シャララ万博カーニバルはたくさんのパフォーマーが各々の表現を追求しつつ、それらを互いに高めあう場所でもあります。

互いを意識するライバルでもあり、仲間でもある。それが栄徳高校ダンス部と高蔵高校ダンス部です。そしてこの度のシャララにはここにエイベックス・アーティストアカデミー名古屋校受講生も加わります。より白熱したライブパフォーマンスが繰り広げられることでしょう。

今回はダンスパフォーマンスに熱をたぎらせ日々練習に励んでいる栄徳高校と高蔵高校の両キャプテンにお話を伺ってきました。まずは栄徳高校ダンス部のキャプテン、金子さんのインタビューです。

お互いのよさを出し合う　栄徳高校ダンス部

栄徳高校　ダンス部主将　3年　金子咲也

ーーもうじき合同練習がはじまりますね。今回はエイベックス・アーティストアカデミー名古屋校受講生ともコラボレーションすると伺っています。部長の金子さんはもうすでに彼らのダンスを動画で見たと思いますが、どんな印象ですか？

金子：エイベックス・アーティストアカデミー名古屋校受講生は上手いなっていうのが率直な思いです。そして、楽しそうな感じの踊りだなっていう印象を受けます。実はまだ同じダンス部のメンバーにはどんな曲を披露するかも教えてないんです。この曲なら喜んでくれるかなと思います。今もすでにワクワクしてきました。

ーーエイベックス・アーティストアカデミー名古屋校受講生ってお金を払ってダンスを習って、本気でプロを目指している子たちなんですよ。

金子：そうですよね。やっぱりエイベックス・アーティストアカデミーなどの習い事としてお金を払ってダンスをやりにいってる子と部活では、練習の仕方とかも違ってくるかなっていうイメージがありますね。

部活は部活でエイベックス・アーティストアカデミー名古屋校受講生に負けないぐらいビシバシやっていますが、学校の時間として練習があります。学校生活でかなりの時間一緒にいますし、遠征などに行ったらみんなで遊んだりもします。

そこはエイベックス・アーティストアカデミー名古屋校受講生とは雰囲気が違うはずです。どちらが良い、悪いとかではなくて、お互いにいつもとは違う雰囲気が混じり合って、面白いものができあがればなと思っています。

お互いにいい刺激になることは間違いないので、本当に楽しみです。

ーーエイベックス・アーティストアカデミー名古屋校受講生にメッセージありますか？

金子：メッセージというほどのものではないですけど、僕たち高校生でエイベックス・アーティストアカデミー名古屋校受講生より歳上なので、負けないようにっていう気持ちはあります。プロ意識があって、ダンスを真剣に学びに行ってる子どもたちだとは思いますが、負けないように気張っていきたいです。

ですが、もちろん勝ち負けではないです。一緒に楽しくやるのが一番大切で、一応形としては高校生として、歳上として引っ張っていっていいものを一緒に作り上げられたらなと思います。

今からの合同練習頑張ります！

ライバルをも尊敬し、一緒のステージへ

ーー普段はライバル校の高蔵高校との合同練習を終えてどうですか？

金子：今回初めて一緒に合同で練習をさせていただいて、学ぶことがたくさんありました。例えば、高蔵高校のメンバーは集合の時立ち方を気をつけてたりしていて、部活の取り組み方の違いを感じました。

練習を見ていても、「あ〜そういうやり方もあるんだ」と踊りだけじゃなくて取り組み方も勉強になりますね。高蔵高校はリーダーが全部指示を出してやるというより、メンバー全員が意識を共有して協力してやっている感じがしました。

意識が共有されているところが魅力的です。そして、活気がある感じが羨ましいなってライバルでありながらも尊敬してます。

栄徳高校ダンス部キャプテン金子さんは、同じダンスパフォーマーとして高蔵高校ダンス部やエイベックス・アーティストアカデミー名古屋校受講生をリスペクトし、かつ楽しむ姿勢を忘れないことを語ってくれました。

