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”GIVE”じゃなくて”TAKE”から始めよう。【継続できないのはTAKEの段階を飛ばしているから】【インタビュー記事vol.0】


17時過ぎ。
町田駅のスタバ。

どうにも家では頭が働かないひつじはいっつもスタバに課金して記事を書いております。

家じゃアイデア生産皆無のくせに玄関を出たが最後、一気に頭が回り始める。

今日は何を書こうか。何を進めようか。
電車と徒歩で移動してきた1時間ほどで今日のアウトプットしたいことリストが随分分厚くなってしまった。

直ちに形にして参ります。もう少し回転数がちょうど良くならないものか私の頭、、、、笑




さて、回転数がいい塩梅に落ち着いて参りました。
今回何を書くかというと、「良きTAKERであれ!」というお話し。


TAKERと聞いてどう感じますでしょうか?

きっと巷ではあまりいい印象で使われいていないのではないかと思います。”他人から搾取する人”みたいな印象ですよね。

それと対照的に”GIVER”という言葉があります。
TAKERと違ってこちらは良い印象で語られることが多いかと。

「とにかくGIVEしろ!」
「GIVEするものが報われる。」

みたいにいう人がたくさんいる。
5年ほど前、学生時代に読んだ本もそんな内容のものがちらほらとあったような、、、。

与える人こそ成功する。なるほど。

当時はこの本に偉く感銘を受けて、自分にできるGIVEはないか、、、、何が自分らしくGIVEができる生き方はなんだろうか、、、?なんて考えていましたけども、、、、、。


5年後。ちょっと違う意見を持つに至りました。
そんなにgiveばかりに着目するのも何か違う。

社会人になった私は、消防署で働いたりゲストハウスで働いたりと紆余曲折を経て、今はライフコーチという仕事をしております。

「やりたい事が見つからない」と悩む人の”やりたい事探し”をサポートする所から、見つけた”やりたい事”を仕事にして自分らしい人生の軸を作るまでの支援をしている。

これは言い換えれば、彼らの個性を生かしつつGIVERとして生きていく方法を一緒に作っているわけだ。

仕事の性格上、私の手元にはある程度の良質なGIVEを通じてイキイキと社会と繋がりながら生きていくためのノウハウがある。

それもどこかで見聞きしただけの受け売りではなく自分の手足で見つけてきた一次情報。

私は巷でいう意見よりも、自分で見つけてきた”この考え方”の方が信憑性が高いと思っている。

”この考え方”が何かというと「GIVERになることに固執しているうちは、うまいこと行かないさ。」ってこと。


クライアントさん達は今、それぞれの活動する軸を見つけて

バリキャリをしながら
副業としてフリーカメラマンを
していたりとか

離島に移住してカレー屋を
営んでいたりとか

アートの世界でグランプリを
受賞したりとか取材を受けたりしている。


カメラをしてみたり。(今回のサムネをとっていただいたのもこの方です。詳細はまた次回)


離島でカレー屋を開いてみたり、、、


取材を受けてみたり。


結果的に彼らは何かしら世間に対して「GIVE」する手段を見つけたのだが、その道のりにはみんな「TAKER」を思わせるエピソードがある。


結果的にgiverになったけども、最初に考えるべきはGIVEじゃない。

GIVEのことを気にして効果が出るのは
そもそもTAKEの段階がある程度完了している人のみだと思う。


だから今日は、巷でよくいう「とにかくGIVEしろ!」という考え方にメスを入れつつ、「よきTAKERであれ!」というお話をして参ります。


何も「他人を蹴落として小賢しく生きていけ」みたいなそんな話をしているのではありません。私が言いたいTAKEはもっと別のもの。

動画でも話している内容なので、お時間がない方はこちらをご覧あれ。






【自己紹介】
ひつじと名乗る男



・工藤夏樹 (くどう なつき)
・1997年生まれ
・岩手生まれ神奈川育ち
・AB型
・星野源信者、BUMP OF CHICKEN信者、筋肉信者


都内の大学で救急医療を学び、卒業後は消防署に就職。
消防隊と救急隊を3年間経験したのちに退職。


その後は以下の3軸の活動をはじめる。


・ライフコーチ
・パーソナルトレーナー
・ゲストハウススタッフ

当時の様子↑


現在はライフコーチを軸にして活動中。


活動の様子


オンラインでセッションをしたり↓


動画を撮ったり、、、


コーチングを受けて移住を決意した方にお会いしに行ったり、、、。


クライアントさんに向けて絵を描いたり、、、。


筋肉、イラスト、、、、、「クラスで一番になれる」程度の特技を組み合わせながら、あくまで対話で人と向き合う力を研ぎ澄ませて仕事をしております。そんな具合の人間が画面越しにではありますが、これからあなたとお話をさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。

