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旅日記 ルワンダ~パリ 8



*ジェノサイドメモリアル*

ルワンダへ旅行するとい言った時、何人かの友達に 内戦してた国でしょ大丈夫?危険じゃなの?と言われました。
現在のルワンダはアフリカで一番安全な国と言われてるから大丈夫。
招いてくれた友人が話してた事を、そのまま受け売りしてたのですが、
仰るとおり ルワンダは1990年に内戦が勃発し、その後1993年に平和合意に至ったわずか半年後の1994年100日間で約100万人が虐殺されるというジェノサイドが起こりました。

2006年に公開された『ホテル・ルワンダ』を見た方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
フツ族民兵に追われホテルに逃げ込んだ1000人以上ものツチ族を助けた当時のホテル支配人を主人公にジェノサイドが描かれています。
このホテル、ミルコリンは現在も営業しており、ホテル内にはジェノサイドをテーマにした絵画の展示もされているそうです。

今回、ルワンダキガリを訪問するにあたって 
わずか29年前に起こった痛ましい出来事を避けては通れぬとメモリアルをご案内頂きました。 
展示物の数々は生々しく心が痛い・・・
ジェノサイドが起こった背景、状況写真、多くの遺骨、、、
長崎や、広島の平和記念資料館もそうですが
忘れてはならない歴史、ことに負の歴史を学ぶことは辛く重いことです。
ですが、その上に現在があり、繰り返さないためにも記憶に留めておくことが大切かと思います。

内戦(部族の対立)によって大量虐殺され、インフラも破壊されたこの国が
わずかな期間に目覚ましい発展を遂げアフリカで一番安全な国と言われるまでになり、
環境大国、そしてアフリカのシリコンバレーを目指し、産業、教育に力を入れ
『アフリカの奇跡』と称されるようになった政策の数々は興味深く これからの発展が楽しみです。

ジェノサイドについては多くの情報をネットで見ることができます。 
ご興味を持たれた方は検索してみて下さい。


*女性の社会進出と自立支援*

ルワンダは国会議員に占める女性の割合が世界トップクラスとの事
凄いな~と感心しつつ、その真逆と思える実態もあり 光と影を考える。・。・。・。・
貧富の差が大きく 高等教育を受け社会進出を遂げる女性達がいる一方で
母になる年齢が低くシングルマザーも多い
幼子を抱え女性が生きて行くすべを身につけるには努力と支援が必要です。
その一つに 洋服の仕立て(テーラー)があり 電機の通ってない村でも
自分のお店が持てるよう 足踏みミシンでお仕立ての勉強をしている若い女性たち(女の子達と言った方が合ってるかも・・・)
ミシンが並ぶ床で遊ぶ子供達は明るくキラキラ瞳で笑いかけてくれます。

アフリカの女性たちが着ているアフリカンプリントの素敵な服は、ほぼオーダーメイドなんです。
既製品よりオーダーメイドの方が安いし生地もデザインも自分の好みに合わせて作ってもらえる、お仕立てした服を大事に長く着るので古くなった素敵なドレスで農作業をしてたりするので畑の中に鮮やかな色が映えてます。
街から離れた村でも 小さな建物の前にミシンを置いてコトコトしてる姿をよく見かけました。
前回書いたアガセチェともう一つ欲しかったのが、このオーダーメイドのアフリカンプリント柄の服です。
友人にコンタクトを取ってもらい 市場ではなくこの仕立て屋さんのお教室に行って
生地探しとワンピースのお仕立てをお願いしました。 

この生地でオーダー

少しでも支援の一端を担うことができていれば良いなと思います。


・・・next.9 バグったwifiとサファリへの旅へ続く

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