祖母の骨とSAKEROCK
今日、祖母の骨を壺に収めた。
あんなに強くて揺るがないと思っていた人が骨になった。
何度か入退院を繰り返したが、幾度となく奇跡の復活を遂げ私たちを驚かせた。
もしかして本当に孫より長生きしちゃうかも、と冗談を言いながら笑いあった。
病院に面会に行く度にあれが食べたい、と次回持ってこさせるものを決めた。
80歳半ばを過ぎても入れ歯が一本もなかった。
家でも病院でも、常にどこからか周辺情報を仕入れていた。
そんな祖母がついに最期を迎えたのである。
葬儀で「七七日」の字を見