では自己紹介はこのくらいにしてそろそろ本編に参りましょうか






一応「GIVEするものは報われる」には同意。


giveするものが報われる。

”give”に対する信仰はこの言葉とともに育まれているように思う。
キリストの「与えよさらば与えられん」みたいなね。そもそも太古の昔から偉い人たちがこぞって口にしている。報われたいならGIVERであれと。


確かにこの理屈には一理ある。


この理屈の裏付けを長ったらしく語るのは今回はやめておきます。きっと読んでいるあなたもイメージしやすい部分だと思うから。いくらでも理由をつけられる。「変法性の法則」とか、実際に先ほど例に挙げた本には「成績が一番いいエンジニアはGIVERであった。」なんて旨の記述もある。既に裏付けが取られて広く流通している考え方なので割愛!


私の元に来られるクライアントさん達も、GIVERであろうとする意識が、、、、、というかTAKERにはならないように最新の注意を払っている感じがする。きっと私が元々そのタイプだから似たもの同士が引き寄せ合うのかもね。


「giveするものこそ成功する。」とか
「与えよさすれば与えられん。」とか


そういう言葉が裏返って認知されて


「TAKERになると不幸になる」とか
「TAKERになると誰にもgiveしてもらえなくなる。」みたいなそんな認識をしていそう。


だから、TAKEすることへの恐怖から逃れるために頑張ってgiveする手段を探しているように見える。


うーん、、、でもこの時の状態って、欲しいものとそれを得るための打ち手が一致していなくて、空回っているのではないかな?と思うのですよね。


giveすれば”報われる”と言っている時点で、、、


ちょっとお話がそれますが、マズローの欲求後段階説をご存知でしょうか?
この理論が心のお話をするときに大変便利なので、私のコンテンツではちょくちょく話題に上がります。この5段階のピラミッドのことですね。



人の心が抱く代表的な5つの欲求を、段階構造に分けて表したのが欲求五段階説。偉い昔の心理学者マズローさんの提唱した学説です。


簡単に説明すると、人はこの図の下の欲求から順番に心を満たしていくそうなのですが、、、、ポイントがあって、下段の欲求が満たされていなければ、その上段の欲望は感じることすらできないという性質があるのですよ。(後で出てきます。)


例えば、一番下の生理的欲求(生命を維持したい)が満たされていないのに、より高位に位置する承認欲求(認められたい)を感じている余裕なんてないですよね。

今まさにライオンに追いかけられていて、命の危機に瀕しているのに「もっと自分を褒めてほしい」なんて思えるなら大したものです。

体調を崩してしまい、頭が割れそうになっている最中に「やりたい事を見つけたい!」なんて具体的に頭を回すことができるでしょうか。

いつだって心が満たされるのは下段から順番になのです。



現在地がわかっていないことが多い。



突然マズローさんの力を借りて何が言いたいかというと、人の悩みのほとんどは自分の現在地がわかっていないことが原因であるということです。

自分の現状がわからないままもがいているから、今の症状と悩みに対する行動が噛み合っていないのです。


その象徴が、「giveするものが報われる」という言葉に込められています。


この言葉を二つに分けます。

「giveする」と。
「報われる」と。

これらの言葉が持つ性質はそれぞれ異なります。

もう一度マズローさんの力を借りましょう。



「give」するという行為はピラミッドのてっぺんに位置する、「自己実現欲求を象徴しています。

【自己実現欲求】能力を発揮して創造的活動をしたい。

一方で「報われる」はどちらかというと、承認欲求に位置するワードではないでしょうか。

【承認欲求】自分を認めたい、他人から認められたい。


要は、「giveするものが報われる」という言葉は

報われたいと感じている承認欲求段階の人に対して
giveしよう!と自己実現段階の行動を促すものなのです。

心と行動にギャップが生まれてしまいます。


で、多くの人は自分なりにgiveする方法を探すのですが、、、、どうでしょう。挫折しません?このやり方だと。



上段の欲望は感じることすらできない。



先ほど軽く触れましたが、マズローさんのいうことが正しいならば人の心が満たされていくのは下から順番であって、この順番が覆ることはありません。


「報われたい!」「成功したい!」と叫び承認欲求段階にいる人が、自己実現の象徴たる”give”をするには、そもそもモチベーションが湧かないはずです。だって承認欲求段階にいる今は、giveしたいなんて感じることすらままならないのだもの。


