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ネズミの国のシャーロック・ホームズ~読書記録189~

タイトル通り、ネズミの世界での物語。主人公の「ネズミの国のシャーロック・ホームズ」ことベイジルは、人間のホームズ氏の部屋の床下に相棒のどーソン(ネズミの国のワトソン博士)と住んでいで、その探偵技術を学んでいる。
全4巻シリーズだ。

1950年代から1970年代にかけ、アメリカの女流作家イヴ・タイタスによって書かれた童話だ。
作者自身、シャーロック・ホームズが大好きで、かなり模倣している。
登場するネズミたちの名前も、ティラリー・クイーンとか、かなり意識している。
コナンドイルの息子は、作者への手紙に
「父が生きていて、この本を読んだら、きっと夢中になることでしょう」
と書いている。
もちろん、コナンドイルの息子の名前にもじったネズミも登場する。

楽しい本だ。


ちなみに・・・
「簡単じゃないか。ワトスン君」 このセリフは、コナンドイルの作品には出て来ない。 ベイジル・ラスボーン演じる映画でのホームズがあまりにもハマりすぎたのだ。 ちなみに、このファッションも映画オリジナルのようだ。 昔の俳優さんてカッコいい。
この主人公のネズミの名前ベイジルは、ベイジル・ラスボーンから採られている。



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