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人は必ず死ぬ~読書記録309~

1999年 臨済宗妙心寺派僧侶・松原泰道師による著書。

91歳仏教界の長老が明かす人生の真実。死に方より生き方を問え。
「人は必ず死ぬ」事実に心を注ぎましょう。死に様など気にせず、自分が納得できる生きざまを生き切りましょう。仏教界の長老が、「般若心経」や禅の公案から、人生の真実を読みとる。

人の死亡率は100%。例外はない。死んでから生き返る事も出来ない。その決まりから逃れることは出来ない。
およそこの世にあるものえ。他と無関係に存在できるものは何一つない、というのが仏教の考え方。

人は必ず死ぬ。だからこそ、今のこの時間を大切に生きたい。

俳人の種田山頭火は、
いつ死ぬる一粒の種を蒔く
と詠んでいる。
明日死ぬとわかっていても、一粒の種を蒔くという心が大切である。

又、ドイツの宗教改革者マルチン・ルターは「明日死ぬとわかっていても、自分はリンゴの木を植える」と残している。

今を大切に生きる。この思いが現れている。

たとえ、立派な人や有名な人になれずとも、縁を大切に今を大事に生きたいと思うのであった。


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