昨日の投稿のつづき


昨日、試しに自分のトロフィ類をメルカリに出品してみて、実際にどんな気持ちになったかと言うと…なんか、凹んだ。

写真だけだと誤解を招きそうだったので、一応 私の意図は中国語にも翻訳して別投稿してみたものの…まぁ、そんなのイチイチ読まない人のほうが大半だろうし、写真だけだと過去の栄光自慢してる人にしか見えない気がして、クソだせぇなぁと感じてしまった。

ただ、オリンピックの金メダリストが自分のメダルを売却した事例は10件ほどあるらしく、その平均売却値は500~1000万円。
最高額はアトランタ五輪ボクシング金メダリストの約1億円で、その選手は全額を自国の教育基金に寄付したそうである。

他の選手の売却動機も「医療機関へ寄付するため」や「娘の将来のため」といったもの。
そういうお金の循環って、良いよね。
落札者にとっても。

で、昨日の私のトロフィ出品と彼ら五輪メダリストのメダル売却は知名度の他にも付加価値に違いがあることに気づいた。それは、素材です。

オリンピックの金メダルは、約370gの純銀に約6gの純金をコーティングして造られるので、今日の相場だと約8万5千円分の素材価値がある。

NFTの場合でも、このデジタルデータは主にイーサリアムという暗号通貨を素材にして造られ、1つのNFTを造るには今日の相場で約2~3万円分のイーサリアムが必要になる…らしい。

金も銀も暗号通貨も地球上に存在する総量は限られており、そもそも素材自体に希少価値がある。それが私のトロフィやウルトラマラソンの金メダルとの違いである。

また、chatGPTに聞いてみたところ、一度つくったNFTを元の暗号資産に戻してイーサリアムそのものの価値として日本円に換金することはできます。とのこと

なので、「競技記録のNFTをつくるビジネス」とは、アナログで例えると「純金に競技記録を彫ったメダルをオーダーメイドでつくれるサービス」みたいな感じかな

例えば、還暦をすぎてサロマ湖100kmマラソンに初挑戦、完走したおじいちゃんが、あまりに嬉しかったので記念に純金を加工したメダルを特注したとする。

そして30年後…

孫:「祖父の遺品を整理していたらこんな物が出てきたんですが、買い取ってもらうことって出来ますか?」

質屋:「あぁコレは記念メダルとしての付加価値はないけど、今は金の相場が当時の2倍なので、純金としての価格で買い取りますよ」

孫:「ホントですか!やったぁ」

謎の男:「お待ちなさいお嬢さん。この親父に騙されてはいけません。貴方の祖父は晩年に伝説の老人ランナーと呼ばれるまでになった御人なのでこの男に売るよりオークションに出してみた方が高値で売れるかもしれませんよ」

孫:「わかりました。試してみますね」

質屋:「営業妨害で訴えるぞ!この畜生め!」

結果…

その純金の記念メダルは元値の500倍で落札され、彼女はそのお金で謎の男といっしょに宇宙旅行を謳歌する楽しい人生をおくりましたとさ。
めでたしめでたし。

みたいなことが、純金のメダルの代わりにNFTを造っといた場合にも起こるかもしれない。

わかんないけど。

ちなみに昨日の中国語投稿の方で、トライアスリートの競技支援をしている台湾のとある企業の方から「私達の会社では選手へNFTを発行する準備を進めているよ」とコメントもらえました。

一般にはまだ理解されにくいNFTのスポーツ活用を実際に進めてる人と繋がれたのは、とりあえずは嬉しい。
台湾などのIT技術の進んだ海外のほうがこういうアイディアは実現されやすいのかな、とそんなことを感じた今日このごろです。

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