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「えいやっ! と飛び出すあの一瞬を愛してる」でどこに印象が残っているか?

結論

読みすすめるにつれて、咲子さん(作者)が、
自分が知っている、魅力的な人であると錯覚して、
「読み終わると、物語がほんとに終わってしまう」
という、複雑な気分になった。

その中でも、文章の中で、
人生のきらめきみたいなものが、
伝わってきて、手元にずっと持っていたい本である。

経緯

自分は、2000年代に活躍した、
andymoriというバンドが青春時代を作っている。
特に、ボーカルの小山田壮平さんは大好きで、
今でも足繁くライブに通っている。
ツイキャスもたまにやってくれて、
前回はエレカシの曲がいささか素敵だった。

狂信的に好きな時代に、
この本の存在を知っていた。
大体8年前くらい。
なんで読まなかったか、というと
作者が不慮の事故で死んでしまっているのを知っていて、
読んでいて、暗くなってしまう気がしたからだ。

時を戻して、今、
コロナウイルスで、家にいる時間が多い。
一大発起で、ゆっくり読もうと思って読んだ。
読み終わって、心に残っている文章をアウトプットしよう。

印象に残っているところ

BVJグループにて
美しいものを美しいと感じる心には、国家や民族の見えない壁を一足飛びに飛び越える強さがある。

ドミトリーでいろんな国籍が話し合ったあとに芸術の話に切り替わった、
ときの文章。
文章を読んでいてハッとした。
言葉もわからない洋楽を、
無心で追いかける気持ちは、国境を超えている。
つまり自分の傍にあったのだ。
身近な答えなのかもしれない。

BGMS
狭めながら広げる。~少略~
私たちはそれぞれ瞬間の旅をしているので。

この章が、なぜ印象に残っているのかわからない。
ただ、文章から達成感と、同時に自分を見つめ直している事が伝わった。
(小山田壮平さんが、BGMSというバンドを組んでいたのがつながっているきがした。)

ストレート
私は、今、目の前で生きて変化し続けている人と話をしていたい。
あたりのさわりのある話をしていたい。
本気で泣いたり起こったりできる関係でないと、
本当に美しいものを分かち合えないと思うからだ。

この文章が一番響いた。
これなのかわからないが、自分も過去の人と話すのは、
要領をえないことがある。
今の人とぶつかっていたい。(職場は除く。)


それはもう視界一面が薄ピンクに染まる花の風

詩的な表現としては、ここが一番好き。
自分が季節を自覚したのはいつだろう?
幼稚園の頃、運動会が行われると
やれやれと季節を感じていた記憶がある。

自分のアクション

この本は、まさに
文章は、人を移す鏡である
を体現している本である。

自分としては、
・気負わず、文章を書いていこう
・自分の思いにちゃんと向き合って、文章に使用
そう思えました。

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