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【News】テンセントがフィンテック事業を強化、平安保険副董事長をヘッドハンティング(20200608)

【Newsの概要】
中国平安グループの副董事長任汇川氏がテンセントの上級顧問に就任した。
かつては中国平安グループの後継者と目されていた任汇川氏は、グループ最年少の幹部でもあり、信託や資産管理などの事業を担当していた。
任汇川氏はテンセントにおいてインターネット保険サービス業務の発展を担う予定とのこと。
目下テンセントにおけるフィンテック関連サービスは「分散」という課題を抱えている。 例えば「Wechatペイ」という強力な決済サービスを有しつつもこのサービスはWechat部門が掌握しており、もう一つの強力な消費者金融サービス「微粒贷」は、テンセントではなくグループ会社の「微众银行」が有するものである(テンセントは微众银行の筆頭株主であるも、その持分は30%に過ぎない)等といったことが挙げられ、こうした理由でライバル(アリ金融)に劣後している部分がある。
以前にもテンセントは中国平安グループから他の幹部を副総裁として登用している。(中国平安グループの前副主席リスク管理担当)
任汇川氏を含む金融をバックグラウンドに持つ新たな幹部の加入は、テンセントのフィンテック関連サービスをどのように変え、どのようなインターネット保険サービス業務を展開していくのか、今年の見どころとなる。
(出典:財新網等の記事から筆者が引用&翻訳・要約)

【一言コメント】
Newsにあるようにアリババの金融子会社アリ金融は、決済プラットフォームのサービスラインナップとして、「余額宝」や「花唄」、「相互宝」等、多数の金融系コンテンツをヒットさせているイメージがある一方、テンセントはWechatペイ位しか知らないなぁと思いました。
テンセントの巻き返しはあるのでしょうか、目とスマホが離せません。


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