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【文理開成高校】鈴木淳校長は厚顔無恥な回答をやめ、責任を持って生徒の事を考えてください。

4月28日に開催された第一回団体交渉では、過労死レベルを遥かに超えた長時間労働や鈴木淳理事長兼校長(以下、鈴木校長)による日常的なパワハラ、残業代未払い、教育機関として問題に思う点について話し合いました。

以下は今回の団体交渉での論点ついてまとめたものです。

とても誠実な回答とは言えないものでしたので、学校には、問題があった部分については問題だったと真摯に認め、早期に改善をして欲しいです。

◆教員の労働問題

・時間外労働も勤務時間だと認めてください!

非常に少ない職員数で学校を運営しているために、教師の就業時間外労働はもはや日常と化していました。さらにこれによる残業代支払いもなく、労働時間を管理するシステムもありませんでした。

この事について鈴木淳校長に問うと、「出勤簿に押印という形で把握・管理している。」と回答がありました。ですが実態は出勤している事の確認が出来るだけで、具体的な時間の管理をしていませんし、その上36協定も締結しておらず、校長は違法残業を職員に強いていました。

・学生寮管理と部活動指導はボランティアではありません!

団体交渉で校長は、学生寮の管理をしている時間も、部活動指導の時間も労働時間ではないと言いました。

文理開成高校の学生寮は教員が代々管理を行ってきました。寮監督を担当するという事は、24時間生徒の命を預かる事と同義だと主張した事に対して、鈴木校長は「寮を頼むよとは言ったが、寮の事は知らないので何を頼むのかまで考えて発言した訳ではないから、寮管理は業務ではない。」と珍回答。

さらには部活動に関しても、「生徒の人数も少ないし、1つの部活も部員が数える程であり、校長まで部活動の事が伝わって来なかったため部活の内容を知らない。」とあまりにも校長とは思えない回答をしました。その上、生徒が部活で怪我をしたら、という質問に対して、「答える義務はない。ノーコメント。」と開き直り。学校が掲げるのは少人数で行き届いたの教育環境のはず。立案した校長自身がこれを守れていなかった事が露呈しました。

・雇用契約書を出さないのは違法です!

現在も勤務している非常勤講師のCさんは、昨年9月の着任時に雇用契約書を交わしていませんでした。契約書を出す事は社会ではあまりにも当たり前。そういった当たり前も文理開成高校ではできていませんでした。団体交渉で作成するように要求すると違法である事を認め、取り交す事を約束させることができました。

◆教育機関としての問題

・養護教諭を早急に置いてください!

文理開成高校には現在、養護教諭がいません。高校には養護教諭を置かなければならない法律はありませんが、通常、ましては全日制ならいて然るべき。生徒が体育や部活動で怪我をしたり、急に体調を崩したりしても誰も対応する人がおらず、安全面でかなり問題があります。ですが鈴木校長の回答としては、贔屓にしている病院があるから心配はないとのこと。軽い頭痛や腹痛でわざわざ病院に診察してもらえという事でしょうか。学校長として思慮のある発言とは思えませんでした。

・存在しないコースで受験生を騙さないでください!

看護師志望の生徒対象の看護コースは名ばかりで、看護師になるための講習会等は行われていません。生徒も「看護コースがあるから入学したのに、それらしいことはなにひとつやっていない。騙された。」と話しています。団体交渉では「看護コースは病院の関係者と会うなどしています。」と話をしていましたが、実際のコースとしての中身はゼロです。鈴木校長は生徒の本音を聞ける関係を築けているのでしょうか?

・存在しない部活で生徒を騙さないでください!

文理開成高校は、存在しない部活動を学校パンフレットに掲載し、受験生を騙して入学させていました。今年度の例では、柔道部生としてスポーツ特待生を入学させたものの、実際には柔道部は存在していないという「部活動詐欺」が行われました。この事について鈴木校長に問うと、「そんな事実は初めて聞いたので、改めて保護者には説明する。」の一点張り。学校が生徒を騙して将来を潰す事など言語道断です。

◆第2回団体交渉を6月上旬に行います!

第1回目の団体交渉だけでも、どれほど鈴木淳校長が職員と生徒の事を無下に扱っていたのかが明るみになりました。今回でさらに浮き彫りになった問題点を踏まえて、次回の交渉ではこれまでの議題に加えて、以下のポイントにより焦点を当てた議論を予定しています。

教員にとっても、生徒にとってもより良い環境作りに向けて、私たちは頑張ります!応援をよろしくお願いします!

・人手不足のために毎日変わる授業の時間割変更の対策をし、安心して授業が受けられる環境の徹底
・医学部や公立大学を目指す生徒のための授業力改善への取り組み
・部活動詐欺をやめ、誠実な受験生の募集
・36協定締結をし、客観的に職員の労働時間を管理するシステムの導入
・鈴木淳校長による職員への日常的なパワハラ、抑圧的な言動の改善
・職員の体調管理と安定した勤務のためのカウンセリングの実施
・学校HPに退職した職員の顔写真を使うなどの肖像権の侵害の改善

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