア))が統合されて新しくなったようである。

ちなみに青(モイスト)が見つけられなくて代用したのがプレシャスRED。ひたひたのシートが大好物です。

ルルルンに関してはご当地シリーズも好きで、リゾバでいろいろな土地に行った際には自分用のお土産に毎度ルルルンを買っていた。もはやコレクションに近い。

その他

アクロボール2+1

これは5年以上愛用しているボールペンである。
2+1はボールペン赤・黒に加えてシャーペンである。ちなみに3+1はボールペン赤・青・黒+シャーペンになっている。
以前の職場で契約書類への書き込みはボールペンNGシャーペン必須の現場があってその時に購入したのだが、これがとても使いやすい。

とあるリゾバ仕事中、エレベーターの扉足元の隙間にボールペンを落としたことがある。ほかのボールペンも持っていたが、これが使いやすすぎて結局同じものを通販して購入した。それほど使い勝手がいいのである。
2+1の取り扱いがない店舗でやむなく3+1を買ったこともあった。しかし青は使うことがないし、何より太さが違う。2+1が最強だ。

最近、2+1が現品限り(再入荷予定なし)として販売されているのを見かけ、数本まとめ買いした。愛するものを滅ぼす力がここにも及んでいたとは……。

薫玉堂

薫玉堂2016シリーズはお香をもっとカジュアルに楽しめるように作られたシリーズになっている。香りの種類も多く、ネーミングも多彩で選ぶ楽しさがある。

・三室戸寺の蓮
・音羽の滝
・丸の内1933
・祇園の舞妓

お気に入りの香り

祇園の舞妓は匂い袋で持っていてポーチの中に潜ませている。鞄を開くたびふわりと香るし、ポーチを開ければリラックス必至である。

ワンランク上のこちらも好きだ。伽羅が一番好きなのだが、こういう時に私の謎のセレブアンテナが働く(4種単品売りだと伽羅が一番高価)。
この4つの嗅ぎ分けで楽しいのは、和名がついているが、バニラだったり香辛料(スパイス)の香りだったり、別の呼び名で呼ばれるような香りなところだ。

余談だが、お香でいうところの白檀がアロマオイルではサンダルウッドと呼ばれるというのを知るとなんだかおもしろく思う。

アクセサリー

左のタッセルから時計回りで、
①ハンドメイドのタッセルピアス:大阪のルクアかルクアイーレで開催されていたハンドメイド市で購入。
②真鍮三日月と天然石ガーネット:平安神宮近くにあるro-jiという工房併設のショップで、その場で石を選ばせてもらって作成してもらった。
③しずく型エスニックピアス:短大時代には既に使っていたので最古参。どこで買ったのかの記憶もない。
④耳たぶに挟むタイプのピアス:INOBUNで購入。シンプルだがまとめ髪をして耳が出るときに顔周りを少し華やかにする。
⑤蚤の市で買ったアメリカで買い付けられたらしいアンティーク:平安蚤の市で購入。黒い服装のときに合わせるのが好き。
⑥金細工加工のリング型:ピアス部分の金具を付け替えて使っていた。金具の調整放棄中。スペイン旅行時に購入。

長らく愛用しているアクセサリーの筆頭はピアスだ。
なかでもキャッチ不要のフックタイプのものが好きで、手持ちのピアスの八割はそれだ。写真には写していないものもいくつかある。
最近気づいたのだが、かれこれピアスを身に着けるようになって10年以上経つが、手元に残っているのはどれもハンドメイド作品や蚤の市で買った一点ものばかりなのだ。
既製品ではない特別感なのか、不思議と手放せない良さがある。

好きに囲まれた生活

気が付けば愛用品が部屋に溢れている。
こうやって、自分の部屋に自分の好きなものが集まっていくのが楽しいと思えたのも、改めて定住暮らしに切り替えたおかげだろう。

ミニマリスト的アドレスホッパーをしていたリゾバ時代の名残か、なるべくシンプルな生活でありたいと思う。しかしその反面、好きが溢れた煩雑な部屋も、自分の城を作り上げるようで、楽しい。

かくして、足るを知ることが出来た2023年だった。

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