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第1回 「患者さんは我慢強い?」 / 鍼灸師のための必須英語表現

英語総合即戦学校 責任者・講師 鈴木将樹

積聚会通信No.90 2018年7月号掲載

昨年から積緊会の通訳業務を担当しています鈴木です。今号より、使える英語表現や単語を紹介していくことになりました。

いくつか紹介しますが、最初は治療という単語です。積緊治療は英語ではShakuju therapyとなります。therapyはある特定の治療方式を指す言葉です。「患者さんを治療する」という場合には treat という動詞を使います。名詞の treatment もあり、これは、例えば receive a treatment (治療を受ける)とか treatment fee (診療代)というように使うことができます。

treat という言葉は、元々は「(うまく)扱う」という意味です。ここから、意味が広がり、他にもいろいろな意味があります。例えばtreat 人 to dinner と言えば、人に dinner を著るという意味になります。「よくもてなしてあげる」 ということで、著るという意味が出てくるわけですね。シャンプーの後に使うトリートメントというのもありますが、これも髪をうまくいたわってあげるというところからきています。

「患者さんの体をうまく扱って体を治してあげる」ので treat ということなんですね。

また、患者さんのことは patient と言います。治療と同じく皆さんが日常的によく使っている言葉ですよね。ちなみにこの patient という言葉は、名詞では患者さんという意味ですが形容詞もあり、我慢強いという意味です。繋がりがないようにも見えますが、痛みを我慢するので、患者さんということなんでしょうね。この2つを組み合わせて「患者さんを治療する」だと treat a patient という言い方になります。

それでは、また次回!