見出し画像

プレゼンテーション「3年後の私」③      エピジェネティック・ランドスケープ   

先にあげた3つのプランは、現時点ではどれも可能です。
では、これらのことを現実化するには何が影響してくるでしょうか。

ここで、一つの理論をご紹介します。
イギリスの生物学者コンラッド・ウォディントンが提唱した
エピジェネティック・ランドスケープです。
たとえば、ゆるやかなでこぼこのある坂道をボールが転がるとします。
そのとき、ボールはいつでも同じように落ちていくわけではありません。
偶然に選ばれた道を落ちていきます。それは一度落ちて行くと、戻れません。このことをエピジェネティック・ランドスケープ、日本語では後成学的風景といいます。
これは生命の進化が遺伝子によってあらかじめ運命づけられているのではなく、そのときどきの環境の影響をうけて幾つかの可能性の中から選択される要因、つまり後天的な要因に左右されるということを表す理論なんです。
 
これから先「私はどう転がっていくのかな」と考えてみました。
ローリング・ストーンです。
このあとどのように落ちていくのか、落ちると決めたのは自分です。
意識していてもいなくても。
でも、どのように落ちていくのかは予測できません。どんなことが起きて、どんな人にめぐりあうかもわかりません。誰かが作った溝に落ちてしまうのかもしれません。
どこへ転がっていくのか、どこへ落ちるのかはわかりませんが、
私はそれをとても楽しみにしています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?