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すっかり暖かくなりましたね。
流石にもう、コートはしまってもいいのではないでしょうか。
気が付いたらここ6年くらい同じコートを着続けている漢、Shallowです。

皆さんはGWの計画は立て終わりましたでしょうか。
まだまだ続く繁忙期に涙を枯らす平社員経理の私はGWも暦通りのため、
少ない休みも、根魚のように家の周りを徘徊せざるを得ないでしょう。

私の当初の計画では、5つ星ホテル@ドバイの屋上プールにて、
グラマラスでエキゾチックでラグジュリアスな美女にサンオイルでも塗って貰いながら、変な色のカクテルを片手に、軽快なアメリカンジョークを飛ばし、国際交流(意味深)しようと思っていたのですが、現実は無情ですね…

本日は私の近所のお話を少し。
色々な街に住んだ私ですが、今は23区内に仮住まいしてます。
23区とは言っても、港区とか世田谷区のような嫌味な街なんぞではございません。
台東区と荒川区が鬩ぎ合う混み込みしたエリアのボr、歴史あるアパートが私のアジトです。

この辺は東京の中でも、「江戸情緒」が残っているエリアなのではないかと思ってます。上野を中心に、御徒町、日暮里や鶯谷といった個性的な街並みが広がります。

上野は、言わずと知れた事と思いますが、混沌のエッセンスです。

上野公園の南側は「動」の街です。
アメ横近辺には謎の露店がひしめき、猥雑な活気に満ちています。
最近は外国人観光客が溢れかえり、雑踏の中に身を投じると、まるでどこか異国の市場にでも居るかのような錯覚を覚えます。
アッチ系のお店もバッチリです。客引きには気を付けましょう(戒め)

一方で上野公園の北側、日暮里方向は穏やかな街並みが続きます。
東京芸術大学のキャンパスを通り過ぎ、北に向かうと程なくして、歴史を感じさせる墓石が並ぶ谷中霊園に辿り着きます。周囲の寺社仏閣から漂う厳かな雰囲気からは、前述の南側とは対照的な「静」を感じます。

その間にある鶯谷は言わずと知れた、いかがわしきホテル街です。
陽が落ちた後の駅前は、さながら毒キノコの大群生のような、安っぽいネオンに彩られます。
ただ治安が悪い分、安いお店(健全な意味で)が多く、日常の買い物に重宝します。

これらの街並みに共通していることは、良くも悪くも人間味があることだと思ってます。
どこもかしこも混み込みしている上に、黴臭く、アンモニア臭く、最高に俗々します。
ですが、この23区にして垢抜けない感じが、住むには丁度良いのです。

このGWは、ドバイでカクテルの代わりに、鶯の声でも聞きながら焼酎ハイボールでも飲むことにします。

良きGWをお過ごし下さいね~

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