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植物が育つ土づくり

植物が育つに限定して話すと
植物が育つために重要になるのは
窒素(化合物・以下略)
次いでリンといわれている。
実際にはそれ以外の要素(カリウムとか亜鉛とか)も必要と言われている。
(ここを大事にして開発されたのが「化学肥料」)

最近の僕の学びとしては、これらを吸収するには、直接取り入れることが出来ず、それぞれの養分を化合して別の形(アミノ酸とか)にして吸収しているのが現実。その化合を行っているのが微生物という構造。

なので、植物が育つには土が大事、土を作る、ということが言われるけど、それは実際には土そのものを作るではなく、土の中の微生物を育てるのが大事ということになる。

微生物についても無数の種類が生きていて、活躍した結果栄養になっているのですが、微生物を活性化させるために重要な要素が「空気」「水」となる。これが好気性微生物、嫌気性微生物と呼ばれるものです。

なので、一番大事なことは3つとなると思ってます。
「空気」「水」「養分」です。
そして、子育てと同じように、単に与えていると、「与えられるものだ」と誤解をしてしまい、依存して、つまり自立が出来なくなってしまいます。
なので。
つまり、目標としては、「自立して育つようなレベルで」適切な「水」「空気」「養分lが手に入るようにする、となります。

植物が養分を吸収するために一番重要になるのは「根」になります。
(あとは光合成するための「葉」、子孫を増やす「花・実」、水や酸素などの養分を行き渡らせるための「茎・枝」)
この「根」を自立できるように作るのが土づくりの本質だと思ってます。

そのためには、
〇水が多すぎず、少なすぎないこと(雨露で育つのが理想。雨の際にちゃんと水はけされる状態にすることが大事)
〇空気が通ること(土の粒子が小さすぎると呼吸ができない=微生物が育たない。空気が通る=水が流れる)
〇養分があるが、過剰ではない(養分が過剰だと、根が短くなり、短い期間は育つかもしれないが、なんらかのイベントが発生したら枯れたり、土砂崩れに巻き込まれたりする)
という感じになります

これらを総合すると
①呼吸ができる畝
②過剰にならないけど、十分な栄養
ができる土を作る必要があります。
(植物を育てる という観点は他に植物同士、動物や昆虫の作用があるのですが、ここでは一回割愛します)

これらを実現するには
③垂直がある土
④全方位的な養分の提供
が理想的だと思っています。土質によっては
⑤伏流水へ水を流せる水はけ
があると良いでしょう。

畝が必要なのは特に③の観点であります。
また、「耕す」という行為は養分が高い土を入れ替えるて利用することにより、豊かさを得る行為です(が、深いところの土は栄養を失うことになるとも言えます。なので「耕す」だけでは栄養が枯渇し、養分を追加するという連鎖が発生します。これが工業的農業だと思います)
伏流水へ流すには垂直方向に30cm程度の穴を作ると良いです。
(その穴を枝とか葉で埋めることで、水が通りかつ微生物が住む穴ができます)

なお、植物を育てるという観点では、確率、栄養の偏り、温度、光等も関係してきます。
とりあえず、同じ種を沢山蒔くことで一定実現できるかと思います。
不安の場合は、pHを測ってお酢(希釈して)や灰をまいて適切なpHにするのもありです。

栄養については、米ぬかやコンポスト、落ち葉、刈った草などが良いかと思います。

温度については、「マルチ」と呼ばれる方法が良いでしょう。草マルチや落ち葉によるマルチは様々な養分が偏らずに提供できるので一番良いかと思います。次は様々なコンポストかと思います。

この辺に気を付けると、植物が育つ土壌が得やすくなるかと思います。
(細かくは、その土地にあった対応があるかと思いますので、工夫を重ねたほうが良いです。大筋の方針として参考にしてもらえると、位に感じると良いと思います)

それぞれについては、僕より詳しい人はたくさんいると思いますので、一般的基礎教養位に思ってもらえると良いかなと思います

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