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江戸品川宿を思わせる寺 品川区 真言宗醍醐派海照山普門院品川寺 私の百寺巡礼230

東急花御朱印巡りの最中、偶然に見つけ立ち寄ったお寺だ。
というよりも、京浜急行線沿いの旧東海道・品川宿界隈は知らなかった古刹や有名な広い寺が多かった。


海照山普門院 品川寺は、真言宗醍醐派の別格本山で大同年間(806~10)開創と伝えられる品川区で最も古いお寺です。本尊は水月観音(非公開)。東海七福神の毘沙門天を祀っています。
入口にある大きな銅造地蔵菩薩坐像は「江戸六地蔵」の一つで神田の鋳物師 太田駿河守正義の作。東京都有形文化財に指定されています。
鐘楼にある大梵鐘は「洋行帰りの鐘」と呼ばれています。梵鐘は慶応3年(1867)パリ万国博覧会出品後に行方不明となりましたが、スイス・ジュネーヴで発見され、60余年を経て昭和5年(1930)に里帰りを果たしました。境内の大イチョウは幹囲5メートル、35センチ、樹高25メートルで樹齢は約600年。秋にはこのイチョウから取れる「厄除開運ぎんなん」が人気となっています。(品川区観光協会より)


今年の桜は遅かった。肌寒い日が彼岸以降も続き、天気もぱっとせず。
やっとの晴天に気候も良し。
ということで、桜を見る会の人が旧東海道には大勢。
こちら品川寺もそんな感じであった。
山門と大仏を覆うようなソメイヨシノに心停まる。
京都の町屋?と思うような、入口が狭く、中が広い。そんな寺でもあった。
大仏といい、鐘楼と言い、七福神像といい、皆素晴らしかった。
そして、薬師堂に行き御朱印を書いて頂いている間は、護摩を焚き、経を唱える僧侶の姿に魅入っていた。
やはり、密教なんだよなあ。真言宗は、と。改めて感じさせてくれるお寺であった。

花満ちて 品川宿に 経響き

真言宗醍醐派海照山普門院品川寺
東京都品川区南品川3丁目5-17
京急線青物横丁駅徒歩4分

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