AmazonFlexユニオン(アマゾンフレックスユニオン)を結成します!~持続可能で安心して働ける社会を目指しています~

アマゾンフレックスドライバーの状況

 ネット通販大手アマゾンは、軽貨物車や軽乗用車を所有していれば誰でも配送ドライバーになることができるAmazon Flex (アマゾンフレックス)というプログラムを拡大させています。ドライバーが働く時間を選択できるため「自由な働き方」とされています。
 しかし、配送を担うドライバーは個人事業主であり車両やガソリン代、保険料などの経費を差し引くと賃金水準は低く、また、どのようにして報酬が決定されるのかの仕組みは明らかにされていません。そのため、経済的に極めて不安定な状況に置かれ、生活のために長時間労働やダブルワークを余儀なくされています。
 ドライバーは日々、配送の技術を磨いていますが、アマゾンから要求される荷量は増える一方で減ることはありません。配送中はスピード重視になるため全国的に事故が多発していますが、個人事業主であるがゆえに労災の対象外となっており、配達中の怪我も自身で負担することになっています。また、明確な理由を示されないまま突然アカウント停止に追いやられる可能性もあり、常にアマゾンの評価などを気にしながら追い込まれて働かざるを得ません。

労働組合を結成します

 労働組合とは、労働者が自主的に労働条件の改善や経済的地位の向上を目的として組織する団体です。ドライバーの生活や安全に配送するという権利を守るために、会社と対等に交渉できるユニオンの存在が必要不可欠です。近年、ウーバーイーツや、アマゾンデリバリープロバイダでも見られるように、個人事業主であっても労働組合の発足・加盟することができます。
 私たちは近く、アマゾンフレックスで働く配送ドライバーの組合・AmazonFlexユニオン(アマゾンフレックスユニオン)を発足させ、アマゾンジャパン合同会社に対して要求書を提出します。主な要求内容は、1)最低支払報酬の引き上げ、2)労災の適用、3)報酬決定やアカウント停止などに関わるアルゴリズムの開示です。

世界的にもドライバーの労働運動が活発化

 近年、世界中でもドライバーによる労働運動が活発化しています。2023年には、アメリカ物流最大手であるユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)のドライバー約35万人が、ストライキを構えた結果5年間で200万円以上の賃上げを会社に約束させています。また、同年5月にはカリフォルニア州の委託企業で働く84人のドライバーがアマゾンとの直接交渉を求めてストライキを打っています。日本国内でも配送ドライバーやギグワーカーが労働環境の改善を求めて組合結成が相次いでいます。

 個人事業主ドライバーの労働環境の改善に一緒に取り組んでくれる組合員を随時募集しております。当ユニオンに加入したい方はぜひご連絡ください!

連絡先

電話番号:03-6804-7650
(平日17~21時/日祝13~17時 水曜・土曜休み)
メール:info@sougou-u.jp
公式LINE相談:ID: @437ftuvn
https://lin.ee/2GhRzJZ


総合サポートユニオンの活動を応援してくれる方は、少額でもサポートをしていただけると大変励みになります。いただいたサポートは全額、ブラック企業を是正するための活動をはじめ、「普通に暮らせる社会」を実現するための取り組みに活用させていただきます。