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小学館歴史漫画「少年少女 日本の歴史」

突然ですが漫画です。

「日本の歴史に興味持ったんだけど、何から読んだらいい?」と聞かれたとき、だいたい最初にこれを薦めます。よっぽどニッチな、というかこの本にも書かれていないようなテーマについて聞かれたんでもない限り。

それくらい親切かつ中庸、さらに詳細に書かれている「日本通史」で、通史そんなに読んだわけでもないですが、これ以上のものはちょっと思いつかないです。ただ、子供が読む用のものなので出典とかはありません。なので、ここから深追いしたいとかには向かないんですけど、ここから調べられるような内容だったらだいたいダイレクト検索とかでいけるんじゃないでしょうか。

小学校のとき、教師に「鎌倉幕府の4代目将軍の名前は?」という意地悪な宿題を出されました。私は家にある本をひっくり返して、義経記や平家物語に書いてないのは当然なんですが、その解説とかにもないかなーとか。大学生の兄の日本史の教科書とかも見たけど書いてなくて。そしたらこの漫画にはさらっと正解が書いてありました。

「史実」の扱いについても、特定の思想や学説に依拠することなく、基本的には両論併記しています。私の手元のものは版が古いので、若干現代の定説や呼称とは違う内容が含まれていたりもしますが、新しいものはどうなんでしょう。

未だに「ちょっとここの時期の記憶に空白があるな」とか言うときに覗いてみたり、あるいはある程度理解している時代について「この時期についてはどういう描き方をしているのだろう」という「答え合わせ」をしてみたりと、一生物の使い方ができるオススメの日本通史本です。


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