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プレゼンテーション「3年後の私」④     最後まで減速しない  

最後に、テレビ番組「エチカの鏡」で、金メダリスト北島康介さんの泳ぎ方の検証をしていたので、その話をしたいと思います。
実は、陸上競技でもなんでも、人はゴールが見えた途端に減速してしまうのだそうです。「ラストスパート」と力んでいても、ゴール前では自分でも気がつかないうちに減速してしまっているのだとか。
それは脳がそう判断して活動をストップさせてしまうからだそうです。
無意識は勝手に私たちをコントロールしているんです。

では、これを防ぐにはどうすればいいのか? 
それはゴールをもう一つ先に設定することです。
終わりが見えてしまうと減速するのですから、ゴールを先に延ばせばいいわけです。
北島康介選手は、それを行っていました。水泳競技で、ゴールとされる壁にタッチした瞬間ではなく、そのあと振り返って電光掲示板のタイムを見るまでを北島さんは「ゴール」にしたのだそうです。
それでゴールの瞬間まで減速することがなく、タイムがよくなっていったのですね。

 そりゃー、気持いいでしょ。康介さん、カッコいいです。

私も、就職はもうできないと決めつけず、
「1に健康、2に行い、3,4がなくて、5に勉強。」
この先、60過ぎてもずっと働くつもりで、まだまだがんばっていきたいと思います。
今日はご清聴ありがとうございました。

職業訓練で行ったこのプレゼンのあと、私はある企業で働くことになりました。でもそこは、職場の人たちがぎくしゃくしているうえ、上層部が人材を大事にしていないことが見え隠れしていたので、私は半年ほど在籍しましたが辞めることにしました。
私が辞めたいと言い出すと、人事からは突然条件を上げると言ってきましたが、私にはそこに残る理由はまったくなかったのでお断りしました。
その後、拾ってくれた派遣会社から赴いた先は居心地のよい職場でした。私は派遣社員としてそこで6年以上を過ごすことになりました。

長いプレゼンにお付き合いくださってありがとうございました。

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