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メーカーが力を無くすと下請けは悲惨。

日本のネクタイ業界においては有名どころのメーカーであったフェアファックスコレクティブが、9/19に民事再生法を申請した。

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このニュースを見て最初に思うこと。

同社を信じていた「仕入先」「加工工場」などは悲惨な事態だろうな。
ということ。

超有名ブランドほどではないにしても、国内のネクタイブランドの筆頭として、
業界だけではなく、一般消費者にも名前が知られていた企業だけに、噂は聞いていたが、コトが起きるとショックではある。

ネクタイだけではなくて、アパレルの構造として、縦割り分業化が多い。
基本的には自社製造はせず、生地にしても、縫製にしても、外注でものづくりを行っている。

下請け側も通常ならリスクマネジメントとして、複数社との取引が基本だろうが、ほぼ専属的に取引をしているケースが多い。

いわゆる、受注依存体質だ。

この状態にドップリ浸かってしまっていると、自社での営業は皆無。
元受けかたの発注を待つだけの、飼い殺し状態になってしまう。

ということはどういうことかと言うと、
こういった事態が起きると、シンプルに連鎖倒産が置きやすいってことだ。

私自身は直接的なお付き合いはなかったが、
知っている人たちはしっかりガッツリ関わっている人たちも多い。

内情を知らないから勝手なことや憶測で話を広げすぎるのは良くないが、
同社もギリギリのところで踏ん張ってきたのだとは思うが、
その下請けの人たちはかなり厳しい条件で仕事をしていたに違いない。
ある意味頼みの綱が切れた状態だ。

ただ、胸が締め付けられるような気持ちになる。


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