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【ヒメヒナ考察】「アダムとマダム」のMV考察

HIMEHINA Past Song MV化 Project…。助かる…!!可視化助かる!!!アニメ第一話冒頭で数カットだけ出てきたシーンが第20話くらいで回収される時みたいにワクワクしますね!!わかります?わかって?ありがとう!
ということで、歌詞考察では全然わからんなぁと思ってた「アダムとマダム」がなんと一発目に来てくれました。何やら不穏な情報がチラチラ見えてきましたね。一体どういう意味なのやら。ミルクパズルを組み立てるような気持ちですが、解けない謎は無いということで考察ジャングルに潜っていきましょう。


📌この街は洪水に流された?

今回のこの街の破壊は洪水によってなされたのではというのが私の今の見解だ。これは以前のゴゴノートで洪水という言葉が使われていたからというのもあるが今まで頻繁に海要素が出てきていたからというのもある。

創られた世界があるというが僕らはそれを知らない
流された世界があるというが僕らはそれを知らない
神獣が跋扈した世界も、時を失った世界も
幾度となく壊されては再生する世界を僕らは知らない
僕らは本当は、あまり多くを知らない
きっとアダムとマダム達だけが全ての罪と記憶を背負っているのかもしれない

「アダムとマダム」のYouTubeのLinerNotes

ノアの箱舟を知っているだろうか。旧約聖書に書かれている大洪水の話で、神様のお告げを聞いたノアが家族や動物などを大きな箱舟に乗せることで来る大洪水から難を逃れたみたいなお話だ。前々からこの構図がどこかにありそうだと思っていたので、ここにあったかといった心境である。では、このヒメヒナの物語においてもノアの箱舟のように神様からのお告げでという話がそのままくるのかという話になるが、恐らくそう単純な話ではないと思う。

これは支配者層であるMADAM達が"機械との戦い"において洪水を引き起こして戦いに決着をつけたのではないかというのが今の私の考えである。
細かいところは追って話していこう。

奥で横たわる機械達

📌MADAMSって何?

恐らく今回のMVで一番熱い考察がここになるだろう。ちょくちょく出てくる割には掴みどころがなかったMADAMS達だったが、今回シルエットが出てきて、さらにずっと気になってた24という数字との関連性が出てきたとあっちゃ眠れる考察民も目を覚ますというもの。
これまでの情報を整理しながら迫っていこう。

「神様気取りのマダムたち」から彼らが本質的には神ではなく、神のような力(または影響力?)を持った別の者であるということがわかる。そして24といえば「琥珀」で語られた「24の王」だ。神も王も支配的な特性から親和性はとても高いと言えるだろう。

彼らの姿は人に近いものもあるが異形の姿なども多く見受けられ、かなりバラエティに富んでいる。少なくとも一種ではない。神ではないという情報と共にこれらの姿を見るとなんとなく「妖怪」という言葉が頭をよぎってくる。ゴゴノートの「神獣が跋扈する」という表現にもマッチする。そして、妖怪要素のある歌詞といえば「WWW」だ。

WWWと関連付くなら彼らの姿形の自由性に納得感が出てくる。私目線、WWWは幻人の話だと考えているのでMADAMSというのは幻人にあたるものではないかと思っている。ただ、幻人がどのようにして誕生するのかはまだ分からないので「元々猿人では?ロボ人では?」という考察はまたの機会にしよう。

洪水の考察でも触れたがMADAMSはこの世界でかなり支配者層側にいる。そうなるとマザドラで出てきた監視の特性を持ったMの眼ともシナジーが出てくる。

洪水のような天災を引き起こす事ができるというのは一体どういうことなのか分からないが、卵創思想を先導したのはMADAMSという線は強そうに思える。MADMSが神であるなら受胎告知という表現もおさまりがいい。

ちなみに、MADAMSの数である24という数字はアダムの肋骨の本数と一致するらしい。もしかしたら彼らはアダムの複製体なのかもしれない。

📌2対の像

藍の華以来ようやく下半身が見れた2対の像。
特殊な趣味で無ければ2人の"女性"で確定していいだろう。

「藍の華」より

となると男性であるアダム(ミスリードでなければ)はこの像ではないだろう。ちなみに今のところ、アダムは「錫杖の男」か「科学者」で迷ってる。
また、「琥珀」の文からアダムとカールは別の人物の可能性が高い。

