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【ヒメヒナ考察】「人間界不適合者」の歌詞考察(2023/6/14時点)

発言の主観がどこにあるのかで全く意味が変わるだろう言葉No.1「ヒト」。前提のストーリーが確定していない以上、全ての可能性を残したうえで考察を進めなければならないという脳トレ。それがヒメヒナ考察。
とはいえ、ちょこちょこ決め打ちで検討していかないと時間と脳みそが足りなくなってしまうし、考察のアウトプットも無駄に長くなってしまうのです。要領の良さが試されている気がする。それがヒメヒナ考察。

僕だけかなぁ?

では、先にゴゴ先生の赤ペン解説を貼っておきましょう。アリガタヤアリガタヤ


📌この曲での「ヒト」の定義

この曲は「ヒト」の定義によって見方が変わってくる。
「人間」は分かりやすいが、「ロボット」の場合でも一応ストーリー次第では成立する。
ここでは可能性の高い方の「人間」の定義で進めよう。

📌ヒトの祭りと人間珊瑚

上記定義ならヒトの祭「人間」が楽しむ祭りであり「ロボット」はおもしろくないものである。
戦いにしてはなにやら平和そうな様子だったり、肩が当たりそうになるくらい近くにいる。
そんな彼らを攻撃するのではなく無視するような行動だ。
ここで人間珊瑚はどういう意味か考えてみよう。ヒトガタMVを思い出して見よう。あたりに散らばるロボットの残骸。そこから伸びる手足はまるで珊瑚のようにも思える。

ヒトの祭りとは、もしかして科学発展により有機アンドロイドが開発され、鉄のロボットが不要になったことを祝う祭典のことではないだろうか。
その場合、ここで語られる「ヒエラルキー」は人間とロボットだけでなく有機アンドロイドと鉄のロボットの関係性も表しているのではないだろうか

📌ヒトの営み

上記仮定ならこれは「科学発展」を指す。

📌人間界不適合者

これは鉄のロボット達の事。
有機アンドロイドより劣っていて時代遅れとなった彼らは人間社会での居場所を無くしてしまった。
彼らは逃げるように心の地を探す。

📌アルバムビジュアルとの親和性

「心海」「もう一度立ち上がり泳げ」など深海要素が出てくる。
アルバムジャケット裏側には深海に沈む機械が描かれている
そして、提灯鮟鱇は機械でできている
もしかすると、この後の展開で彼ら機械たちは希望の光を持って再登場するのかもしれない

📌有機アンドロイドと鉄のロボットとの違い

これはヒバリ文書右上の文章を読むとその一端が書かれている。
心情表現プログラムにおいて鉄の身体より有機的な身体の方が再帰性があるのだそうだ。
ここのヒバリ文書右上の日本語文はこの後に書いておく。

また、ここの表現から感じるのはこの人間社会においてのロボットは心のリアリティが評価指標となっているということだ。
これは神の病理実験体という言葉と関わってくるかもしれない

📌ヒバリ文書右上

ジョージ!あの子たちは一体どこ?早く夜の舞踏会の準備をしなくてはならないのに!ああ、なんてこと、ドレスが気に入らないからってまさか別の服を買いに行ったというの!?困ったわ早く連れ戻さなくちゃ。それはそうと…プログラムの進みはどう?やはり再帰性をパーフェクトにするのには道のりは長そうね。いえ、ダメよ。あくまでオーガニックよ。ええ、心の創出と表層化には時間がかかるし揺らぎが発生するのは分かるけど心が揺らぐのは私たちも同じよ。感情の安定なんて望んではいけない。望めば同じ轍を踏むことになるわよ。大変、もうこんな時間!早くあの子らを連れ戻してちょうだい!

📌XFDの月

ちなみにの話。XFDでこれでもかってぐらい月を出してたのにこの歌詞の中では月を見出せなかった。他の歌詞を考察しているとなんとなくロボット側に月要素が寄っているように思えるがどうなんだろうか。

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