見出し画像

俺は2021年を同人誌づくりに捧げる

2021年になり、すでに1週間が経ちました。
年齢のせいなのか、年々時間の経過を早く感じます。

2019年の夏に、足を滑らせて落ちた三国志の沼にも、気づけばもう
1年以上浸かっていました。

放熱のために設けたTwitterは、いつの間にかフォロワー数が5,000を超え、
ついには親に垢バレするというショッキングな出来事にまで発展しました。
時間の流れ、そして現実は残酷です。

このときはまだ、横光先生の漫画(文庫版)も10巻まで読んではいませんでしたが、今では全30巻を読了、そこから蒼天航路、SWEET三国志と手を広げていきました。
蒼天航路では賈詡と張繡どのがお気に入りとなりましたが、自分の最推しは、変わらず横光先生の曹操のままでいます。

今年の目標という名の宣言

年の始めはその一年の目標を、ついその場の勢いで立てたくなるものですが、そんな自分も酒に酔ってたせいもあり、ポロッとこんなことをつぶやきました。

薄い本…己の煩悩を形にした冊子であり、通称同人誌と言われるものです。

自分はこれまで、趣味で一次創作(オリジナル)の漫画を気まぐれで描いてはいましたが、同人誌を作った経験はありません。

初めては一次創作…オリジナルがいい…
そんな理由からずっと頑なに同人誌童貞を守り続けてきたわけですが、
人から「そろそろ三国志で作らないのか?」と言われるようになり、
「好きな作品で同人誌童貞を捨てるのも悪くないか」
と考えを改めると共に、フツフツとある思いが頭をよぎるようになりました。

周りの友人を沼に突き落として沈めたい

自分の周りには、2019年の三国志展へ誘ってくださった2名以外、
三国志をよく知る人物はいません。

けれど、僕がアカウントを設けておかしくなっていることはわかっており、
会うたびにその事について、話を振ってくるようになりました。

友人の中には同じように横光先生の漫画を読み出す者もいましたが、
冊数と情報量の多さに圧倒され「そこまで辿り着けない…」と序盤で脱落していきました。

友人の脱落を少し寂しく思いましたが、言われてみれば舞台が乱世ということもあり、イベントが盛り沢山過ぎてメインディッシュの前に満腹になってしまうのもわかる気がします。

そこでふと、

自分の好きな話を、おたく目線でハードルを低く描き換えたら、また原作を読みたくなるんじゃないか?

と思うようになったのです。

友人に、もし僕が三国志の同人誌を作ったら読むか?
と聞いてみたところ、原作がわかるようになるなら読んでみたいと答えたので、それなら少し、頑張ってみようかなと思い至ったわけです。

個人の性癖から読む三国志

同人誌制作は、狂人でしか成し得ることのできない孤高の行為だと自分は思います。
自分は横光先生(と吉川英治先生)の三国志が大好きなので、
正気に戻る前にこの想いを、誰かに託してから散りたい、そう願ってやみません。

この薄い本を作りたいという発言は、実は昨年末からfleet機能にて、こっそり吐露していました。
それがツイート、そしてブログへと残る形で展開していったのは、
迷いと退路を断ち、なんとしてでも発言を実現させるという意思の表れです。
なぜなら、こうでもしないと挫折しそうだから。。

とりあえず、描きたい題材が3つあるので、今年1年は己の煩悩と正直に向き合って、創作に時間と労力を費やして行きたいと思います。

おしまい

おたくをするには何かとお金がかかる