ADAMと二十四の王が口を揃える夜に
KARLは涙を落としながら筆を走らせた
「何でもいい、誰か愛した人を返してくれ」

「琥珀」より

そして、MADAMSが24の王で、さらにあの姿形ならこの2対の像はアダムとマダムではないといえる。

そうなると次に候補として上がってくるのは「リリアン」「青い女」という組み合わせだろう。
2人の女性であるということからしっくりくるところではある。

そうなってくると、以前から話題に上がっていたリリアン=MADAMSという説は以前に比べて弱くなったという見方もできるだろう。
ちなみに、アダムとイヴの物語にはイヴの前にリリスという妻がいたという話もあるのでその点だけみると青い女はイヴという名前だったりしないかなと思ったりもしている。

リリアン?
青い女?

ちなみにちなみになのだが、めちゃくちゃあの絵本の読み聞かせをしている女性のことをリリアンって思っているのだが(「ねえリリアン」の前後に居たし)、ヒバリのMVをもう少しよく見ていくと「神よ、科学よ、イブよ」のところでも例のリリアンと同じシルエットが出ている。青い女がリリアンのクローンであるなら隠してる意味も納得できるが、逆も考えられるので本確定しているわけではない。

シルエットは同MV内のリリアンと同じ


📌ヒトガタは神か?

ちょっとここで「ヒトガタ」について思ったことがあるのでいくつか寄り道していく。

実は愛包の歌詞考察をしているときから少し引っかかっていたことがある。
愛包の「常灯の人提灯(ニンライト)」の部分、ここは提灯暗航ライブの表現と思っているが、言葉の意味がちょっと引っ掛かっている。

「常灯」というは神仏の前に昼夜問わず常にともしておく灯火のことで、その後にニンライトが出てくるということは、構図上ヒメヒナを神として捉えているように見える。メタ読みをするとまあそうだろうなんて思ったりもするが、ここで琥珀の身体の複製に関する画像を見ると「ヒトガタも神の複製品だろうに」という物知り気な発言が書かれている。

右から7~8列目あたりに書かれている

そのまま解釈すればヒトガタは神ではないとなるが、神話では人が神になるなんて話はよくあるのでなにかしらの出来事をもって神の領域にきたというのも一つの可能性としてあるだろう。

また、MADAMSも神様気取りという言葉からヒトガタ同様に神ではないという共通点がある。この事からMADAMSもヒトガタもしくはヒトガタの亜種(姿形が違うので)である可能性も考えられる。
また、この物語ではヒトの定義が揺らいでおり姿形が人間でないからといって必ずしもヒトではないと断定できるものではないことは気に留めておこう。

ボクらはあまり自分の事を知らない
ボクらはあまりヒトについて知らない
ならばどうして
異形の者をヒトでないと断ずる事が出来ようか

「Int:What i am」歌詞カードより

📌ヒトガタになるためには?

先ほどの琥珀の身体の画像の他の言葉も眺めているときに一つ思いついたことがあるのでメモ書きの気持ちで書いておく。先に要素を箇条書きにする。
・ヒトガタは神の複製品
・リリアンの子を複製した?(ヒメヒナ?)
・複製は電照の谷で(幻人?)
・MADAMSという神々が支配する卵創思想社会と受胎告知
・ゴゴノートでrevival the ambroid(再生琥珀)とincarnation(神が人間の形をとること)が並べられている
・姫父神を誑し

これらの要素をまとめて思いついた物語構成を書いてみたのが下記だ。

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永遠の琥珀の身体をもった存在、幻人(ヒトガタ)になるためにはMADAMSの承認が必要だった。
ヒメとヒナは長くは生きられなかった。そして彼女らはMADAMSに虐げられる人種であった。親であるリリアンは彼女らを生かすためにMADAMSに取り入った。そして信頼を勝ち取ったリリアンはMADAMSにヒトガタになる承認を得た。
ヒトガタになる仕組みは一度元の生命で実質的な死を経てから別の肉体へと受肉することで完成する。
このとき、リリアンはその権利をヒメに移譲し、ヒトガタにした。
そして、そのヒメを複製することでヒナも創った。
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こんな感じだ。
もしかしたらそのことがMADAMS達にバレてリリアンが処刑されてしまうという話もあるのではないか。
他にもリリアンの複製であるイヴ(青い女)の娘がヒナだったみたいな話もあるかもしれない。
想像は尽きない。

📌リリアンは人?ロボット?

