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【ヒメヒナ考察】「パラソムニア」の歌詞考察(2023/6/11時点)

ここでの最も大きい収穫は夢遊病の症状の考察ができたことじゃないだろうか。まだまだ想像の域をでないが仮説を立てられるというのはとてもいいことなのだ。イエーイ!


📌夢遊病とは

夢遊病は現実として存在している。
ただ、この話の上ではただのメンタル的な話じゃなくて、恐らく「現象」として描かれている
夢遊病は知らないうちに行動しているものだが、言い換えれば"行動したことを忘れている"という見方もできる。
つまり、「記憶欠損」ではないか?

記憶欠損についてもう少し深掘りすると、この症状が機械達だけに発症しているものだと仮定してみよう
この記憶欠損は人間の忘却機能を再現した心情表現プログラムの一部で、恐らく精度の問題で良くない形の記憶欠損が発生しているのかもしれない。
「忘れたふり」の言葉がこの精度の話に関わってくるのだとすれば、忘れないという想いの強さに応じて記憶欠損プログラムが実行されるのかもしれない。

📌砂の城

彼らは何かの支配からの逃走の果てに砂の城(居場所または国家)を作った
ここに登場する人物は、方針のようなものについて会話してるのでそれを主導した者たちではないかと思われる。
ただ、この砂の城は求めた理想国家ではなかった
たとえば、受けた苦痛を今度は自分達が与えるようになったとか。
権力を得たことよって豹変するような話があったのでそれに関わってきそうだ。
もう少し妄想を膨らませると嘘とか秘密を暴くとかという言葉あることから心を覗く装置か何かを導入したのではないかとも考えている。

この歌詞の中で、説得を受けてその悪い砂の城を解体しているように見える。(誤った思想での運営で国家が自壊したとかもありそう)
そして、彼らはまた過去に想い描いた夢の実現へ向けて進み出す。
彼らが想い描いた夢には「自由」「愛」があった。

📌劣等感

劣等感が彼に理想と逆の砂の城作りをさせていた
じゃあ、何に怯えているのか?
劣等性が明るみなること。将来性への漠然とした不安とかより優劣が先に来ている。
理想を追えない心の問題がある。

📌彼らの元いた場所と関係性

彼らはパノプティコン(監獄)から逃げ出したのではないかと思っている
ここで、超監視社会において彼らが実験動物のような扱いを受けていたという仮定をしよう。
生の実感もなく未来への希望を抱くこともできない辛い社会からなんとかして逃げ出したのではないだろうか。
だから「自由」「愛」を求めたのではないだろうか。

この支配構造から想定されるのは科学者とロボットの関係
神喰姫の考察でもロボット達は感情に関する実験をされていたという説があがったので可能性はありそう。

ここでもんだーい!
パノプティコン(監獄)から逃げ出したのはだーれだ?
はい、「ロンド」「ナイデ」ですね。
ロンドとナイデはキャロル7号と11号です。(相思相愛リフレクションより)

じゃあ、砂の城を作ったのはだれになるかなー?
高い確率で彼らだよねー!ヒョエー!

📌過去→現在→未来

この話の中で「過去→現在→未来」の思想はいいものとして扱われている。
また、「過去→未来」の思想が悪いと扱われていることも書かれている。
ではここで、「過去→未来」を悪い概念とする場合のストーリーを考えてみよう。
過去の実績を見て未来を諦める「どうせ○○できない」といったことが口癖になっていたとか。
これに対して「現在」を入れ込んでいい言葉として扱うようにするには、現在の行動で未来はいかようにも変えられるという可能性を提示すれば意味はいい方向に転じられる。

📌夢遊病信者

この監視社会で信仰が生まれるなら「自由」が教義でなければならない
せめて夢の中では自由にという願いから、夢遊病そのものを信仰したのではないか。
また、その症状に似た実績や現象があったのではないか。
だからこそ社会問題として取り上げられるまでになったのかもしれない。
※ここでの「信仰」は「崇拝」ではなく「すがる」に近い感情の流れのイメージ

📌蜃気楼

蜃気楼は虚像を写し出す現象。虚像と言えばホログラムやWWW辺りの事を指していそうである。
そしてこの蜃気楼は後に全てを覆うらしい。
ホログラムの実体化が起こっているなんて考察もしたことから、もしかしたら、虚像世界が世界を侵食してきているのかもしれない。

…今さら気付いたけど、ホログラムの実体化考察のアウトプットしてないじゃん。これはパラソムニアの歌詞の中の「誰かの噓は本当になってる」というところから、「嘘=虚像」「本当=現実」として捉えて、ホログラムの実体化ではないかという仮説を立てたというものです。

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