葛藤という現象を解像度を高めてみる

前提:背景:概要

行動をする上で、葛藤に苛まれる事は多々あります。
ここでは葛藤の仕組みを理解することで、葛藤に向き合いやすくすることを目的としております。
(葛藤を解消・解決することは容易とは言えませんし、葛藤ごとに行うべき解決方法が多々あると思っております。ここではそれらを解決する参考になる方法の情報は少し参考程度に記載しております)

葛藤とは
コトバンクから
要約すると以下の2つ
①定義は欲求・動機・目標等が2つ以上で対立している現象
②対象は個人、対個人、対組織いずれの場合もある
ということと解釈できます。

この構造はなかなか直視するのがしんどい事が多いと思います。
それは直視することになれていないこと、直視するには(時間的・体力的に)余裕がない事が理由であると想定されます。

その「慣れていない」という現象に対して、一定の手助けになることを目的に文書化しています。

葛藤に向き合うとは

葛藤を気づくには大きくは3つに分解できると考えてます。
①「差分」を気づく
②「抽象化」して気づく
③xxxに「気づく」
です。これを図示したものが上図です。それを解消するための構造を説明すると、

このようになると考えられます。
①が葛藤していることは気づいているが、全体像が分からなくて悩んでいる状況
②が葛藤していることは気づいているが、どうしてその葛藤に陥っているかの仕組みを抽象化して解釈すること
③が実際に気づくというところにあたるところです。
それぞれを分解すると、

葛藤が起きるシステムがわからない


まずはシステムがわからない点に焦点を合わせる方法です。
こちらは、葛藤に「思考」で臨むことです。
現在のパラダイムだと、思考することで解決していくことが期待されていることが多いと思いますし、一見理想的な方法です。
ですが、実際はこの方法で葛藤を解決することは難しいです。なぜなら、その為に必要な「思考」にたどり着いていないことが原因なことが多いからです。
これを解決するには、より抽象的な概念に立ち戻って考えるか、別の手段に行くしかありません。
尚、たいていの葛藤は突き詰めると、良くて哲学的なところに立ち戻る状況であり、多くの場合は哲学的なところでも議論中だったり、研究されていないところに踏み込まないといけないレベルでの議論に陥りやすいです。
ただし、一番の基本だと思いますし、やりきって無理だった場合に他の手段を検討する、位のスタンスが健全かなぁと思います。
(ただし、思考優位の人に限ります。感情優位の人は感情と思考をつなげることが得意ではないことが多いわりに、感情側の気づきから解消ポイントにたどり着くことも多いと思います。その辺は各自が一番心地よいレベルで実践するのが一番良いかと思います)

葛藤が起きている全体像がわからない

ここに着目する方法が可視化優先の方法にあたります。
こちらはInsight mapが解決方法になると思います。
ざっくり概要を記載するとこんな感じです。
葛藤を以下の2つの行動のどちらにするかで悩んでいる、を起点にして考えます
①AをするかAをしないか
②AをするかBをするか
ここから、その方法から得られる感情や予想される未来を可視化し、その関係性を妄想して、葛藤箇所を特定する方法です。
※実際は簡単にはできないかもしれませんし、そこから葛藤を解消すること自体は大変な道程が待ってますが、それを踏まえても大変助けになるものと思います
※尚、結構基本的な葛藤にも適応できるので、場数を作るのが最も有効かもしれません

葛藤が解消する方法がわからない

これは様々な「気づき」を行う、「気づき」を認識する、しかありません。
ですが、結論から言うと、これは大変難しいです。
マインドフルネスやヨガも含めて様々な方法が生み出されていると思います。ここで難しいのは相性(個人差もあると思いますし、気づく現象との相性もあると思います)
ただ現象としては基本的に個別最適化した際に、落としてしまった価値(または価値観)に気づくことが鍵になります。
僕はこの鍵になった儀式はスウェットロッジだったと思います。
(スウェットロッジそのものというより、それの説明を含めた一連の理解、ですね)

個別最適化されていない場に触れていること(自然とか)を多くすることでも気づきを得られるかもしれませんね。

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