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持病がある:どうしろっちゅーねん

#今こんな気分

持病がたくさんある。持病というだけあってか、どいつもこいつも治療をすれば治るようなもんじゃない。
一生かけて付き合っていかなきゃいけないような、それ単体では死なないけど明らかに日常生活に迷惑な奴らである。


今苦しいのは、花粉だか黄砂だかのアレルギー、鼻炎である。
最初は喉のざらつきから始まって、鼻ばっかりの私にも喉が来ることもあるんだな……と感心していた。
全然そんなことない。ちゃんと鼻が地獄になった。

どう地獄かというと、鼻水が止まらないのである。私の場合アレルギーの鼻水はだいたい透明でサラサラなので、随時拭かないと止まらない。
鼻水が止まらないと鼻をティッシュで拭い続けることになるので、鼻〜口の皮膚がどんどんボロボロになるのである。
そしてずっと鼻が出てずっと鼻を噛んでいると、耳が変になる。
飛行機に乗った時のアレが朝起きてずっとその状態になる。

そして顎が痛くなる。

また、鼻水が出続けるということはそれを拭き続けないといけないということで、その作業をずっとしないといけないので眠れない。
寝ている間は多分鼻水は止まっているので寝てしまえばこっちのもんなのだが、寝るまでが長い。鼻水は止まる気がないから寝てやる義理だってないし、こっちは寝たいからいつまでも鼻水につきやってやる義理もない。

日曜心療内科に行って博多経由で帰ってきて鼻がズルズルで、ていうか博多めっちゃ人多くて空黄色くて
風呂に入ってご飯を食べてもズルズル くしゃみも出る ていうか前日までは咳に体力を奪われていた そして夜9時過ぎ、月曜は仕事である 仕事なのでちゃんと寝てちゃんと起きてご飯を食べて仕事をできる状態の体にしないといけない

寝られんのである。

鼻水が止まらないし、1日歩いたし博多なんてうるさい街も通ったからすぐ寝られるはずなのに、鼻水で忙しくて脳が全く安心しない。
鼻水から逃げるために寝たいのに、鼻水のせいで寝られない。そうこうしていくうちにまた皮膚は削れ、ワセリン、鼻ティッシュ、水を吸って重さで落ちる

結局日付が変わるまで2〜3時間ゴロゴロして眠れず、導眠剤を使った。

それでも4時ごろに目が覚め、ここで鼻水が出たらやばいと思い生理痛の痛み止めを使った。顎の痛みから解放され、眠る。

本当に私がかかりつけ二股するような奴で おくすり手帳を避難リュックに入れようとする人間でよかったな。
心療内科でもらった導眠剤と、産婦人科でもらった痛み止め。それぞれきちんと私の体調や薬の効き具合、パターンを知っている人が出してくれたお薬である。
10年同じ産婦人科に通い、その先生とそのお薬と付き合い、生理痛以外どんな時なら使っていいのかよく言い聞かされてある。自分の体ときちんと向き合うことを約束して、先生が信頼して任せてくれたお薬である。
こんな時でも私は、用法容量を守って飲んだ。

市販の薬はなるべく多くの人に効くようにはなっているが、自分の体自分の症状にはいらないものだって入っている。その分ほしい成分もある。
花粉症でも生理痛でも多くの人が市販薬で乗り切ろうとするものだって、主成分が同じでも自分の体質に合わせて飲み合わせを考えてくれる。

これを私は「おくすりデッキを組んでもらう」と呼んでいる。

よそで培ったデッキと信頼のおかげで、結局正体もわからん鼻炎にも勝って眠った。これは耳鼻科の功績ではない。産婦人科の先生と心療内科の先生のおかげである。


ちっちゃい持病だけど、正直それのせいで眠れなくなったり、朝起きても気持ち悪くて食事が喉を通らなかったり、昨日今日だけでめちゃくちゃ困っている。こういうので仕事にならなかったらどうしたらいいんだろう。

その度に安楽死しかないと思う。
いざとなれば安楽死があると思えることで生き抜ける明日だってあるのだ。

今朝だって本当は、昨晩あまりに苦しかったのが悲しくて仕事休んで耳鼻科に行こうと思った。最近同居している母に「なんで?」「一旦貰った薬全部飲んでからにしたら?」と言われたのでやめた。
ここでちょっと考えて自分で決める、ぐらいの人間が大人なんだろうけど

でも結局病院にはいかず、くしゃみをしながら気持ち悪いお腹を抱えて職場まで運転してきた。
職場について何点か作業をして、鼻水の様子が変わって、体もじわじわぼかぼか熱くて フェルト越しのドライヤーみたいに それで一旦帰る前に頭を整理しようと思い、相当早めの休憩時間でこれを書いている。

鼻炎なんてそれでは死なんのである。それでも正直死なない鼻炎界の最強王者みたいなのを飼っていると思う。
鼻炎も王者だし、生理痛もうちのは最強である。でも生理は最近折り合いがついてきた(今度書きます)。鬱っけだってあるしたまに龍のように大きくなって人間では太刀打ちできなくなるし、すっっっっっごい強い持病を何匹もこの体で飼っている。
持病同士で喧嘩して最悪になることもあるし、今日みたいに他の持病の世話が別の持病の世話で役に立つこともある。

バイトを辞めた時も、体が追いつかなくて辞めたことが多かったように思う。体が追いつかないから居づらいし、シフトに入れないので辞めても大丈夫になるのである。
コールセンターのすごかったところは、生理がひどいと言ったら有無を言わさず休ませてくれるところだった。

正社員になっても1ヶ月で生理痛で欠勤したし、その後も月一で休んだ。月一で済むのは私にとってはすごいことだが多分多くの人 少なくともその職場ではそうではなく、普通にめっちゃ風当たりが強かった。

今の職場は正社員じゃないし、昇給もないし、ボーナスもないけど
保険4点セット全コンプだし、責任がないので仕事より自分の体を優先していいし、
「生きるために働く」でしかない私にはこっちのがいいのかもしれない。

普通に収入安定しないのはずっと悩みだけど。

持病がある人間ってどうやって生きてるんだろう。

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