だから、giveしよう!なんて行動ばかり自己実現段階にいる人を真似ても、すぐに心が挫ける。行動は心の状態に引っ張られるのです。


だから、報われたい!成功したい!なんて思う人は、一旦”GIVER”になることは手放して、素直に「認めて欲しい!」を前面に出していいと思う。

勇気を出して自分が承認欲求段階にいることを認めて、心を満たすための行動に切り替えるべきではなかろうか。

すなわちTAKERになることを自分に許可してもいいのではないだろうか?と思うのです。


どうでしょう。あなたの心の現在地はどの段階にいますか?

承認欲求?
自己実現?

もし、自己実現をしようと、、、、giveをしようと行動をしているのに、どこか心にとっかかりがあるならば、承認欲求段階に立ち戻って行動をしてもいいかもしれません。



【この記事で言いたいこと】


承認欲求段階にいる人は、一度giveすることを諦めて他者からの承認をTAKEすることに集中して良いのではないだろうか。


事実、承認欲求の段階をクリアした後の私のクライアントさんは、その後の進捗が大変早い。活動を始めて3ヶ月グランプリをとったりとか、同じく活動を始めて3ヶ月で自分の活動を数十万規模の太い収益に繋げたりとか。


高く飛ぶためには一旦しゃがんでみても良いのではないでしょうか?



giveできる自分への自己効力感



この記事で一番伝えたいことは伝えました。

最後にあと2つだけ補足しますね。


1つは「そもそもgiveをすることで心を満たそうとするのは燃費が悪いのでは?」なんてお話。

もう1つは「では具体的に何をすれば、実際に心が満たされて無理なくgiveできる自分になるのか?」なんて話。


先に前者から行きますね。giveだけで心の栄養を賄うのは燃費が悪い。そう思うのです。


承認欲求の段階構造。




承認欲求を満たそうにも、そのアプローチ方法はいくつかあります。主にずの5つです。また五段階のピラミッド構造、、、、笑
先ほどのものとこんがらがりそうですね、、、、。

一つずつの解説はここでは割愛しますが、要は上から順番に「簡単かつ効果がライトな承認方法」になります。

誰しも100点満点の”結果”を出した人を讃えることはできるだろうけど、その成長”プロセス”に目を向ける人は限られる。

結果が出ていないうちの”行動”や練習そのものに、光を当てて承認ができる人はさらに絞られる。

行動が伴わなくとも、価値観としてその人に根付いているものを掘り下げて承認するなんてプロの技でしょう、、。

そして、相手の存在自体や辿ってきた過去を丸ごと承認して認めることができたら、、、、それはもはや愛と言っても過言ではないかもしれません。


と言った感じで、下に行くほどだんだんと承認することが難しく、反対にそれを得た時の満たされ効果が大きくなっていきます。



で、giveできる自分になりたい!という欲求はおそらく承認欲求に基づくものでしょうが、とりわけ①結果承認、②プロセス承認、③行動承認あたりに依存する承認スタイルになります。

これらの”見える世界”への承認を割と”自己効力感”なんて言ったりします。
自分ができること、行動していることへの承認。

自分のメンタル基盤が行動や結果に依存するので、何結果が出ていなかったりとか、思うように動けない時は途端に自己基盤が崩れ落ちる。


また、承認欲求というのはどうしても他人からももらいたくなるものなので、自分がやったこと成し遂げた事に対する承認を逐一誰かに求めるようになっていく。

もっと褒めて!ってやたらめったら周囲に求めなければ心の採算が合わなくなっていく。

こうなると多分、あなたが危惧していたTAKERの姿に似ているのではないでしょうか?

自己効力感は大事なのだけど、これだけに依存していると他人に求める承認の量が多くなっていくのですよ。


だから、自己効力のもっと下にある「マインド」や「存在」を認めてもらう手段を構築することが大変重要かとひつじは思います。



具体的なTAKEの仕方とその効果の事例。


ではどうすればいいか、、、そのお話はまた次回にしましょう。


この前ね、私のクライアントさんと対談をしてきたのですよ。この対談で聞いたお話とか、みてきたものが、彼女の成功の裏側にあるものをきれいに説明してくれた気がするのです。

対談用にとっていただいた会場に言った瞬間に「ああ、、、、なるほどね、、、、」って感じました。

あー!早く描きたい!
また次回描きます!
しばしお待ちを!


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