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『1からブランドを立ち上げる人』『立ち上げたばかりの人』に参考にしてほしい3つのこと

こんにちは。

小さな縫製工場の3代目、シャクモトタツヒロです。

ブランドを立ち上げるのが夢です。
やっと自分のブランドを立ち上げられました。

今回書く内容は、私自身は1からブランドを立ち上げ、色んな苦しみや悩みを感じながら経験してきたことに基づく内容です。
主にファッション、アパレルとの関連性が高いとは思いますが、実はそれだけではなく多くの業種に共通して考えられる内容なのではないかと思います。

正直、当たり前のことが多いです。
「そんなんわかっとるわ!」と言ったこともあるかと思いますが、意外とその当たり前が抜け落ちているという人に出会うことが少なくありません。

①立場を定義

アナタは今どんな立場にいますか?

デザイナーですか?
ファクトリーですか?
産地の方ですか?
会社の事業でお考えの担当者ですか?

様々な立場と環境、状況があることでしょう。

正直な話、どんなプロダクトを作ろうとも、ブランドを作ること自体は難しいことではありません。
作ったモノに名前を付ければ単純な話、ブランドは完成してしまいます。

ただ、それだけでは売れないというのは容易に想像できることかと思います。

②ターゲット

ブランドを立ち上げたい!という夢は良いことです。
ただ、誰に対してそれを届けたいか?ということはブランド運営においてとても重要なことです。

性別、年齢、カテゴリ、用途、趣味嗜好、場合によっては地域まで限定す売る必要があるでしょう。

例えば、雪かき用のスコップを沖縄県の方をターゲットにして販売したいというのが的外れなのは容易に想像できますし、
スカート専門のブランドを男性の一般層に向けて販売しても、影響は少ないでしょう。

簡単な例からも推察できるように、何を、どこの、誰に、何のために届けたいのか?ということはブランディングの土台となる根底の部分に大きく関わります。

そして、ターゲットの設定はブランド立ち上げ当初で知名度がないうちこそ絞った方が良いです。

私の場合、ネクタイと言った男性向けのプロダクトを作っています。
一般的に考えたら「男性の物=男性が買う」という意識になりがちですし、既存大手の会社さんたちもそのような戦略で動いておられます。
その土俵で戦っても勝てるわけがありません。
※象と蟻んこです。

だからこそ、私たちはギフトに選ばれる女性に向けて発信を始めました。
ECでも、十店舗でのポップアップでもそこに注力したんです。

結果的に、お客様の比率も平均すると2(男性):8(女性)となりました。
数々のブランドを展開する百貨店のポップアップでも他ブランドさんの展開と比較しても良い結果が生まれました。

外せばいいというわけではないかもしれませんが、ターゲット設定は必ず押さえておくべきでしょう。

③チャネル

いざブランドを立ち上げ、夢や理想を語ってみても、それを「売る」ことができなければブランドは継続していきません。

実店舗で売っていくのですか?
ECを中心に売っていくのですか?
委託ですか?買取条件ですか?

ブランド運営をしていくにあたって、売価決定にも影響する販売チャネルの設定は最初に考えなければならない点であり、常に改善をしていかなければなりません。

そもそも、販売方法が確立されていないのにスタートを切ることなんてできるわけがありませんよね。

どんなに魅力的なプロダクトだって、どんなに品質が良くたって、どんなに熱い思いがあったって、それを届ける方法が無ければ自己満足の域です。

補足

あげればキリがないですし、私もまだまだ模索中です。
しかし、世の中の仕組みが変わってきたり、好きなことで生きていくとか、昔と比べて可能性は広がったと思います。

ですが、それはみんな同じ条件で、やれる人とやれない人の差は確実にできてきます。

だからこそ、当たり前のことをもう一度再認識してほしいと思って書きました。

参考になれば幸いです。

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