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イギリス総選挙①

こんにちは!しおりです!

今日は12日に行われたイギリス総選挙について書きます!

国民感情と選挙結果について、と人々のの政治への関心について主にお話しします。

まず、知っている人もいるかもしれませんが、ボリスジョンソン率いる保守党が勝利しました。

得票率43.6%と圧倒的勝利と言えるでしょう。

私は開票が行われるまで、一般的なイギリス政治に対する国民の感情がよくわかっていなかったのですが、もしかしたら労働党が勝つかも?なんて思っていました。

理由としては、

①私の周りで政治について語る友人の多くは労働党支持だったこと、
②Brexitに賛成する人に会ったことがなかったこと

が挙げられます。

①について、政治について語る友人の多くは、フェミニストでした。
Feminist Societyで出会った友人やFeminismに関する授業で出会った友人。

マイノリティの権利を主張する人の多くは労働党支持なのです。
Vote LabourというシールをPCに貼っている友人もいました。
だから労働党支持者が多く見えたのですね。

さらに、保守党支持の友人は、労働党支持の人の方がSNSで政治に関して発言する傾向があるのだと言っていました。

確かにそれは私も感じます。
現状に異議を唱える人は、目に見えるところで発言しがちというのはうなずける理由でしょう。

だから、私は労働党支持者の方が多いようなきがしていました。

②について、一般的にBrexit反対派は、若者、特に学生に多いと言われています。さらに、都市に住む人にも反対派が多いのです。

私の住んでいるSheffieldはそんなに大きくないと言えどCityであり、学生都市だと言えます。
そうなると必然的に私の出会うイギリス人にはBrexit反対派が多くなるのです。

これは、地域別の投票結果です。青が保守党、赤が労働党です。

黒い◯をつけたところがSheffieldです。

そして友人によると、今回保守党が勝った理由として、Brexitに賛成した人が多いということもあるが、「労働党に投票したくなかった」という層が多いことも挙げられるとのこと。

労働党の党首Jeremy Corbyn氏は、かなり過激な発言が多かったことでよく取り上げられていました。

実際、今回保守党得票率43.6%、労働党得票率32.2%とかなり差は大きいものの、
前回の選挙と比較すると、保守党の得票率は+1.2%なのに対し、労働党は-7.8%でした。

労働党というのは、もともと名前の通り労働者階級に支持されており、保守党というのは、ミドルクラスに支持される政党でした。

しかし最近は、労働党による労働者への配慮が感じられず、彼らの票が離れたともいわれています。
保守党が掲げるEU離脱が労働者階級を引き寄せたのでしょうか。

上の地図でも、ロンドンの周りの地域で保守党が支持されていることがわかります。

こうして見てみると、今回の争点は明らかにBrexitだったとは思いますが、最大野党労働党の党首Jeremy Corbyn氏の発言や態度も大きな影響を与えたのだなと思いました。

なぜこんな風にイギリス選挙を分析しようと思ったか、それはあまりにも皆選挙の話ばかりしているからです。
選挙前からもっと情勢を学んでおけばよかったなあ、、と後悔しています。

長くなってしまったので今日はここで終わりにしますが、次回は、人々の政治への関心についてお話ししようと思います。

読んでくださってありがとうございました。
今日書いた内容は私自身もまだ勉強不足な点がたくさんあると思うので、「ここは違うよ!」というところがあったら教えてください。

ではまた~

(2019.12.14)

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