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「対話」のつもりがついつい「指示」になってしまっていませんか

こんにちは。
「難しい」を「易しい」に変える伝え方ナビゲーター 深谷百合子です。

最初にお知らせです。

『賢い人のとにかく伝わる説明100式』のオーディオブック版が、本日4/22(月)よりAudibleにて公開されました!

通勤や家事の合間にご活用くださると嬉しいです。


「品質問題が起きていて一刻も早く解決しなければいけないのに、部下が動いてくれないんです。やることも、やり方も教えているのに……。どうしたら動いてもらえるでしょうか」

そんな切実な悩みを聞いてきました。

愛知県内にある自動車関連メーカー様での研修にオブザーバーとして参加したときのことです。

それは、昨年管理職になった方を対象にした研修でした。
研修のテーマは「個を生かすコミュニケーション」

1年を通して行われる研修ですが、このときは「部下との対話」についての学びと実践を中心とした内容でした。

今の管理職って仕事は忙しいし、部下との接し方にも気を使うし、なかなか大変ですね。

「1on1」、つまり1対1での部下との面談でも、「思うようにいかない」「結局時間切れになってしまう」などの悩みがたくさん出ました。

こちらの会社では「対話」を積極的に推進しようという方針があるのですが、「対話」というのがこれまたなかなか難しいようです。

どんな問いかけをしたらよいのか……。
そこに皆さん悩まれているようでした。

冒頭でご紹介した悩みは、私とペアワークでご一緒した方のもの。

「やり方も伝えて、部下もわかったと言ってくれるんですけど、やってくれないんですよね……」

こんなとき、あなただったら部下にどう問いかけますか?

「なんでできてないの?」のように、「なぜ?」を聞いても、状況は打開できません。

むしろ相手は、責められていると感じてしまいます。

こんなときは、「どこにつまずいているのか」「何が解決したらできそうか」のように、「どこ」「何」を聞くといいですよ。

ひょっとしたら部下は、「わかった」つもりだったけど、やり始めてみたらわからないことがあるのかもしれないし、他に仕事を抱えているとか、プライベートなことで問題を抱えていて仕事どころじゃない状況にあるなんていうこともあるかもしれません。

実際、ペアワークでご一緒した方は、「何につまずいているのか、それは詳しく聞いたことがなかったです」とのことでした。

「対話」って、ある意味「辛抱」が必要です。

忙しくてお互いに時間が限られる中、どうしても手っ取り早く解決したいし、「こっちから教えた方が早い」「自分でやった方が早い」と思いがち。

結局「対話」のつもりが「指示」になってしまって、部下の行動も変わらないままになってしまいます。

まずは「どこ」「何」を聞いて、そこを掘り下げていきましょう。

「たとえばどんなとき?」
「具体的に言うと、どこが?」
「何が解決したらできそう?」

「こうすればいいんだよ」と言いそうになるのをグッとこらえて問いかける。

ぜひやってみてくださいね。


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