泡が出るうちはシャンパーニュとは呼べない
ワインの魅力に取り憑かれたのは、あるお店がきっかけだった。
世界中どこを旅しても、結局はここに戻ってきてしまう。ガイドブックには決して載らない店。
10年ほど前、東浩紀さんと「ゲンロンカフェを作ろう」と約束したのもこのお店だった。僕にとっては特別な店で、特に思い入れのあるお店だ。
しかしコロナ禍でしばらく休業が続いていた。
先日、近くに立ち寄った際にふらりと顔を出したら、最近営業を再開していたらしいので珍しく予約してから再訪した。
この店は、いつも至高という言葉の意味を