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そうだ、整形しよう。後編

いやはや脳が爆発したせいで随分と時間が経ってしまったね。

ごきげんよう。

というわけで、目を二重にしました。

ちなみにこれはただのオモシロレポなので、クリニックどこ!?とか担当医師だれ!?とかそういうのには触れずに居てくれると助かります。脳死で読んでください。

それでは、レッツラゴー


埋没をしよう!と決めたのはいいものの、片田舎に住んでいるため、片道5時間かけて相対的な都会に出たところでそもそもあまり選択肢がなかった。
それもあってとりあえず大手から調べていこうと思って、インターネットの海に飛び込んだ。

こういうときにリアルな声が聞けるのはやはりTwitterでの検索。
ダウンタイム(以下DT)の経過もリアルにわかるし、各クリニックの実態もある程度わかる。
おかげで今でもおすすめタイムラインには埋没に始まり骨切りとか鼻フルとかそんな単語ばかり並んでいる。

そこで一つ学習したのは、‼️大手クリニックは勧誘がヤバイ‼️ということ。あとでテストに出ます。

ははーん さては火属性だな?の顔をしながらも着々と準備を進め、クリニックの予約もとった。

ここで一つ注意して欲しいのは、時間がたくさんあって都会住みなど環境に恵まれている人はなるべくたくさんのクリニックで無料カウンセリングを受けた方がいいと思う。

私はそんなことできる環境じゃなかったのと根がギャンブラーなのと早く二重になりたかったのと整形をかなり軽く考えていたこともあって、当日そのまま施術する予約を取ったんだけどね。
良い子は真似しないでね!

そして当日。

インターネットで見たような不必要な施術の上乗せやグレードアップで料金爆上げ戦法には屈せず、雰囲気に流されることなく自分のやりたいことだけを貫き通すぞ!!!と強い決意と共にクリニックに向かった。
ちなみにこのとき想定していた金額は15万ほど。

10時頃に到着し、カウンセリング開始。
綺麗なお姉さんと個室で2人きり。
美容整形のカウンセリングってなんかちょっと緊張でうまく話せなさそう…と思ってたけど、結論から言うとめちゃくちゃ優しかったし親身の極みだった。今でもその綺麗なお姉さんには感謝している。

「理想の二重はどんな形ですか?末広、MIX、平行の希望などあれば…」と聞かれたが、わたしの中では『こんな二重になりたい!』というよりは『私の今のポテンシャルで埋没するならどんな二重なら可能なのか?』という疑問の方が大きかったので正直にそう伝えた。
なんなら激オモ一重から埋没で平行二重になるのは不可能だと思っていた。
あと『末広と平行はわかるけど、MIXってなに!?』となっていた。

そしたらお姉さんは「わかりました!では、可能か不可能かは一旦置いておいて、軟骨さんが素直にこうなりたい!と思える二重をまず教えてください」といろんな症例を見せてくれた。
その中に理想的な二重があったので、「可能かどうかを別としたらこういうのがいいです…」と伝えられた。
「なるほど、MIXですね!」と言われ、『これがMIX…………なるほど…………人生は常に学び…………』とインプットした。どうやら末広型と平行型がMIXした形という意味らしい。

「あ、あとできるだけ会社の人にバレたくないとかそういう希望はありますか?」と聞かれ、「いえ全くありません。むしろこの連休で整形してくるわ!って宣言してきてるので…」と言ったらお姉さんがめちゃくちゃウケてて良かった。「かっこいいですね!!!」って褒められて嬉しかった。
ちなみに社長も未だに「目、いい感じに仕上がったね☺️」とか褒めてくれる。面白会社すぎるのよ。

「では実際の施術の話をしていきますね」と、具体的な施術内容の話が始まる。

「結論から言いますと、軟骨さんのなりたい二重の形は埋没で実現可能です」

まじで!?!?!?!?!?
このこんもり盛り上がった肉塊に切れ目を入れただけみたいな激オモ一重が!??!!?!切開せずに!???!!?!と大興奮したのをすごく覚えている。

「ただ、それには…」と始まり、要約すると

・瞼の脂肪を除去する施術が必要
・同じ埋没でも点止めでは思ってたのと違うデザインになる可能性あり、線止めがオススメ

ということだった。

そして、理想の二重を手に入れるために必要な上記の施術を合わせると想定してた3〜4倍の金額だった。

イ ン タ ー ネ ッ ト で
見 た や つ じ ゃ ん


これ進研ゼミでやったやつ…!!!
と脳内は一瞬で冷静になった。


冷静に考えたんだけど、そもそも私は自分の理想のためなら金に糸目をつけない人間なんだったわそういえば。そのおかげでのちのち良い結果を生むことが多い人生だから、割と自分の好きなところの1つだし。