ここでちょっと気になるのはリリアンって人間なの?って話だ。リリアンロボット説の中心となっているのは、ヒバリでの登場シーンにて彼女の手が光沢を放っているように見えるというもの。となりのヒメヒナ達の手と明らかに違う。メタリックな手袋とかで無い限りは機械の腕だろう。

リリアンがロボットの場合、親子の関係とは一体どういうものなのだろうか。ララの歌詞にある「アンドロイドは電気猫を飼うのですか」に表れているのか?まだわからない。
もしかしたら先ほどの考察のように、ヒメヒナ達をヒトガタにするためにMADAMSを騙した罰で猿人からロボ人にされてしまったという話もあるかもしれない。とても神話でありそうな話だがこれは妄想話。

話をアダマダMVに戻そう。

📌箱について

これをじっくり見た時、室内用の植物栽培キットによく似ているなと思った。電灯部分から紫外線を当てて疑似的に日光を再現しているとかなんとかいう代物だ。
彼女たちを植物として捉えるとこの箱の中でしか生きられないという状況が浮かんでくる。比喩的表現なのか見たままなのかは分からないが、例えばこのエリアからしばらく離れると死んでしまうという縛りがあるとかはどうだろう。だとすれば3分ガールのような時間制限的要素がうまくハマりそうな感じがする。

他にもこの箱にはユリ3つ葉紋の紙がある。それぞれ順に見ていこう。

ユリはキリスト教関連では聖母マリアと関連付けられる。聖母マリアといえば受胎告知。このときガブリエルの手に握られていたのが白百合だったとかなんとか。また、キリスト教では白い百合のことを"マドンナリリー"とも言うそうだ(おや?)。
白いユリの花言葉も並べておこう。「純潔」「無垢」「威厳」「無邪気」「高貴」「自尊心」「栄華」。

3つ葉紋の紙はこの箱の状況が関連している計画書や解説書みたいなものではないかと考えている。3つ葉紋については後ほどしっかり触れようと思うのでここではこんな感じで。

水については2つ程候補がある。1つは植物を育てるための水。とはいえ常時シャワーみたいなのもシュールなので生きるための何かの水要素として見ておくのが妥当かもしれない。2つ目は、洪水。この街で起こった洪水の際にまさにノアの箱舟のような役割を担ったのがこの箱だったりするのではというのが私の考えだ。またはさらに比喩的に捉えるならヒトガタ(箱の身)になることでこの洪水の被害から回避できたというのも一つの見方としてありかもしれない。

街の惨状に絶望するヒメヒナ

箱についての他の情報も書いておこう。
ライブでヒメヒナが入っている箱はアークと呼ばれている。これは旧約聖書でいうところの契約の箱で、モーセの十戒が入っている。ちなみにアークは今はどこにあるのか分からない状態になっている。
他にも、「あどけない世界に止まない歌を」の歌詞にも「くるまった《母≠箱》の中 ボクの未来は生まれた」とある。詳細は分からないが箱というのが出生に関わる要素であるというのはなんとなく察せられる。ここはMV化されるのだろうか。ワクワク
「空っぽの箱庭」をどう扱うかは各々に任せる。

📌焚火のシーン

ヒバリで出てきた焚火の場所。
今回ここで注目すべきはヒナへのフォーカスだろう。

「ヒバリ」MVより

それでは気になるシーンを見ていこう。

ヒナは「エゴの実」のところで食べる動作をしているように見える。原罪とも呼ばれる知恵の実というのは善悪を知る実である。エゴの実がそのまま物語に登場しなくて比喩表現として使われているのであれば、ヒナは何か重大な秘密を知ったのではないだろうか。他にもマザードラッグで正気を失っていたところから脱する方法を知ったという線も考えられそうだ。

ヒメがどういう状態かは分からないが、パート分けで考えるとヒメはヒナに「話してよ」と説明を求めている。これは想像だが、例えばヒナはMによる催眠状態が解けていてヒメが催眠状態の中にあるとした場合、さらにヒメの目にはMの眼による監視がついているのだとしたらヒナは秘密を話せないという状況ができる。また、ヒメが行こうとしているところ(MADAMSのところ)へは行かせたくないということで手を掴んだままにしているとかならヒメが離してよと言うのも納得できそうだ。この辺りは具体的な情報が必要なのでなんとも。

「君は幸せになるために生まれた」という歌詞でヒナにかなりしっかりフォーカスがあたっている。そして、その後何かの真実を知ったであろうヒナが悲しむようなシーンが続いている。