金子さんは練習でも率先して部員を指導し、とても慕われてるように思いました。この仲間意識は普段から日常生活を共にする高校の部活ならではの良さだと感じました。

次は高蔵高校ダンス部キャプテン藤井あゆみさんのインタビューです。

挑戦に胸踊らす　高蔵高校ダンス部

高蔵高校　ダンス部主将　3年　藤井あゆみ

ーー高蔵高校のダンス部には去年もシャララ万博カーニバルに出演してもらったと思います。去年どうでしたか？

藤井：高蔵高校が他の学校とあまり合同練習する機会がないので、去年のシャララ万博カーニバルはいい経験をさせていただいたと思っています。また一緒に同じ作品を作れることがすごく楽しみです。

でも、去年は本当に初めてでしたが、今年は栄徳高校さんと2回目なので久しぶりだなっていう感覚もあります。

ーー今回コラボするエイベックス・アーティストアカデミー名古屋校受講生とは初めてですよね？彼らは年齢に幅があって、中学生もいます。

藤井：初めてですね。というか、中学生もいるんですか！？普通にびっくりしています。

ーーもう少しで20歳前のメンバーもいますが、彼らに話を聞くとみんな「プロになりたい」といっています。そういうメンバーとコラボするのはどうですか？

藤井：同じ部活には、あんまりスタジオに通いながら部活もするっていう子がいないのでちょっと不安です。でも、高蔵の人たちは、みんなで楽しむのが好きっていう子たちが多いのでそういう面は大丈夫かなって思ってます。

エイベックス・アーティストアカデミー名古屋校受講生はプロ意識があって、いろんな経験をしていると思います。対して高蔵高校のメンバーは高校生活なので、ダンス以外も一緒に過ごしています。そういったことはエイベックス・アーティストアカデミー名古屋校受講生のダンスと私たちとのダンスの雰囲気などで違いがでてくると思います。

エイベックス・アーティストアカデミー名古屋校受講生のメンバーの意識の高さやプライドと、部活の良さのみんなで楽しむが混ざりあって、いいステージになったらいいなと思いますね。

楽しさを力に変える

ーーエイベックス・アーティストアカデミー名古屋校受講生の踊りを見てどうですか？

藤井：楽しみです！

－－即答ですね。不安などはないのですか？

藤井：高蔵高校のメンバーと栄徳高校のメンバーが一緒にやったらどんな感じになるのかなっていうワクワクもありますし、エイベックス・アーティストアカデミー名古屋校受講生も一緒に踊らさせてもらえるのですごく楽しみです。

不安よりも楽しみが勝ちますね！

本気のメンバーが集う avex artist academy

avex artist academy（エイベックス・アーティストアカデミー）
エイベックス・アーティストアカデミーとは、これからのエンタテインメント業界で活躍できるアーティストやダンサーを育成するエイベックス直系の育成スクール。
（写真は左から　KONOKA  KOTOMI  YUMA）

ーーみなさんはエイベックス・アーティストアカデミーに通われているとのことですが、どのようなメンバーが集まってくるスクールなのですか？

KOTOMI：今回は高校のダンス部とのコラボレーションということで、ここにいるメンバーはダンスをやっています。しかし、エイベックス・アーティストアカデミーに来るのはダンサーだけではないです。

歌手やモデル、俳優や女優を本格的に目指す子が集まってくるスクールですね。幼稚園児から30歳くらいの大人まで幅広い層の人がいますが、何よりみんな本気です。私はもう8年ぐらい習っていますね。

ーーそのくらい長い期間だと、色々な経験がありそうですね。アーティストさんと一緒にイベントやライブに出演されてたりするんですか？

KOTOMI：先日はavex所属アーティストの名古屋公演にてバックダンサーをさせて頂きました。

プロ顔負けの彼女たちが目指すもの

ーー意識も高く、たくさんの経験をして頑張っていると思います。みなさんの目標について教えてください。

YUMA：私はAAAさんが好きなんです。AAAさんみたいにカッコ良くて、かわいいアーティストになりたくて一生懸命に練習しています。でも、将来的には芸能活動もしたいし、モデル活動もやりたいし、バックダンサーも続けたいです。

