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CDで音楽を聴くこと

たまに、家で一人、夜な夜なCD音源をヘッドフォンで聴くと、あの時の感覚が蘇ってくる。音に、言葉に、歌に、圧倒されて、飲み込まれて、僕の中を支配する。響き渡ってその音楽に集中する。その音楽のことでいっぱいになる。その音楽の乗って、宇宙に行ってる。これ宇宙に行ってるよ。

僕は思い出す。この音楽に生かされていたんだと。この音楽が、大好きだったと。

聴き流しすぎていた。本当に音楽に対して失礼だったと恥じた。

このアルバムのつながりが大好きなんだ。アルバムで聴かないと解らないんだ。M1〜M12まで聴かないと。

手には歌詞カード。ジャケ写はよく見ると、こんな表現されてるんだとか、歌詞のセンテンスこの区切りなんだとか、メンバーの写真かわいいなおい、とか。アルバムのタイトルも、手元で見てないとこんなに深く考えたり気づいたりしない。

デジタル過ぎない物は、物体にくっついているアートである。だから自由は利かない。PCに取り込むのも時間がかかる。時間が勿体無い。

だから無駄な時間が必要なんだよな。

大事なことを思い出させてくれるし、やっぱり大事なことは変わらないんだ。

この時間が時折あるから、僕はずっと音楽を聴いて生きていこうと思うし、生きていくんだと思う。そう思う。

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