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【平成の労務】#03 昭和→平成→令和における労務の変化

こんにちは。

IPO支援(労務監査・労務DD・労務デューデリジェンス)、労使トラブル防止やハラスメント防止などのコンサルティング、就業規則や人事評価制度などの作成や改定、各種セミナー講師などを行っている東京恵比寿の社会保険労務士法人シグナル代表 特定社会保険労務士有馬美帆(@sharoushisignal)です。
お仕事のご依頼はこちらまで info@sharoushisignal.com

「令和」という元号にもようやく馴染んできたかな、という今日この頃ですが、様々な書類で「平成」の二文字も見かけますので、まだまだ「平成」は完全に過去の存在にはなっていませんよね。

さて、前回までは、労働基準法を軸に「平成の労務」を振り返ってきました。

【平成の労務】#01 令和の課題は、「昭和からの宿題」だった!
【平成の労務】#02 労働基準法における「昭和からの宿題」

しかし、労務の問題は労働基準法の問題だけではありません。

男女雇用機会均等法、労働契約法、パート・有期労働法など、さまざまな労務の問題を受けて、新たな法律が成立したり法改正がされたりしました。

これら全てをこのnoteで扱うのは難しいので、一覧表にまとめてみました!
以下がその表です(弊所のメンバーで頑張りました!力作!)。

ご覧になっていかがでしょうか。

左から右へと、それぞれの時代の問題と課題が載っています。

一番右端には自社の対応度チェック覧も設けておきましたので、ぜひ自社がどれくらい令和への課題を既にクリアしているのか、今後、経営計画などに盛り込んで対策していかなければならない事項は何かなどを考えつつチェックしてくださいね。

この作業を行っていただければ、平成の思い出が浮かび上がってくると同時に、労務に関する自社の全体像も浮かび上がってくるはずです。


本当は、一つずつの項目について解説や私の想いを書いていきたいのですが、これだけのボリュームだと本が一冊出版できるほど長くなってしまいますので、今回は泣く泣く割愛します。

全体的な社会情勢の変化としては、下の表に色付けした通り、昭和末期(バブル絶頂期)は、濃いグレーだった問題が、平成で薄いグレーにまで変化し、令和ではきっとホワイトになってくれるであろうと大いに期待しています。 

そして、これら令和の課題をクリアしていく上でカギとなるのが、HRテクノロジーの活用とエンゲージメント向上です。 

HRテクノロジーについては、以前noteに書きましたのでそちらをご覧ください。
【HRテクノロジー】 #01  ~本格活用時代の到来~
【HRテクノロジー】#02 ~自社に最適なシステムの見分け方~

ちょうど2019年5月26日に、HRテクノロジーについてのセミナーに登壇したばかりです。
【社労士向け】社労士からみたHRテクノロジー活用の実際と可能性

セミナー内で、HRテクノロジーシステムを開発されている各社の方に、それぞれプレゼンをしていただいたのですが、講師を務める私でさえ、「本当にテクノロジーの進化のスピードは速いなあ」と驚かされてしまいます。

ですが、このスピードの速さで便利に使いやすく進化してくれるなら、HRテクノロジーシステムが、柔軟な働き方や、人手不足対策、女性や高齢者の活躍推進などの令和の課題の解決についても、きっと貢献してくれると思います。

今回は、社会保険労務士の方々を主な対象としたセミナーでしたが、引き続き企業の経営者やHR担当者の皆様向けにも、日々進化し続けるHRテクノロジーについて積極的に情報発信していきます.

もう一つのカギとなるエンゲージメント向上についてビジネスガイド 2019年8月号(2019年7月発売予定 日本法令)に記事が掲載予定です。HR担当者向けに執筆しておりますので、ぜひご覧ください。
また、発売に合わせてnoteもアップする予定です。お楽しみに。


HR関係の業務に携わる読者の皆さんと、いつかこの表を見ながら意見交換をする懇親会を企画したいと思っています。ご参加したいという方は、ぜひご連絡ください。


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※現在お問い合わせを多数頂いているため、特に手続業務(いわゆる1号業務・2号業務)に関しましてはご要望に添えない場合もございます。できる限りご依頼にはお応えするように努めておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

執筆等している以下もご覧ください。




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