「誰もが何かしらのコンテンツがある」コミュニティービルダーとしてはじまり商店街に関わる大塚さんの話。

2021年3月15日 14:06

年間300件以上のイベントを企画・運営する「はじまり商店街」のメンバーとして携わっている大塚さん。どのようにしてコミュニティビルディングをおこなっているのかお話をしていただきました！

大塚誠也さん
Soft. Guest house / デザイナー＆コミュニティビルダー
1995年、神奈川県川崎市生まれ。 2018年3月に大学を卒業して、いきなり個人事業主（新卒フリーランス）に。ハード（建物）を持たないソフトだけの概念的ゲストハウス「Soft. Guest House」を開業。
場づくりやコミュニティ、デザインの仕事をしている。多拠点居住サービス「Hostel Life」の運営にも携わっている。

はじまり商店街とは？

場所に捉われずに、個人/組織課題を共有する場をデザインするコミュニティビルディングカンパニー。
最初は共同代表の柴田さんとくまがいさんが2人でイベント運営などをおこなっていましたが、コミュニティービルダーのメンバーが増え、それぞれが各自イベントを行い、現在では1年に計300件以上のイベント数になっているそうです。大塚さんをはじめ、最初ははじまり商店街のイベントの参加者として関わり、のちにコミュニティビルダーになるケースが多いのだとか。

コミュニティービルダーとは？

一言で言うと、ヒト・モノ・コトを繋いでコミュニティをつくり、動かす人です。

（はじまり商店街ホームページより引用）

現在はじまり商店街には十数名のコミュニティビルダーがおり、「伴走者」としてイベントをしたい人のサポートをおこないます。食、恋愛、旅などメンバーそれぞれの興味をいかしたりしながら、はじまりをはじめるお手伝いをしています。

イベントの作り方

大塚さんは毎月様々な人と一緒にタッグを組んでイベントを開催しており、筆者も一緒に下記断捨離のオンラインイベントをやりました。

イベントの立ち上げに関してはとてもシンプルで、コミュニティビルダーがイベント主宰者に内容と開催日時をヒアリングするだけ。すぐにイベントページが作成され、あとはやるしかないという状況になります。

ヒアリングに関しては、何について話したいか、またどういう人に会いたいかをまず聞きます。主宰者のまわりにコミュニティをつくってあげることもコミュニティビルダーの仕事の一つだそうで、イベントに来てくれる人が今後自分がつくりたいコミュニティの構成員となりうるため、どういう人にきてほしいかをヒアリングします。

イベントのカバー写真や構成に関してはコミュニティビルダー側で基本作成してくれるため、イベントを始めたいけれどどうしていいか分からないという人にとって、こういうサポートがあるのは大きいでしょう。

またイベントをやる上で一番心配なのが、人がきてくれるかどうか。
集客に関してもコミュニティビルダーがコンサルやサポートをし、はじまり商店街のSNS上での宣伝もおこなうため、初心者の方でも安心です。

こちらは大塚さんが考えるイベント開催における大事な３つの要素👇

マンダラ思考法でアイディア出し

大塚さんがイベント内容のアイディア出しによく使うのが、「マンダラ思考法」。
①縦3マス×横3マス、合計9マスのマス目を書く
②中心のマス目に深掘りしたい課題を書く
③周りのマス目に課題に関連したワードを思いつくままに書く
④周りのマス目のワードを一つピックアップし、さらにそこから新しくマンダラートを書く

これをすることでアイディアの整理や拡大ができるそうです。

イベント企画は正直大変。メンタルをどう維持する？

イベントなんてすぐにできるじゃんと思われがちですが、正直とても大変です。参加者が誰もこなかった時なんかは、メンタリティが崩壊します、、

はじまり商店街には、コミュニティビルダーの定例ミーティングがあり、そこで最近の出来事やイベントの企画などについて話し合っています。個人的に抱えている悩みを相談したり、アイディアをシェアしたりもするといいます。互いに情報交換をしたり、それぞれの成功体験などをシェアすることで、1人で抱えていた悩みも解決することができます。