彼女が見たのは自分たちの顔と3つ葉紋が描かれた本。この書物こそとある壮大な計画の計画書だったのではないだろうか。あるいは預言書かもしれない。それも絶望的な未来が記されたものであったのかもしれない。だからこそ後半の歌詞で「未来を描くとか壊すとか」と言っているのかもしれない。

もう一つ思いついたのがヒメが生贄になるという話。これはこの物語に太陽を信仰するアステカ神話の要素がありそうだというところからきている。ヒナは幸せになるために生まれたけど、ヒメはそうではないという爆重構図だ。ただ、あの箱の光、陽の光が届かない街を見ると無くはない話のように思えてしまう。真実を知ったヒナが言い淀むのも納得だし、掴んで離さないのも納得できる。

WWW考察ではこのメキシカンな衣装からアステカ神話との繋がりの着想を得た
「太陽系デスコ」より

あと、さらっと流すところだったがこのフォーカスによって「君」=「ヒナ」という紐づきが出たことも忘れてはならない。今まで「君」が出てくるときは相手の固有名詞がわからなかったりふわふわしていた。歌詞検索が捗るところであるがいざ調べて見るととんでもなく多いし、ヒナ作詞のところにも使われている2人称でもあり、完全に「君」=「ヒナ」と断定するには早すぎるのでここでの深掘りはしない。

📌教会について

例の2対の像がある教会(?)。像の件は前述の通りなので置いておいて、ここにはいつも見ている三つ葉紋とはまた別の3つ葉紋がある。私はこれをいつも見ている3つ葉紋の原形ではないかと私は考えている。

なんとなくだがこの教会のガラスは葉を意識した装飾になっているように見える。窓の格子は少しむりやりな見方だが細胞を表現していないかと考えている。その流れで柱の丸い模様の意味は真核細胞ではないかと考えている。

どうして少し無理めにでもそう見ようとしたのかといえばヒトガタで出てきた3つ葉紋に関する構造説明の紙があったからだ。

「ヒトガタ」の例のシーンを少し明るくしてみた

とても見づらいが読めるところを解読するとこの各葉の中にそれぞれ同様に真核細胞がありデータ(記憶?)、魂、殻が含まれていると書かれている。

この教会の3つ葉紋が今の3つ葉紋の前身となっているのであれば細胞要素は欠かせないはずだ。さて、細胞の話が出てきたことで思い出すのが提灯暗航ライブで出てきたハイムだ。単細胞核移植がどうとか言っているシーンだがクローン研究をしているようだ。

単細胞核移植にはまだ問題がある
卵細胞の生成において母からの取得は難しく我々の体細胞から誘導多能性幹細胞を生成し母のmtDNAを含んだ卵細胞へと分化させる必要がありそうだ
道のりは長い
それに記憶のセルフフリーズは長期保管に難がある
全神経回路の完全なマッピング情報は胚に含むこともできない
孵化後の個体に対して行うのであれば情報をどこかにプールしなければならないが――
度重なる戦争と疫病で街はすっかり変わってしまった
ハインは気丈に振る舞ってはいるが時折塞ぎ込んだように暗い目をしている
神は一体この世界に何を望んでいるのだろうか
今はまだ辿り着く事のできない真実を僕等は探しにいく
会えない時間は千年の時を超えるかもしれないが、それでもいい
この時代に生きるよりは――

清浄の地にて同じままの二人で会えることを希う
ハイム

提灯暗航ライブのハイムのシーン

もしもハイムが研究を完成させて大きな事を成したとすれば、その功績を讃えて極端なところ信仰の域にまで達することも考えられる。そう、この説を推す場合、奥にいる像はハイムである可能性が高まってくる。

この教会については「色」についても触れておきたい。

MV後半でこの教会がマザドラ配色になる。そして、意味ありげに分かれるようにして像に光が当たってる。さらに他のシーンも見るとヒメとヒナで赤と青を対比していると言いたいような演出意識があるように思える。

「マザードラッグ」で使われている強い赤と青の配色と似ている(ちょっと考えすぎ?)
こういう演出が多く盛り込まれている

神喰姫のXFDにも似た演出があるし、歌詞の中にも赤と青についての言及があるので何かしらの意図は絶対あるはずだ。

「神喰姫」提灯暗航XFDより

話を戻してマザードラッグがここに関与すると仮定するのならば、あの世界描写との繋げて考えることができるようになる。先ほどMADAMSとMの眼の関連性はありそうと考察したところなのでその説をさらに補強するような気持ちになる。

