01　シャドウラン・コデックス発売！

カバーイラスト：士貴智志
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　……という訳でお待たせいたしました。『シャドウラン・コデックス』発売です。ちなみに、この記事のタイトル画像は関係者しか持ってない校正用PDFから切り抜きました。役得ですね。

　本書では日本語で『シャドウラン 5th Edition』を遊ばれるユーザー向けに2070年代のシアトルと新東京の設定を紹介しています。僕の書いたシャドウラン裁定集とかもありますが、その話はまた後日改めてするとしまして。

　50年後の日本帝国で遊ぶにしちゃあ、なんかひと味足りねえ気がしないかい？　Chummerチャマ？

　いや帝政復活とかメタ差別とかヤクザとかはええんよ。日本人から見ても「そういうとこあるよな」って気もするし。これでもかとぶっ込まれた勘違い日本語／和風要素とか、ちらほら見えるアニメ・ゲームネタとかも、僕らにはお馴染みの光景だ。

　でもさあ。

　そういうノリで遊ぶんだったら、アレが欲しいよね。ほら、アレだよアレ。

　そうだ、格闘技ひっさつわざだ。コイツがなくちゃあ始まらねえ。

　という訳で、募集します。『Role & Roll』誌で募集してる（Vol.228掲載予定）日本帝国の設定とは別口で。

02　新東京の格闘技スタイルを作ろう

「第六世界の新東京にふさわしい、オリジナルの格闘技」を募集します。

(1).　募集要項

『シャドウラン・コデックス』で紹介されている新東京セッティングのランにふさわしい、新東京で2070年代に有名な、または流行している格闘技を皆さんと作っていこうという企画です。
　募集するのは
・格闘技スタイル（設定、使用可能な技法、対応する技能など）
・技法（効果、対応する技能や戦闘動作など）
　の2つです。どちらか一方の応募でも構いません。またルール的な効果や書式を厳密に書く必要はありません。「こんな戦闘動作が欲しい」というアイデアや要望でも構いません。
・投稿者のお名前をわかる形で明記してください。明記がない場合は「無名のランナー」として掲載させていただきます。
　

　優秀作数点を翻訳チームで調整し、『シャドウラン 5th Edition』対応データとしてnoteに掲載し表彰いたします。この際、実際のテキスト、ルール上の効果や数値は変更される場合があります。また、複数のアイデアをまとめてひとつのデータとして掲載させていただく場合があります。応募の時点でこうした調整に必要な改変とnoteへの掲載に同意したものとさせていただきます。ご了承ください。

(2).　仕様

　実際に作成されるデータは以下のような想定になっています。データを作成する際の参考にしてください（応募されるデータが下記の通りになっている必要はありません。断片的なアイデアでもOKです）。

・ひとつの格闘技スタイルには1～3個の対応する技能と、6個の使用可能な技法（「暗闇を打つ」と「内家」を除く）が設定されます。
・技法の効果としては以下を参考にしてください。
　特定の状況でダメージ＋1／限定的な状況でダメージ＋2
　特定の状況でリミット（【精度】）＋1／限定的な状況でリミット（【精度】）＋2
　特定の状況でリーチ＋1
　特定の状況でAP－2／限定的な状況でAP－4
　特定の状況でダイスプール＋2／限定的な状況でダイスプール＋4※
　戦闘動作ひとつに習熟する（戦闘動作の内容を設定してください）

※ダイスプールへのマイナス修正を打ち消すものを含みます

特定の状況の例：キャラクターが突撃した、2つ以上の武器を装備して攻撃した、リーチ2以上の武器を使用して攻撃、「ブロック」を宣言したなど
限定的な状況の例：敵の体を遮蔽に取っている、複数の敵に接触のみの攻撃、組み伏せしている／組み伏せを受けているなど

(3).　禁則事項

・存命中の人名、実在する商標や商品名、継続中の民間団体名は使用できません。「東郷重位を開祖とする～」というような歴史上の人物や流派、公的機関や特殊部隊を題材にするのは構いませんが、文脈によって変更させていただく場合があります。総合格闘技やパルクールなど比較的新しい競技を題材にする場合は特に注意してください。
・架空の固有名詞であっても、他作品との関連性が強く想起されるものについては変更させていただく場合があります。

(4).　作例

格闘技スタイル：鬼動隊きどうたい戦闘術
　前世紀から続く歴史あるこの戦闘術は、暴動鎮圧用の盾を巧みに操って相手の移動経路を塞ぐことに特化しており、日本帝国の警察組織において特に重用されています。
　対応する技能：〈特殊近接武器（バリスティック・シールド）〉、〈特殊近接武器（ライオット・シールド）〉
　使用可能な技法：バーブド・フック、突き返し、樫の構え（突撃に対する防御）、複数の相手からの防御（味方がいる）、不通の岩、剣と盾

技法：剣と盾ソード＆シールド
　右手に剣、左手に盾を構える伝統的な剣士のスタイルは、現代においてピストルとライオット・シールドを構えるSWATの戦術に取り入れられました。この技法は盾やもう一方の武器を陽動として用いることにより、攻撃の命中率を向上させます。一方の手に盾（バリスティック・シールドなど）を構えている時、もう一方の手にも何らかの武器を構えているなら、そのどちらかを使用した攻撃の身体リミットまたは【精度】が＋1されます。

(5).　宛先

　募集要項をご覧の上、「　shadowrunners@mbr.nifty.com　」までメールにてお送りください。

(6).　募集期限と掲載について

　2024年1月31日23時59分までにお寄せいただいた投稿から、選考・調整の上でnote記事として掲載させていただきます。発表は2月中を予定していますが、テストプレイの日程上遅くなる場合があります。