まず瞼の脱脂は元からやる意味があるならやりたいな…と思っていた。私レベルの極厚まぶたなんてそういないし。

そんで無駄に高い埋没は無駄!ぼったくり!というのも散々見た。でもどっちが確実に自分の理想に近づけるかって考えると、かなり悩ましかった。
この先何年も使えるものって考えるとたかが10万円くらいをケチってこの先ずっと『やっぱりあのとき…』って後悔し続けるのは絶対に嫌だと思った。
幸い予算が何倍かになったところでローンを組む必要もないし生活に困ることもなかったので、そこは気が楽だったかもしれないな。こういうときのために一生懸命稼いできたんだもの。

お姉さんは『絶対に高い方を勧める!』って態度ではなくって、なんなら「点止めの埋没でも十分綺麗な二重は作れますよ」と言ってくれていた。でも私は自分の欲望に素直なので、「でも点と線だと、デザインの幅って…?」と聞くと「天と地ほどの差はあります」とまっすぐな目で答えてくれて、そこでスッと決断できた。


“やっちゃえ”
NANKOTSU


その後担当医師と話して色々試しながら目指す二重の形を決めた。
ちなみにここでも顔の良い医師を引き当ててしまい、余計な緊張があった。
ここでは大沢たかお(仮)にしておく。

施術開始。
オペ室?みたいなところに寝かせられて鼻に笑気麻酔のやつを挿された。
看護師さんに「ふわふわ〜っとしてきますよー」と言われ、しばらく深呼吸していたけどイマイチそのふわふわがわからずにいた。
酒に強いせいか…?もしかして効いてなくて全然痛み和らげてもらえてなかったら…?とちょっと震えた。

でも私には根拠のない自信があった。
今までの人生、かかったことのない診療科はないと思うし色んなところで色んな痛い処置を乗り越えてきた。

幼子だった頃、親に「注射とか病院でされる痛いことはジッと耐えることで1番スムーズに苦痛から解放される」ということを教えられて『確かに…』と納得して以来、大人になった今でも実践し続けているし、おかげで痛い処置には耐性がついた。

瞼への麻酔を刺すときとか施術中に力を入れてしまうと腫れがひどくなったり内出血したりするって読んだし、いつも通り気楽な気分で行くか〜と思っていた。

大沢たかお(仮)が入室し、いよいよ始まった。
「瞼に麻酔しますからね〜」と言われ、キタキタ〜と思って少し身構えてたら、ちょっとチクっとしたくらいで終わった。え、雑魚…?
笑気麻酔ってもしかしてすごいのかな…?
親知らず抜歯時の歯茎への麻酔の方が300000000倍痛いじゃん……

「トントンしますからね〜リラックスしてくださいね〜」と看護師さん2人が両サイドから赤ちゃんを寝かしつけるようにトン…トン…としてくれた。なにそれ毎晩やってくれ。

まず最初に瞼の脱脂が行われた。
基本目は瞑りっぱなし。
「少し引っ張られる感じするよ〜」と言われて、確かにたまにクイックイッと突っ張る感じがしたけど痛みはもちろんゼロ。
2〜30分くらいで終わったかな?

ここまでは良かった。なんの苦労もなく寝てるだけでいいなんてサイコ〜とすら思っていた。

そしていよいよ埋没が始まる。
「瞼を裏返すので、変な感じしますよ」と教えられたものの、瞼を裏返す…?小学生の時にふざけてやってた男子がいたけどわたしの目でもひっくり返せるの…?と素直な疑問が浮かんだ。
そしたらいとも簡単にひっくり返されて、めちゃくちゃ変な感じがした。素直にウワァ!なにこの感覚キモチワル!って思った。

そして私が施術中、1番辛かったこと。

「目線は常に自分のおへそを見るように、下を向いていてください。顎は下げずに目線だけです。」

最初は良かったのよ。
オーケーオーケー、そのくらいおやすい御用よ。と思って言われた通りにしてたんだけど、だんだん自分の目がどこを向いてるのかわからなくなってくるの。まじで。
下!下!下を見る!って思うと無意識に顔ごと下向こうとしちゃって、何回か顎の角度戻されてさ。


