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自己肯定感の低い人

教育課題でもある自己肯定感について。
確か2016年くらいの文科省の調査だったか、
外国と日本の子供たちの自己肯定感の高さにおける調査みたいなのがあって。
予想はしてたけど、日本人の自己肯定感の低さは異常だった。

「自分はダメな人間だと思うことがある」
という質問に
とてもそう思う・まあそう思うと回答した子供が7割を超えていた。
生きてたら誰にだって自分ダメだなーって思う日はあるかもしれないけれど、
「全くそう思わない」(ダメな人間ではない)
と回答したのが5%以下っていうのは問題。

ちなみに私はその5%に入る
自分最高だと思って生きている。(自惚れ)

そう思えるのは周りの人のおかげ以外のなにものでもない。
小さい頃から両親、姉は私に愛情たっぷり。
友達や先輩、後輩は私を過大なまでに評価してくれた。

国は学校では自己肯定感を高める教育を~なんて言ったりするわけだけど
自己肯定感なんてものは学校で育めるほど簡単なものではないと思う。
出来るとしても、多分
”ある程度の”自己肯定感の土台があるっていう条件ありき。

家庭でどう育ってきたとかこれまでの人間関係とか、そういう色んな環境の中で培われていくものだからそんな単純なものでは無い。
積んできた成功体験の数とか。

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私の親友はめちゃくちゃ自己肯定感の低い。
彼女を見ていて思う。
自己肯定感の低さというのは本当に闇が深い。

自分が嫌いでたまらないという彼女は
容姿も良い、周りの人間からも家族からも愛されている、第1志望の大学に通えている。
反応が大きくて可愛い。人の気持ちが分かる。
付き合っていても優しくてすごく良い子だと思う。
でも不満らしい。

ジブリの「思い出のマーニー」のなかで、
「あなたは恵まれてる。私はあなたなら良かった。」
っていうセリフがある。
主人公はマーニーの生きづらさを知らず表面的な彼女の幸せだけを見てそう言った。

自分以外を過大評価する一方で
自分の事を過小評価し過ぎている人達には
たくさん出会ってきた。

人それぞれ「生きづらさ」みたいなものはあって、70点で満足できるタイプと99点をとってもあと1点のことを考えて落ち込むタイプがいる。
というか後者みたいなタイプがあまりにも多すぎる。

自分を自分で褒めてあげられない、というのは
もう気質みたいなものだからどうしようもない。
でも、自己肯定感の低い人達の1番ダメな所は
「他人からの評価を素直に信じないこと」
だと思う。あれは本当によくない。

たまに、風邪をひいても
「自分の身体のことは自分が1番分かってるから!(笑)」みたいなことを言うタイプがいるけどまさしくアレ。
いやいや分かってないから。医者に行け。

自分が嫌いだという自分の事は信じるくせに
自分の事を褒めてくれる人のことは信じないという謎。

まあそれが自己肯定感の低さなんだけども。
評価してくれる人に失礼だ。

自己肯定感が高い人が、そうでない人に比べて特別能力が高いわけではないってことに気づいてない人案外多いと思う。

私は自分大好きマンだけど、
実際全然偉くない。とびきり美人でもない。
特に何か才能がある訳でもないし、日常的に誰かに褒めてもらえるようなこともない。(悲しい)

ただ、自分を評価できるところは多い。
・勉強に対する努力を惜しまず、継続できる
・コンビニ食でもいいのに自炊をした
・ウォーキングを毎日続けられている
・誰にも会わないのにちゃんとメイクをした
・好きな人を甘やかしてあげたいと思える余裕がある。

こんな些細なことでいい。

自己肯定感が高いって、きっとこういう
「些細なこと」を評価できるかっていうことなんだと思う。

もっともっとシンプルに考えていいし
軽率に自分を褒めていいし、
自分のことは案外自分では分かってない。

だからこそ、
自分のことを好きだといってくれる人の
言葉を信じる。

あなたはあなたが思う以上に素敵な人ですよ