レモンに唐揚げをかけろよ。
今日、ふと思いました。
唐揚げにレモンをかけるって誰が決めた。
お皿に唐揚げが7個、そしてレモンが乗っている。なぜ人は決まって唐揚げにレモンをかけるのか。
レモンに唐揚げをかける
という選択肢はないのか。
唐揚げが食欲をくすぐるビジュアルをしているからレモンを犠牲にするのか。見た目で判断してはいないか。
圧倒的ビジュアルを誇る唐揚げを横にしても逃げることなく同じ土俵に立ち続けるレモンに少しくらいチャンスを与えてもいいじゃないか。
パセリはどうだ。
レモンは絞られることにより人の口には入る。しかしパセリは一部のマニアを抜いて誰も食べやしない。
食べ物であるのに生まれつき見栄えのために生涯を終える。パセリの人生を考えると悲しくてたまらない。
『どんな人に食べられるのかな!』
『どんな調理をしてくれるのかな!』
生まれた時のパセリは希望に満ち溢れている。しかし、現実はどうだ。
ただ切られ、何も味付けされることはない。一切調理されることなく、他人を引き立たせるための装飾と化す。そしてゴミ箱にポイだ。
悲しい。切ない。パセリは何も悪いことをしていない。生まれつき運命が決まっている。
いつの時代の話だ。こんなことがあっていいのか。いいやだめだ。
だから私はアクションを起こす。
明日、唐揚げ定食を食べに行く。
見ててくれパセリ。
私はパセリに唐揚げとレモンをかけ、最初にパセリを頂く。パセリよ、いざお前の行きたかった世界へ
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