む、むずかし〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ


終わる頃にはなんかもうドッと疲れちゃって。
脱脂も合わせてちょうど1時間だった。
目線だけ下見るのうまくなったかも…と無意味なスキル習得を実感していた。
整形って受ける側にもコツ必要なんだね…

そして出来栄え。
鏡見てみてください!と言われ、自分の顔を見た。

ふ、ふ、ふ、二重だぁ〜〜〜〜〜〜〜

しかもぱっちりMIX二重のなりたかった形そのものだぁ〜〜〜〜〜〜

まさに感涙。
泣いたら腫れるから泣いてないけど。


自分の中で数少ない大嫌いだった部分、重たい一重の目。

整形前でも化粧した自分の顔は割と好きだったけど、それでも奥二重が限界だったあの目。
アイシャドウは茶色しか選択肢がなかったあの目。
まつ毛の間を埋めるように描くアイラインが無意味だったあの目。
どんなに頑張って自睫毛をあげてマスカラでガチガチにしても全く意味のなかったあの目。
デート中でも化粧が崩れて奥二重が一重になりかけたりつけまつげが剥がれかけたりするのが心配でトイレに行くたびに顔面チェックが欠かせなかったあの目。


さよなら、あの目………


てか施術直後ってこんなに腫れないの!??!!?ってのは結構衝撃的でした。
でも上を向くと糸が突っ張る感じが結構いずかった。

そしてその日の夜には
立派なガチャピンになりました。

施術直後とその日の夜


1週間くらいで、夜はだいぶ晴れが落ち着くようになったよ。

6日目夜と7日目朝
朝はどうしてもガチャピン



そして今、約3ヶ月が経ちました。

結論的には、本当の本当に


施術当日から2週間くらいはかなり幅広い状態が続くので、徐々に幅が狭まっていくのは事前にわかっていたものの、本当にちゃんと狭くなってくれるの…?という不安は正直結構あったな。
Yahoo!知恵袋とかで同じく幅狭くなるのか不安になってる人の質問ページとかめっちゃ見てた。回答者の人たちみんな優しくてヌクモリティだった。

3ヶ月経った今はめちゃくちゃ狭くなって目指していた理想の形になりました。
そうなると『これ以上狭まらないでくれ…頼む…!』という想いはどうしてもついてまわります。

でも、本当に人生の楽しさが100倍くらいになったからさ。
まじで安い買い物だったなって今は思ってる。

もし仮に数万円の2点止めだけでも今の形になれたとしても、全く後悔はないよ。本当に1ミリも。
だってそればかりは実際にやらないと誰にも結果はわからないんだもん。

もしもこれでめちゃくちゃな施術されてたら、悪徳クリニック!詐欺!悪質な勧誘!!絶対みんな行かないで!!!って気持ちになってたのかもしれないけどね。


私は結果が全ての人間なので、本当に最高でしかなかったです。

あとは何年もってくれるか…
それだけが心配なところ。
結果が出たらここでちゃんと報告するね。

ちなみに人間って基本的に人生で3回までしか埋没できないらしい。
だから永久保証!っていってても、結局はあと2回分好きなタイミングでやりなおせますよって意味なんだそうだ。
綺麗なお姉さん、ちゃんと事前に教えてくれてありがとう。

そしてこれは余談ですが、化粧楽になるから時短になるだろうな〜!二重のり代もかからなくなるからお財布に優しいな〜!って思っていた時代が私にもありました。

現実は、化粧が楽しすぎて逆に時間伸びてます。
アイシャドウの色味で遊べることが嬉しすぎて、すぐ持ってない色買っちゃうのでお財布に厳しいです。

でも、本当に楽しいです。嬉しいです。
目がかわいいって最高です。


もし決断できずに悩んでる人がいたら、どんな形であれ自分が納得する答えを見つけて欲しい。
世の中本当に色々な選択肢があるけれど、とにかく自分の気持ち優先で。自分がやりたいことを自分がやりたいようにやってほしい。


ちなみに今現在

すっぴん
化粧1
化粧2





〜軟骨コソコソ話〜
脳が爆発して頭が腫れて右目が開かなくなったとき、『埋没終わったな…』と思ってたら全く取れてなくて結構感動しました。二重の変化を日々見るのは結構入院中の生きるモチベになってました。

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