そして、いろんな人が私のダンスを見てくれて、尊敬されるような人になれたら嬉しいなって思っています。

KOTOMI：私はバックダンサーを目指しています。そのために、好きなアーティストさんと一緒に踊れる機会があったら、挑戦することを意識しています。

ダンス関係のお仕事でしたら何でもやっていきたいですし、バックダンサーだったり、イベントだったり、チャンスがあれば何でも挑戦したいです。

KONOKA：私もダンサーとしてやっていきたいと思っています。クラスによってレベルが違って自分にあったのが選べるので、成長があっていいと思っています。

ダンスを好きになってもらうきっかけを

ーーダンスに対する熱い想いがいいですね。みなさんはダンスを通してお客さんに何を伝えたいですか？

KONOKA：実はダンスを始めたきっかけが幼稚園の頃に、他のダンサーの方が踊ってるのを見たことなんです。「こういう世界って楽しいんだろうな」って思ったので、そういう風に自分も思ってもらえたら嬉しいです。

「ダンスってこんなに楽しいものなんだよ！」って伝えたいです。

KOTOMI：私も同じですね。テレビとかステージとかで踊ってる人を見て、ダンスやりたいなって思ったので、私たちのパフォーマンスがそんなきっかけになってくれたらなと思います。

今回は高校のダンス部さんと私たちで50人くらいで大勢なので、みんなでバッって揃えて、中高生のパワーがお客さんにも伝わって感動してほしいです。お客さんが何もかも忘れて盛り上がってくれたらいいステージになったと思えますね。

ーー実は僕はドラマーなんですよ。本番、みなさんとコラボしてドラムを叩くんですけど、みなさんが何を伝えたいかがすごくよく分かります。お客さんが幸せになってくれたらいいですよね。そのためには、まずは自分たちがそこまでいかないとなとも思います。

このメンバーだからこそ

ーー高校のダンス部とコラボするのは珍しいことだと思います。みなさんの意気込みを聞かせてください。

YUMA：私たちはエイベックス・アーティストアカデミーでダンスを習っていて、高校生の人たちは部活として習っているので、環境は違います。でもそれは一緒に踊っているうちに、お互いに良い所を盗んで、本番は皆で揃って楽しく、一致団結出来たらなと思います。

KONOKA：私は今中学3年生なので、高校生の人たちについていけるかの不安はあるんですけど、本番まで一生懸命やることで、最後に大成功出来たら良いなと思います。

ーー僕の想いとしては、このメンバーでしかできないステージになればいいなと思っています。僕らもそうですけど、ミュージシャンも上手い人集めればいいものができるかって言ったらそうでもないんです。

誰とやるかが問題で、どういう想いで一緒にやるかっていうのが、結局良いものを作りあげていくんで、良いステージになるかなって期待しています。

YUMA：がんばります。

KOTOMI：モリコロパークという歴史ある場所で一緒にできる機会は中々ないと思うので、お互いに高めあえる機会になれば嬉しいです。

私たちはエイベックス・アーティストアカデミー名古屋校受講生として出演するが多くて、高校生の人たちと接することがないので、高校生の若いパワーをいただいて、私たちもパワーを送って、気持ちを交換し合っていいものを作れたらと思います。

高蔵高校ダンス部はダンスを楽しむことを第一に活動していて、練習のときも皆顔をキラキラさせてダンスをしていました。

相手をリスペクトし技術や姿勢を学び取った栄徳高校。初めて会うライバルと一緒にステージを作り上げていくことを楽しむ高蔵高校。両者のダンスに対するスタンスの違いが今後どう変化していくのか。

そこに加えてプロを本気で目指すエイベックス・アーティストアカデミー名古屋校のメンバーが参戦するので、想いが重なってお互いが高め合ってほしいです。

そして、練習の成果が本番でどのような感動を与えてくれるのか。今からとても楽しみです。

シャララ万博カーニバル本番は明日。どのパフォーマーも本番に向けてラストの踏ん張りをしています。当日は観客の目を虜にする圧倒的な演出をしてくれることでしょう。

シャララ万博カーニバルのより詳しい情報もチェックしてくださいね！

テキスト/古佐小剛士
編集/神谷恭汰
インタビュアー/神保慎一郎
書き起こし/二階堂志紀　氷上太郎
撮影協力/ケン
特別協力/神保慎一郎