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最近地味に笑った、私のくだらない日常。

中国での生活も9ヶ月が経過。
新たな土地での生活にも慣れ、何を見てもそう簡単には驚かなくなり、それなりに図太く生きている私です。
ですが、今日はどうしても忘れられなかったことがあるので、とてもくだらないですがいくつか書きたいと思います。


羞恥心を感じられないおばちゃん

ある日、行きつけのカフェでいつも通りくつろいでいたところ。

ふと顔を上げた先にいた、ひとりの女性の衝撃的な姿に唖然としました。

その方は中国人のいかにもおばちゃんという感じで、ぽっちゃりめ、多分50-60代くらいの方かなと思います。
一緒に来ていたもう1人のおばちゃんと一緒に、何やら真剣に話し込んでいました。

そこはおしゃれなカフェで、お客さんは多く、私たちは皆こんな感じの肘掛け椅子に座っていたのですが。

淘宝(タオバオ)から拝借

そのおばちゃんは、肘を置くことも出来なさそうなこの椅子に、
なんと片足を掛けて、股を開いて座っていたんです。

いや、まあいいんです、別に自宅ではどんな座り方をしていても。
でも、公共の場で、どちらかと言えば腕を置くところに、わざわざ足を持ち上げてそこに掛けますか。

ちょっとくつろぎ過ぎでは…!?

相手方のおばちゃんは、机で阻まれて股までは見えないのか、特に気にせず、ずっと話し込む2人。
ズボンを履いていらっしゃるとはいえ、私の角度からは股が丸見えなのですが…。

歳を取ると人はこんなにも羞恥心を無くせるものなのでしょうか。

この衝撃を絵に描いて再現するのは難しいと思い、とっさに写真を撮ろうか迷いましたが、思い止まりました笑


友人の猫の名前は「ミミ」

週に一度、遊び(勉強)に行く中国人宅があります。
そこには白い毛並みが綺麗な可愛い子猫ちゃんがいて、名前はミミちゃん。行くといつもクンクン匂いを嗅いでくるのが可愛くて、いつも「ミミ!ミミ!」と呼んで可愛がっています。

ですが、あるとき中国語の授業で、思わぬ事実が発覚しました。

公園などでのら猫に遭遇したとき、中国人は手を叩いて「咪咪mīmi(ミミ)!こっちおいで!」とかって呼ぶそうなのです。

咪咪(ミミ)は猫の鳴き声に当てはめた音で、日本語だと「にゃーにゃー」「にゃんにゃん」が妥当な訳になります。

名前のない猫を、中国語で咪咪(ミミ)と呼ぶ…。

…あれ、そうなると、私の友人ってなんかちょっとおかしくない?
「ミミ」って確かに可愛いけど、日本で飼い猫に「にゃーにゃー」とかって名付けるのと同じことをしているということでしょ?
そんな飼い主さん、日本にいるかな?

動揺を隠せない私。

「名前を考えるのが面倒だったのかしら」


そう中国語の先生に言われ、名前がミミである所以をこれ以上考えるのはよそうと思いました。


there will be orgasm

ある日、友人とカフェに行ったときのこと。

なぜか、カフェラテを頼んだ私のコップだけ、こんな文字が綴られていました。

「there will be orgasm」

そこは小さなカフェで、お客さんも多くなく、注文内容にもよるのか同じマグカップで飲んでいる客がざっと見当たらない。

え、これヤバくない?中国的にアリなの?
こういう性を連想するワード、厳しく規制されてそうなのに。
organic の名詞のorganismにしたかったけど綴り間違ったパターン?
それともこれに反応してしまった私が低俗なだけなのか?

ひとしきり友人と笑ったあと、口コミアプリで有名な大众点评で、同じコップの写真がオンライン上にないか調べてみたところ…。


ない!

一切上がってないのだ。


こんな写真たちが永遠に上がっている。

なぜ、「there will be」で止めるのだ。あなた方の店にはもっとイカした名前のコップがあるはずなのに。
紙コップは「there will be coffee」で統一されてるし。

もしかしてあのカップは数少ない限定品だったとか。
それとも新作だったり?
中国の若者も、これはさすがに遠慮をして、写真をあげるのをやめたのかな。

謎すぎる。笑

なぜこれを採用したのか、オーナーに真相を聞いてみたいです。笑



産後にしてはいけないリスト in 中国

最近になって疑問視する動きが出ているとの話ですが、中国では、産後まもない女性に対し、1ヶ月間、やってはいけないリストなる迷信が今も存在します。(坐月子zuòyuèzi

それが、こちら↓

sixthtoneのInstagramから拝借


中でもちょっと極端だなと思うのが…

1ヶ月間室内にいなさい。
2週間頭を洗ってはいけない。
泣いてはいけない。
本やテレビ、オンラインなどを見てはいけない。
靴下を履きなさい。長袖を着なさい。
エアコンを使ってはいけない。

泣いてはいけない、は大ウケでした笑


このことについて中国&他国の友人を交えて意見交換をしたのだが、特に出産経験のある欧米系の友人達はwhat a fuck 状態。

「多分これ私全部やったわ」
「ホルモンバランス崩れるわ、寝れないわ痛いわ、そんな状況で泣くななんて無理よ」

中国人の友人は特に反論もせず…
外国人が一方的に批判する、という何とも居心地の悪い場となってしまいました…。


特にこの、「靴下を履く、長袖を着る」という点について取り上げてみたいが、中国では「体を冷やすのは良くないこと」という考えから、真冬だろうが真夏だろうが、レストランに行けば必ず「お湯」が出てきます。

この論理は、どうやら大人だけでなく赤ちゃんにも適用するようで。
赤ん坊に靴下を履かせずに外出したら、見ず知らずの中国人から「靴下を履かせなさい」と注意された日本人ママさんがいました。

アイさんという、中国人のお手伝いさんを雇っている子育て家庭も多いですが、アイさんが、いつ何時も家の中で乳幼児に靴下を履かせようとするので、「出来ればやめて欲しい…」と呟いていたママさんもいました。

その割には、乳幼児のお腹を冷やすような服を着せているのもこの国でありますが…。

https://news.livedoor.com/lite/article_detail/9460770/

※股われズボン。オムツをあえて履かせない事で、早く1人で排泄できるようになるんだとか。(現在でもまだ使っている地域はある)


おまけ

時々、中国人の方々のハートの強さには度肝を抜かれます。

例えば、真冬は川が凍る直前まで、遊泳禁止の場所で寒中水泳して体を鍛える中国人のおっちゃん達。
(ルールを守っている、とは言えませんが)

川が凍った後は、スケートリンク場として整備されているわけでは無い場所で、自前のスケート靴を持ってきて楽しく滑るおじちゃんおばちゃん達。
(氷が割れても自業自得、とは思いますが)

ジムに行くと、体を鍛え上げている中国人女性も多くて驚きます。ピラティスでは、体の柔らかさを見せつつ、強さもあるので最後までトレーニングに根を上げない。
学生時代はずっと運動部でそれなりに体力もあった私ですが、今はつらくてついて行けず、自分がへなちょこに思えてしまいます。


周りの目を気にしない強さ、理不尽に耐える強さ。
人目を気にしなさ過ぎると品がなく見えるのも、これまた事実ですが。

人それぞれ程度の違いはあれど、大国で様々な競争に晒されてきたからこそ、鈍感でいられるんでしょうか。




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