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【必見!】新NISA;成長投資枠に必要な分配金の知識

こんちは!副業社労まさゆきです。

新NISA「つみたて投資枠」に申込みました。成長投資枠も考えていますが分配金の知識が必要です。口座を開設した某銀行に聞きました。

《分配金の知識;普通分配金、特別分配金とは?》
株の配当金と比較すると解りやすいでしょうか。配当金は、決算期に会社が得た利益を株主に分配します。投資信託は決算期に運用実績から分配金を出します。分配金には普通分配金と特別分配金の2種類があります。

10,500円の投資信託(以下「ファンド」)を購入したとします。ファンドの決算期に500円値上がりし11,000円となりました。ここでファンド側が「分配金を1,000円出す」と決めたとしましょう。
1,000円の内、500円は運用益なので元手は減りません。これを「普通分配金」と言います。残りの500円は元手を取り崩して分配します。これが「特別分配金」です。特別分配金は「元手を減らした分配金」です。

《特別分配金は何故必要か》
何故元手を減らしてまで分配金を出すのでしょうか?投資信託には「貯蓄目的」ファンドと「分配金を定期的に出す生活資金補填目的」ファンドの2つがあります。

退職金を、年金を補完する生活資金に使う為、リスクを覚悟して投資信託で運用するとします。運用しながら定期的に生活資金を得る手段に分配金があります。運用状況に関わらず定期的に分配金が必要で、特別分配金が使われます。但し、運用益が目論見から大幅に悪化し特別分配金が膨らむと、「10年分の生活資金の積りが5年で無くなる」リスクがあります。

NISAは貯蓄目的で制度設計しており、「つみたて投資枠」に分配金を出す投資信託は“ほぼ”ありません。「成長投資枠」には分配金がありますが、毎月分配金を出すタイプ(毎月決算型)は貯蓄に相応しくなく対象外です。成長投資枠でファンドを選択する場合は分配金に着目し選択しましょう。

《分配金有無と分配金種類はどこを見れば判る?》
1)分配金の有無
資料の「過去6期分の決算・分配金情報」を見て分配金が0円なら分配金無と判断できます。
2)決算期
「毎月決算」「隔月決済」「年2回決算」「年1回決算」があります。分配金は決算毎、決算回数が多いと貯蓄性は劣ります。
3)特別分配金を出すファンドか否か
某銀行曰く「私達が見れる資料で特別分配金有無の判断は難しいです。銀行の資料から情報提供します」聞かければ判らないそうです…
4)予想分配金提示型
特別分配金リスク解消を目的として「運用益が10%なら5%配分配金」等、運用成績で分配金を抑えるファンドです。ただ、「特別分配金出さない」とは明言していません。これも金融機関に聞かなければ判らないそうです。

《運用手数料が安いネット証券がいいかは利用者次第》
NISA運用手数料が安いネット証券が人気です。同じファンドを10,000円、3種類の金融機関で購入した場合の月運用手数料を比較してみました(概数)
①某銀行店頭ファンド:20円
②某銀行インターネットファンド:15円
③ネット証券ファンド:8円
某銀行もインターネット専用ファンド②で対抗しますが、ネット証券が安い。

どれを選択するかは利用者次第。「Face To Faceで情報を知りたい」私は某銀行に相談しつつ②を購入します。

《分配金を再投資に廻す時は成長投資枠上限に注意》
「分配金を再投資すればいい」再投資分配金は成長投資枠上限240万円/年枠にカウントされます。再投資した分配金も含め240万を超えると、超過分は課税口座に移され、運用益に20%課税されます。「そんな口座作ってない」いえ、NISA口座作成時に金融機関が作る事になっています。要注意です。

ではまた次回


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