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勝てる社長の応援コラム vol.317

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小山昇が斬る! 本日のカン違い

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その昔、「ダイレクトマーケティング」や、
「組織はブンチン型(社長直結)で、階層が少ないほうが良い」などと、
もてはやされた時代がありました。

でも、人間の能力には限界があります。
マネージメントができる人は、少ししかいないのです。

特に、わが社の社員は、
“10人以下”の部下でなければ実績を上げることができません(笑)。
ですから、小さな組織にしています。
そのほうが、目が行き届いて良い。効率は、悪くて良いのです。

でも、「情報」は違います。
「ピラミッド型」でなく、「ブンチン型」が正しい。
わが社では、タブレット端末(iPadmini)を、
全従業員(社員はもちろん、パート・アルバイトの大半)に持たせて、
「情報のブンチン型」を実践しています。

他の会社は「竹やり」で戦争をしているようなものですが、
わが社は「空中戦」。
「竹やり」と「空中戦」、結果は、火を見るよりも明らかです。

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P.240 №1327(1163) 【ピラミッド型組織】

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トップからボトムまで大事な情報が速く正確に伝わりにくい。
歪んだり、正確性を欠いて伝わる。
ボイスメール・電子メールで情報はブンチン型にして伝える。
※書籍には、図掲載。


■書籍「改訂3版 仕事ができる人の心得」より
CCCメディアハウス刊
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組織は「ピラミット型」が正しいのですが、
ある時、「組織は、社長直結の「ブンチン型」が正しい」と、
バカなコンサルタントか、バカな記者が書きました。
そんなことは決して!ないのです。

私は、「社長直結で650人」などと言われたら、
すぐ!社長を辞めます。やれるものですか! 650名全員からボイスメール
1本ずつ、eメール1本ずつ入ったとしても、合わせて1,300本!
これに返信しているだけで、一日、仕事になりません。

その昔、あるレンタル会社の社長が、
「社内の情報を漏れなく正確に知りたい」と、メールを1日2,000本こなしていたそうですが、鬼籍に入られてしまいました。

「情報が多い」のは、ダメなのです。
新入社員に、いっぱい情報を持たせても、
どれから処理したら良いかわからないのと同じです。

渋谷区にN社の社長が、大量にtwitterに書き込みをしていたので、
「そんなことをしていたら、業績を下げるからダメだ」と、
私は言いました。
twitterを見ることが仕事になってしまうからです。

情報が多すぎると、判断ができません。
YesかNoか、パッパと判断できず、「保留」だらけでは、
仕事になりません。

組織は「ピラミッド型」が正しいですが、
階層は、少ないほうが良い。
わが社は、この階層がひじょうに少ない上に、
情報は「ブンチン型」。
「全社一斉メール」で、全社員に一斉に情報が伝わっています。

ここを間違えてはいけません。
組織は、ビラミッド型でなければいけません。
そして、社員教育をしていない会社は、
社長のトップダウンが正しい!のです。

昔々、社員教育をやっていなかった頃のわが社は、
社長のトップダウンで良かったのですが、
いまは、みなさんの社員教育をしているので、
ボトムアップになっています。
みなさんが作った実行計画を、社長の私が承認している。

おもしろいことに、社員教育をしていない会社の社員に限って、
「ボトムアップ」などと、トンマなことを言っています(笑)。


(ある朝の早朝勉強会にて)

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