教会の赤青ライティングは斜めに当てられており、手前は赤、奥は青といった感じになっている。手前にはユリの模様が描かれている。ではユリは赤の要素なのか。と思ったのだが、ヒナの入っている青い箱の中にもユリはあるので断定できるものではない。

床のユリ模様
ヒナの箱の中にもユリがある

今のところ赤は大地・太陽・血といった要素、青は海・夜・月の要素があるのかなぁとふんわり思っているくらいだ。まあでも情報もたくさん出てきているしそろそろ色考察をしっかり始める頃合いなのかもしれない。

ちなみにふと思った事がある。今まで赤や青の演出にはとても注目してきてはいるが、色にはもう一つの要素として「黄色」、もしくは「金色」というのが出てくるのではと感じている。
今回のMVも前半の教会は黄色っぽいし、流れ行く命も黄色、琥珀の身体も黄色、他にも黄色のライティングが出るところは多い。あまりあれもこれもと言うのはさすがに違うとは思うが一番の引っ掛かりは流れ行く命のMVのストーリー進行がこの3色によって構成されているからである(黄→青→赤という進行)。いずれにしてもこの過去曲MV化にあたって注視したい表現の一つである。

「流れ行く命」の黄色のシーン(セピアとも言えるか?)
「流れ行く命」の青色のシーン
「流れ行く命」の赤色のシーン 流れ行く命は以上の3色でストーリーを構成している

📌心葉樹があるシーン

心葉樹、大きな赤い手、割れた赤い球、そして荒れ果てた大地。
中央の樹が「心葉樹」であることについてはゴゴさんシャンパンポロリ事件から確定情報として出ている(笑)。
大きな手といえば廻廻奇譚を除けば藍の華の像だろう。あちらの像では菊か蓮の花を持ってる(少なくともマザドラに出てくる蓮とは特徴は違う)。
赤い割れた球の中からは光が漏れておりヒメヒナはそれに目掛けて手を伸ばしている。

「ヒトガタ」の心葉樹。アダマダの樹はこれと同一。
「藍の華」より
「マザードラッグ」より
藍の華ライブのこのハートと近しいものは感じてはいる

非常に抽象的でなんとも言い難いところであるが、今回は「割れた赤い球」についてフォーカスしようと思う

大きな2つの手で何かを掴むという構図が藍の華と対比的な構造で使われているのだとしたら、この球には花の要素があるということになる。

藍の華の像の間の花は灰色ではあるが、同じ花が最初に出てきてそちらは赤である。この花の種類が未だに菊か蓮で悩むのだが、どちらにせよ命に関する要素は含まれるだろう。それも死を意味するような感じの。
マザドラも絡むだろうというところで考えると仏教の輪廻転生あたりの概念が持ち込まれていそうだなと感じるところである。

また、光に関しては今回のMVでいうところの屋内栽培キットのような箱が思いつく。

これも植物目線で考えて「光が生命線である」という見方をすれば、同じ命関連で紐づけることは可能だ。まあ的を絞った見方ではあるが、ここまでの考察を考えると悪くはない着眼点だとは思う。

この流れで今思いついているのが、ヒトガタになるためには考察で書いたような物語で、ヒトガタになるための一度目の死を迎えようとしているの構図なのではないかというもの。
あの考察と紐づけながら考えると、「輪廻電生」という表現も納得感が出てくる。また、構図が提灯暗航ライブのキービジュアルと似ているというのもこの説を推したい理由の一つである。
まあまだまだ次の情報に期待という段階だ。

この構図とよく似ている


ということで、いかがだったでしょうか???
まだまだわかんないっすね!
MVの抽象化レベルがどんどん進んでいってると感じるのは私だけですかね?ぴぎぃ!!!だがな、極まれば極まるほど尻尾は出てくるものなのだよヌフフ…。
まあ、でも実際いよいよ共通要素が見え始めてきたので、今から考察始めても結構駆け上がってはこれるかも?考察タグも超久しぶりに盛り上がってましたしね。おじさん感動しちゃったよ。HIMEHINA Past Song MV化 Projectはまだまだ続くと思うのでこれを機に考察に挑戦し始めるのもいいかもですよ?ね?楽しいよ?おいでよ?一緒に終わらないフルマラソンを走ろう?ね?

それでは今回はこの辺りで。
ごきげんよう!


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