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俳句まとめ 2023年8月

ホトカミだのインスタに投稿した俳句をまとめました。
8月版です。


三浦市・海南神社にて。
丁度、日陰になっている海南神社の鳥居の後ろで涼む猫です。

炎天や 鳥居に猫よ ただ休む


汗だくになる日に船橋大神宮に行きました。
旧くからの樹々が丁度日陰になり、涼しさを感じました。

景行天皇40年、皇子日本武尊(やまとたけるのみこと)が東国御平定の折、当地にて平定成就と旱天に苦しんでいた住民のために天照皇大御神を祀り祈願された処、御神徳の顕現がありました。これが当宮の創始であります。
 平安時代、延長5年(927)に編纂が完成した『延喜式』にも当宮が記載されており、式内社としての歴史を知ることができます。
 後冷泉天皇の御世、天喜年間(1053〜58)には、源頼義・義家親子が当宮を修造し、近衛天皇の御世、仁平年間(1151〜54)には、船橋六郷の地に御寄付の院宣を賜り、源義朝が之を奉じて当宮を再建し、その文書には「船橋伊勢大神宮」とあります。
 鎌倉時代、日蓮聖人(1222〜82)は宗旨の興隆発展成就の断食祈願を当宮にて修め、曼荼羅本尊と剣を奉納されました。
 江戸開府の頃、徳川家康公(1546〜1616)は当宮に社領を寄進、奉行をして本殿・末社等を造営し、以来江戸時代を通して五十石の土地が幕府から寄進され幕末に至りました。
 近代に入り、明治天皇陛下(1852〜1912)には習志野・三里塚へ行幸の都度、勅使を以て幣帛料を御奉奠遊ばされました。

夏木立 聖と涼風 深呼吸


庭のキアゲハ幼虫。
雨にも負けず台風にも負けず。
育ってます。

台風に 耐えて育ちし 蝶の子よ



鎌倉市・長谷寺の和み地蔵様の後ろに咲くのは、ノウゼンカズラです。
俳句では、夏の季語。長いので、凌霄(のうぜん)と言うようです。

凌霄や 和み地蔵に 寄り添いし


横浜市立図書館自転車置き場の銀杏の樹です。
銀杏は黄色い葉の時期が見頃ですが。こんな青々とした時期も素敵ですね。

万緑や 建物隠し 涼起こし


横浜市栄区飯島町にある閻魔堂です。
歳来寺(閻魔堂)の創建延宝3年1675年4月25日。
最岸という僧によって開基。
バス通りにひっそりとあるお堂とお地蔵様です。
今はどこも管理されていないようですが、
お詣りし、お賽銭をあげる人はいるようです。
で、それを賽銭泥棒する者もいると。

古の 地蔵見守り 万緑よ


浅草寺から墨田川沿いに今戸神社に向かう途中に見つけたのは、池波正太郎生誕100年を掲げた幟であった。
全く下調べもなく歩いて見つけたのであるが、浅草寺の支院らしい。
浅草寺の北東、隅田川西岸にある待乳山は、標高約10mの丘である。ここに伽藍を構える待乳山聖天は、正式には本龍院といい、浅草寺の支院のひとつである。
葉が生い茂り、本堂が隠れてしまった。
これも夏ならではの事だ。

夏の庭 本堂重なり 又愛し



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